入部
私立大根中学の歴史は誰も知らず、ただひとつだけ分かるのは知ってもなん意味もないということだ。
さてこの中学には多くの部活がありそどれもがそれなりの人数がいる。
しかし理科部だけはこの数年間誰も入って来なかった。
そんな理科部に三人の新入部員が来たのだ。
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「すいませーん。理科部ってここですか?」
そういったのは、寺田 芳美。普通の人っぽいが実はかなりの力持ち。成績は中の上。
「ああ!何て楽しみなんだろう!なんの実験ができるのだろう!?」
彼女は、黒口 舞。バイオレンスな雰囲気をいつも醸し出している。成績は下の中だ。しかし理科はトップの成績である。
そして最後に真面目そうな青年がなにも言わずに入ってきた。
彼の名前は平澤 健。
かなりの真面目君であり成績は上の中。しかし性癖に難があり、かなりのMである。
芳美「あれー?誰もいないな。」
舞「誰かいないのか?」
そのとき、ガタンッ!と大きな音がして棚が揺れた。
皆が一斉に棚を見た。
するとそこには
「上」
とだけ書かれた紙がはってあった。
三人が恐る恐る上を見るとさっきまでなかった人体模型が吊るされていた。
「ギャァァァァァ!!!」
そう叫ぶと芳美は、おもいっきり人体模型を殴った。
すると人体模型はバラバラに砕け中から若い人が出てきた。
「やあやあ、どうも。私は理科部の顧問の片吉 源三郎です。」
芳美「なんだ人がいたのか…ってなんで人体模型のなかにいるんですか!?」
源三郎「そりゃ人体模型が家だからだよ。君に粉々にされたけど…」
芳美「わ…私が悪いんですか?」
源三郎「まあとにかく新入部員が来てくれてよかったよ。理科部の主な活動はあまり決まってないから適当にそこら辺の道具を勝手に使っていろんな実験してね~」
芳美「そんな適当でいいんだ…」
舞「よし!まずはこの薬品とこの薬品を合わせてみよう!」
源三郎「あっ!そこらへんの薬品はだいぶ使ってなくて違うものになってるから気をつけてね」
舞「えっ…」
どっかーん!!
健「あっ… きもちいい…」
こんな感じで私立大根中学の科学部が始まったのであった。