適正
掲載日:2021/11/16
実力を伴う者が、時に自分より弱い者に敗れることがある。実力を超えた何かが、弱い者に勝利をもたらすことがある。
各々が持つ能力には、違いがある。強い面、弱い面。性能や特性は多々ある。
能力の違いは、時に相手の能力の強みを打ち消し、時に自らの弱みを打ち消す。違いは歯車の歯と同様であり、「能力」という歯車の回転を止めたり進めたりする力を持つ。
違いの歯が噛み合った時、人はそれを「適正」と呼ぶのだ。
弱い者が、時に実力を伴う者を打ち破ることがある。能力の違いによる生まれる適正が、実力を伴う者に敗北をもたらすことがある。
だが自分の能力がどんな違いを持っているのか、相手の能力に噛み合う違いであるのかどうかは、目で確かめることは出来ない。そして能力を歯車と定義するのであれば、噛み合っただけで相手の歯車の回転を止められるとは限らないことは想像出来るはずだ。
戦力差のある者同士の戦いで実力者を打ち破れる者は、適正を見出すこと、適正を超えることを可能とする者。その者はきっと、「強い者」と言えるだろう。




