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si   作者: 半信半疑
25/47

日曜日

「わずらう」


 毒。

 それは、毒だった。

 ゆっくりと全身を廻ってゆく毒。

 気づくと全てが遅かった。

 抗うこともできずに侵される。

 けれど、それを良しとしている、

 自分がいる。

 彼女は笑う。

 美しく、あでやかな笑みで。



「幻」


 日曜日の光に囚われ、

 体は睡眠を欲している。

 青を映す瞳は

 遠くを見据えたまま。

 そして、

 全てはまどろみの中に。



香姿こうし


 香る花の紅白に、

 誘われ現る蝶が舞う。

 雨粒あたり、濡れた花、

 彼女は何処かへ飛び去った。

 独り見る夜の君の身は、

 手も届かずに消えていく。


 

休みが終わる。


「わずらう」は男性視点で書きました。最初に名詞をもってくる書き方を試していた気がします。ふりがなを追加しました。

「幻」を書いていた時は、終わってしまう休みを嘆いていました。日曜日関連でTHE NEUTRALさんの『日曜日の太陽』を聴いていました。定期的に聴きたくなるんです。

「香姿」は声に出した時の感じを意識しました。タイトルは後付けで、内容を先に書いてましたね。半ば連想ゲームみたいに。最初は【花】と【紅白】から書き始めたんだと思います。

―追記日 2017/5/8

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