黄金ジェツト
黄金ジェット
UFO研究家や宇宙考古学者達が、古代に宇宙人がやって来て、地球に文明を築き上げたと主張する時、取り上げるのがコロンビアの首都ボコダにある国立銀行黄金博物館に展示されている、「黄金ジェット」だ。
「黄金ジェット」は紀元前200から紀元800年頃に栄えたプレ・コロンビア文化の装身具で、ジェット機の模型だと言われている。
数多く発掘された物は、平均的な長さは約6センチ、幅約5センチ、高さ1.5センチ程度で比較的小さい。
「黄金ジェット」は、航空機でいう機首・コックピット・主翼・胴体・垂直尾翼・水平尾翼が見事に揃っている。
航空研究所の専門家は、航空力学的に見て理に適っており、超高速飛行が可能だと判断した。
実際レプリカを造り飛ばすと、見事に飛行したそうだ。
当時のコスタリカで高度な飛行技術が発達し、航空機を製造し大空をとんでいたのだろうか!
そうしてナスカの地上絵も関係あるのだろうか!
ますます謎が深まるばかりである。
黄金ジェットだけを見ていると分からないかもしれないが、同じような黄金製の装身具は全て「動物形態像」なのだ。
発見当初は鳥か蛾、あるいは飛び魚を象ったものと思われていた。しかし、動物形態像は、カエルや犬、鳥、ジャガーなどのように、模倣された動物がすぐにそれと分かる造りになっているのに対し、黄金シャトルに限っては、はっきり特定できるほど似通った動物がいなかったのだ。
特定できないからといって、古代のデルタ型戦闘機が動物形態像に混じって模されていると考えるのはかなり無理がある。
黄金ジェットには口と思われる切れ込みや目玉に相当する二つの突起物があり、何らかの動物を模した物であることは明白だからだ。
黄金ジェットと寸分違わぬ動物は、すでにアマゾン川流域で発見されているのである。
その動物はプレコと呼ばれる魚類である。
日本で言うなら「ナマズ」に当たるが、南米産のプレコは模様が非常にハデで、鑑賞魚としても十分楽しめる。黄金の装身具にする価値は十分にあると言えるだろう。
形は、胸ビレが巨大なデルタ型をしていて、尾ヒレは真上に大きくそそり立っている。
頭から先は楕円形になっていて、背ビレは、ちょうど黄金ジェットの突起部分にあたる。さらに、腹ビレは胸ビレと同じく、飛行機の後翼のように左右に大きく開いているのである。
黄金ジェットの正体はまぎれもなく、プレコと言う魚だ。
黄金ジェットも僕のオーパーツのリストから外そう。