何よりも肯定するために
マージナル・オペレーションを読んでいたら、思わず書きたくなった。
内容はあんまり関係ないけれど。
「今、この場所で」
コーヒーにミルクを入れた
少しずつ混ざりゆく液体
口にふくむ
やわらかになったのかもしれない
秒針の音と、機械からもれるピアノの音と、
ゆっくりとふけていく空の音
一つにまざったこの場所で
私は生きている
「どうか」
どうか、安らかな日々を。
犯した罪を償い続ける生に対して、
これまでの痛みを帳消しにするような、
やわらかな木漏れ日を。
そこに求めているような罰はないかもしれない。
けれど、覚えていてほしい。
私はあなたに、笑っていてほしいということを。
今日は建国記念日らしい。
「どうか」 刑→罰 2017/02/11 改稿
同じ日ということで、補足等を。
「今、この場所で」は、詩のまんまです。ゆっくりとふけていくとあるので夕方ごろに書いたんだと思います。同じような書き方をよくするので多分そうです。
「どうか」は、その時読んでいた小説に影響されたものです。主人公視点というよりも、第三者視点で書いたものですね。投稿した時は、「刑」と書いていたのですが、やっぱり「罰」にします。「刑」にしていたのは、人間の法に則って犯した罪に適した刑を実行する、みたいな意味合いを持たせたかったのかもしれません。
—追記日 2017/02/11