オーパーツ
まえおき
オーパーツとは"Out Of Place Artifacts"の略で、日本語では「場違いな遺物」「時代錯誤遺物」の意。
発掘された遺跡や遺物が、その当時では考えられないほど高度な技術が使ってあるものや
ありえない物、又は、近代において発見された知識が、何百年も前の遺物に書かれていたものなどです。
いままで、人類の文明の始まりは世界4大文明(エジプト文明、黄河文明、インダス文明、メソポタミア文明)だと考えられていました。
しかし、この定説そのものがすでに疑問視されてきています。なぜかというとこの常識を疑うに足る証拠が近年、続々と発見されてきているからです。
公式測定された年代当時の科学技術をはるかに超えたオーパーツは現在の歴史学では説明できないのです。この世界のミステリーを一緒に楽しみましょう。
ピリ・レイスの地図
1929年、かつてトルコの首都であったコンスタンチノープル(現イスタンブール)のトプカプ宮殿内部から不思議な地図が発見された。
地図はアフリカ・カモシカの皮に記された断片二枚で、1528年の日付けもあり、ピリ・イブン・ハジ・メメッドの署名があった。
ピリ・レイス(レイスは船長という意味)の地図とよばれるこの地図には我々が学んできた歴史ではつじつまが合わない2つの大きな謎がある。
1、 その時代発見されていないはずの南極大陸、そして紀元前1万3000年から紀元前4000年の間の南極に氷が無い時代で海面が現在よりも低い時代の地形を描いている事。
2、 高度26,000kmというスペースシャトルの8倍以上の高度から見たのと同じ縮尺の地図だという事。
南極大陸が始めて発見されたのは約180年前の1818年、トルコの海賊達が活躍していた500年前はまだ南極大陸の存在すら知られていなかったのにと思っていると、尚も不思議な事が発見された。
地図の付記に「コピー」と書き残こされていた。
コピーということはもっと前に参考にされた地図があるということになる。
彼がこの地図の制作にあたって約2,000年前の「マッパ・ムンディス」と呼ばれるアレキサンダー大王の時代の「人間が住むあらゆる世界が示された地図」を参考にしたと書き残している。 太古に描かれた地図がコピーをくり返して出来上がったのがピリ・レイスの地図なのだ。
地質学上の証拠にしたがうと、南極大陸に氷が無い時代は紀元前1万3000年から紀元前4000年の間(今から1万5000年前〜6000年前の間)となる。
1万数千年前の時代は、ラスコーの洞窟にウシなどの動物が描かれていた時代で人類は原始的な生活をしていたはずだ。
最古の文明といわれているシュメールよりさらに1万年前である。
文明が無いと言われてきた時代にスペースシャトルの8倍以上の高さから見た地形をどうやって描いたのか謎がますます深まる。
ピリ・レイスの地図の外にも古代の地図が発見されていた。
ピリ・レイスの生きていた時代よりさらに約200年前の1339年のダルサートのポルトラノと呼ばれる地図はヨーロッパ、地中海を正確に描き、アイルランドからドン川に至るまでの精度は16世紀になっても誰も知らなかった知識をもとに描かれていた。
そのポルトラノの作成者達は、あの消え失せた世界最初の大図書館、アレクサンドリア図書館に保管されていた地図やマケドニヤのアレクサンダー時代の地図を模写したと書き残している。
このことはピリ・レイスの地図も同様だった。
2,200年も前、地球の全周を数パーセントの誤差で測定したエラトステネスはアレクサンドリア図書館の館長だった。技術的天才だったアルキメデス、「自動機械」という本を書いたヘロン、知識は心臓ではなく脳に宿っていることを明らかにしたヘロフィロス、幾何学を体系化したユークリッド、星座図を作ったヒッパルコスも、皆この図書館の常連だった。
アレクサンドリア図書館ここが原点なのだ。
アレクサンドリア図書館、その70万冊ともいわれた蔵書の中に、古地図の原図があったのだ。
これら一連の古地図が物語っていることは、かつて、超古代とよばれる非常に古い時代に、全世界に及ぶ大文明が存在し、地図作成者たちが統一された技術水準をもって、同一の方法で、同程度の数学知識を持って、おそらくは同じ器具類を用いて全世界の地図を作成したのではないだろうか。
氷河期に宇宙空間を飛行出来るような高度に発達した文明が地球のどこかで繁栄していたが衰退し、その英知の一部がシュメールへと受け継がれ、やがてアレクサンドリア図書館に辿り着いた。
その古地図の原図のコピーを入手しピリ・レイスの地図を描いたのだ。
最古の文明といわれているシュメールは謎の多い文明といわれている。この文明は、現在の文明のすべての基礎をもっていた。神殿の建築技術、船や車輪による輸送手段から芸術的な衣類、装飾品、調理法、法律、裁判制度、音楽、楽器などあらゆるものが揃った文明だったのだ。
そして、奇妙なことにそれに続く他の文明(バビロニア、エジプト、ローマ、インダスなど)より進化していた。
後の文明より前の文明が進化していたとは、変な話しであって、シュメール以前に現代より進化した文明があったとしか考えられない。
僕達の文明は5000年くらいでここまでなったのだから、5000年という年月で現代より優れた文明があったのかもしれない。
その一部がアレクサンドリア図書館に残されていたのだ。
後は核戦争のような物が起きて跡形も無く消えてしまったのかも知れない。
マヤ文明では5000年が一区切りとされ、西暦2015年で破滅がくると予言されている。
地球を痛めつけている僕達も一度消えて、又猿から進化する道を辿るのかもしれない。
古代に現代より優れた文明があったのではないかと思ったが、ピリ・レイスの地図を見ていると、「本当に正確なのかな」という疑問を持った。
地図をなぞってみると、大西洋、アフリカ、南アメリカなどだと思うが僕の知識の中の世界地図とはかけ離れている。
南アメリカと南極大陸が陸つづきのようにも見える。キューバだと思うが形も違う。いくつか島も点在するが、そんなところに島は無い。
とてもスペースシャトル以上の技術を持った人々が作成した物をコピーしたとは思えない。
ピリ・レイスは3年の年月をかけて33枚の地図を作成した。当時アフリカ・カモシカの皮なる紙は高価だったらしい。
この地図は長方形でなく、左下が欠けている。始めから左下の欠けている紙で作成して、南アフリカを書ききれず90度に曲げ書いたのではないのか。それでも目的の航海する為の地図だとしたら、支障はないはずだ。
正確でなく、南極も実は南アフリカだった。そんな事かもしれない!
では外の古代地図はどうだろうか!
南極大陸が描かれているとしてよく紹介されるのは、オロンテウスの地図(1531年作成)、メルカトルの地図(1538年作成)、ビュアッシュの地図(1737年作成)、ミリティウスの地図(1590年作成)、フランチェスコ・ロザエリの地図(1508年作成)などがある
これらの地図は、いずれも南極大陸が発見された1818年よりも前に作成されている。
やはり古代に現代より優れた文明はたったのだろうか!
オロンテウスの地図、メルカトルの地図、ビュアッシュの地図、ミリティウスの地図、フランチェスコ・ロザエリの地図、これらの地図は、いずれも南極大陸が発見された1818年よりも前に作成されているとされているが、だが実際に地図を見てみると、何かが足りない気がしないだろうか?
地図をよく見ると、そこには、ある文字が書かれているのに気付く。
フランチェスコ・ロザエリの地図と、メルカトルの地図は文字がつぶれて判別できないが、残りの3つには上に示した文字が書かれている。
「テラ・オーストラリス」という文字だ。
当時は、まだヨーロッパ人たちはオーストラリアを発見していなが、1522年、フェルディナンド・マゼラン一行は、オーストラリアに上陸こそしていないが、近くまでは行っていたのだ。
メルカトルの地図には南極大陸と思われるところは「マゼラン地方」と書かれてある。
オロンテウスの地図には最近発見された「南の土地」と書かれてある
地図に描かれていた南極は、超古代文明人の知識を参考にしたのではなく、マゼランたちの情報を参考にしてオーストラリア大陸を想像で描いたものだ。
疑問なのは、「後の文明より前の文明が進化していたとは、変な話しであって、シュメール以前に現代より進化した文明があったとしか考えられない。」文明は引き継がれたのでなく、違う場所で生まれ、そして消滅していったと考えればつじつまが合う。
結論
ピリ・レイスの地図は南アメリカ、他の古代地図は想像のオーストラリア大陸であって、シュメール以前に現代より進化した文明は存在しなかった。
ピリ・レイスの地図は僕のオーパーツのリストから外そう。