監視オペレータからの脱出とキャバ嬢たちの努力
最近、若いキャバ嬢が仕事前に英語、韓国語、中国語を勉強していると知った。
偉いなぁと思う一方で、ふと二十代の自分を思い出す。
毎晩、会社から帰ってクタクタの身体でテキストを開いた。
あの頃はとにかく資格を取らないと生き残れない気がしていた。
メインフレームの監視オペレータという牢獄から脱出するために、必死だったのだ。
しかも職場にはクソみたいな上司がいて、
「お前そんな資格を取って何になるの?」と平然と言い放つタイプ。
資格は会社のためじゃなく自分のために取ったが、
あの時のハゲ上司のニヤついた顔は10年以上経った今でも許せない。
キャバ嬢も俺も、やってることは同じだ。
未来の自分のために今を削っている。
ただ違うのは、俺はITヒエラルキーの最底辺で将来性のなさと夜勤を含めた不規則労働に追い詰められ逃げるため、彼女たちはシャンパンタワーのために自発的に学んでいる、ということくらい。
……いや、思い出したらやっぱり腹立つわ。
せめて今くらいは、当時必死で勉強していた自分に「よくやったな」と言ってやりたい。
そしてあのハゲ上司には心の中で中指を立てておく。
後書きですが、当時のハゲ上司はその上の上司に「定年を待つだけの社員」と論じられてました!
\(^o^)/