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彼とはまるで家族のように過ごした。

「四季、今日、仕事で遅くなるから先寝てて」

彼はアルバイトというものをしていた。

ここではアルバイトという仕事をして対価としてお金を貰ってそのお金で生活しているのだ。


私は外すらも出しては貰えない。

食べ物は毎日彼が買ってきた材料で作って食べていた。

料理も少しずつだが出来るようになった。


なにもない部屋で毎日1人で過ごすのは退屈だ。

外では楽しそうな子供の声も聞こえる。

「私はいくつなんだろう、作られたのが最近、だから1歳になるのかな?」

そんなことを考えていると階段を上る彼の足音が聞こえた。


「四季」

そう呼ぶ彼の声が聞こえる。

「おかえりなさい。ご飯食べますか?」

「ありがとう、大丈夫」

彼はいつも悲しそうに微笑んでいた。


「四季は毎日楽しいかい?」

「楽しいです、一緒に居られるのなら」

本心でそう伝えた、彼と一緒に居られるだけで私は幸せだったから。


「そうか、良かった。

四季、約束だ、何が合ってもここで僕の帰りを待っていてくれ」

「わかりました。四季はずっといつまでもここにいます。」

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