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――詩――

自分の時計、君の時計

作者: P.N.なの

同時に動く2つの時計、2つの秒針

いつも同時にまわっている


今ごろ誰といるのだろうか

今もまだ、一人かも知れない

余計なお世話かもね


自分の時計も、君の時計も同じもの

プレゼントした同じもの


今も持っているだろうか

たった一つの贈物だったけど

短い付き合いだったけど

別れがはっきりしないけど

今はもう会えない、会わない


一度ずれた時計、一日一秒ずれる時計

いっそ止まっていたら今日2回は会えたかも知れない


校舎の1階から狭い中庭覗く窓辺に

二人黙り込んでいたこともあったっけ


最後になるかも知れないと焦ったあの日の自分の行動

結局最後だったあの後ろ姿


一度となりのホームで見かけたあの娘

もしかしたら4年後の君だったのかも知れない

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― 新着の感想 ―
[良い点] 時計と2人を重ねて書かれているのが、情緒があって良いですね。 追いかけ追われ、離れては近づく時計の針、色々考えちゃいました。
2013/07/11 22:52 退会済み
管理
[良い点] 時間の概念がわかりやすくて、私はいいと思います [一言] ときどき、あの人 クラスの○○に似ているよね という会話があるのですが、その人は○○の何年後かの姿なのかもしれませんね
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