序文:という名の前説
人類いや、亜人(最近はこのような表現も種族間の平等の観点から問題視されるが有効な代替表現がないのでここでは使用する)も含めてすべての知的生命体にとって、空を自由に飛び回り大規模な災害に匹敵する被害をもたらす竜に対抗する方法を入手することは長年の悲願であった。
最初の画期はドワーフが鉱山で発見した魔石であった。これは外部から刺激を与えることで魔力と呼ばれるエネルギーを放出することがわかり、それを利用した魔法が発明されるに及んで初めて竜に有効な攻撃方法を手に入れうことができた。後に一部の生物からも魔石が得られることがわかると、これらの生物は魔物と呼ばれるようになり、魔石の安定的な供給が可能になったことで魔法が爆発的に普及した。しかしながら空を自由に飛ぶ竜に魔法を当てるのは至難の業であり、竜が知的生命体全体の脅威であることに変わりはなかった。
そこで、空を自由に飛ぶ竜に魔法を当てるために、竜に接近する手段が模索され始めた。ここに至って飛行器の開発が始まるのである。
はい、とうとう始めてしまいました。今回も思いつきなので本体のストーリーもまだ決まっていません。設定厨なのでそうじゃないといつまでも始められないのです。
それでは、作者にもどうなるかわからない、というか不安しかない作品の始まり始まり~