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si   作者: 半信半疑
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対想

Aimerさんの歌に触発されて。

「先のこと」


 叶ったかもしれない未来に

 思いを馳せることは、

 今の私を、徐々に蝕んでいくことに

 違いない。

 そう思い込まないと、前に進めない。

 切立った崖から飛び降りるために、

 今、前を向く。

 昔として処理するのは、

 もう少し後で。



「君想う」


 強張った君の顔。

 そっとふれる。

 やさしく、こわさないように。

 ゆっくりとつつみこむ。

 手のひらで、

 私のちっぽけな手のひらで。

 そうして伝える。

 無理に笑わなくていい、と。

 あなたはあなたのままでいい、と。



「ゆびを咥えた子どものように」


 其れはまるで氷の車輪。

 いつか壊れてしまう存在。

 それでも今は保っている。

 両足が思うように動かない。

 軋み、妬み、苦しみ。

 視線の先には、赤の夕暮。

 それが欲しかった。

 それだけでよかった。



「赤の夕暮」はあえて抽象的に。

私のイメージは夕暮れ時に、寄り添う恋人たちを見る男性(失恋中なのかも…)。

でも、核としては「誰かのやさしさ」。

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