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初投稿記念日
「蟻について」
蟻がいた。
おしりの部分がぷっくりとふくらんだ、可愛らしい蟻が、
私の右手の親指に存在していた。
いつの間に私の身体の一部に飛びついたのか。
全く気付かなかった。
ちょこちょこと動き回り、
上へ下へ。
ときにその道をふさぎ、ときに指の橋をかける私。
この蟻はいつまで私のもとにいてくれるだろうか。
「子」
沈む夕日
彼らの楽しそうな声
からからと回る遊具
砂場に取り残されたスコップ
カラスが鳴くからもう帰ろ
一人つぶやく
どこまでも伸びる影
家に着くころには消えていた