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オオカミさんとマイミーと現代社会の闇

作者: 花園倉

少女マイミー(5歳)

夜、森の中を少女は歩いていました。名前はマイミー。


 マイミーは、とあるお屋敷に立ち寄りました。


 マイミーは長い間、歩いてお腹がペコペコでした。


 家から出てきたお爺さんに「ごはんが食べたい」とお願いをしました。


 するとお爺さんは、「汚いの〜っ近づくな!!」と言い、マイミーを蹴飛ばしました。


 そしてお爺さんは、マイミーを門の外に勢いよく投げました。


 マイミーは足に怪我をして、その門の前で「ヒクッヒクッッ」と泣いてしまいました。


 マイミーが泣いていると、門の外に置かれた犬小屋から、オオカミさんが出てきました。


 オオカミさんは、マイミーの怪我をしたところ舐め始めました。


 そしてマイミーは、舐めているオオカミさんの頭を「ヨシヨシ…」と優しくなでてあげました。


 オオカミさんは嬉しくてしっぽを大きく振り、マイミーの顔を「ペロペロ」と舐めまわしました。


 顔中舐め回されて、すっかり泣き止んだマイミーは、お腹が空きすぎて「くぅ〜…」って、お腹が鳴ってしまいました。


 それを聞いたオオカミさんは、犬小屋からエサのお肉をマイミーの目の前におきました。


 マイミーは、「いいの?」と聞き、オオカミさんは「くぅん〜」と鳴いて、エサをさしだしました。


 マイミーは嬉しくて、オオカミさんにキスをしました。


 オオカミさんも嬉しくて、遠吠えをしました。


「ワォーー!」と叫んだその瞬間でした。


「バンッ」と銃声とともに、オオカミさんは倒れてしまいました。


 マイミーは、何が起こったのか分からず、それを見て、無言で涙を流し始めました。


 撃ったのは猟師さんでした。


 猟師さんは「危なかったね〜」と言い、オオカミさんを抱えて何処かに消えてしまいました。


 マイミーは「オオカミさん…オオカミさん…」と泣きながら、オオカミさんが車で遠くに連れて行かれるのを見ていることしかできませんでした。


 銃声に気づいたお屋敷のお爺さんは急いで門のところまで来ました。


 そして、マイミーに聞きました。


「おい!ここにいたオオカミはどうした?」

「オオカミさん…オオカミさん…オオカミさん…オオカミさん…」


 マイミーは、泣きながらそれを繰り返しブツブツとつぶやいていました。


 そしてお爺さんは首輪が外れてるのをそれを見て、「お前か!お前のせいで大事なオオカミを盗られたのか!!」っと怒りました。


 マイミーは、ずっとブツブツ独り言をつぶやいてました。


 それを見かねたお屋敷のお爺さんは、家から銃を持ってきて、少女の体を「バーン!」と撃ち抜きました。


 撃ち抜かれたマイミーは夢を見ました。オオカミさんとお花畑で遊ぶ自分の姿を…。


 最後にお爺さんは、「オオカミを盗られたうらみを味わえ!この孤児め!!」っとそう言い、お屋敷戻って行きました。


 マイミーは倒れこんでまた泣き、そして泣き疲れて…深い…深い…眠りに誘われ(いざなわれ)て行きました。


読んでいただきありがとうございます!


正直、書いた本人がブルーになってしまうという…_(:3」∠)_

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