悩みの種
キェェエエ!!
「あたしが一発かましてやろう…。」
そういうなりメニュー画面を開き、その中から鎌を取りだし構える。
怪物は勢いよく降下し四人に向かって近づいていく。
それと同時にライムはしゃがみこみ、怪物の足へとしがみつく。
「おぉ!頑張れ!!!ライム!!私も補佐するよ!!」
そう言うとマカは杖をかざし集中すると呪文を唱える。
「いきます!ヴァンアロー!!…で。」
マカがそう言うと共に大きな一つの炎の矢が現れ鳥の羽へと突き刺さる。
キェェ!!
「わ!あ!あっぷない!手加減しろ!」
ライムは痛みで暴れまわる怪物に落ちないように必死にしがみつき振り落とされないようにするのがやっとだ。
「あぶねーよ、もっとちがうのないか?」
「え!?え、えっと…。」
あわてふためくマカにライトは冷静にアドバイスする。
「何か相手の動きを封じる魔法とか…そんなのはありますか?」
「うぅ、あたし攻撃魔法しか覚えてない…。」
そのときライムは鳥の足から頭に移りかかっていた。
暴れる怪物の頭に勢いよく鎌を振るい落とす。
それと共に、怪物は奇声をあげ、一つ一つパズルのように離れ消えていく。
これがこの世界では敵を倒したと言うことだ。
だが、鳥が消えると共にライムも三人のいる下に真っ逆さまに落ちていく。
「はぁ、…とりあえず誰か受け止めて…。」
真っ青な空を眺めながらため息を一つ吐く。
その時まだ落ちはじめて間もないときフワッと体が浮く。
「え…。」
「大丈夫か?」
気がつくとライムはアゲハにお姫様だっこで受け止められていた。
アゲハは音を出しその音源で音符を繰り出しその上を飛びながら移動することができる。
踏む度に音がなり、使っているときは本当に男か?というくらい可愛らしいものである。
「あ、…ありがとう。」
「ん。」
フワリと音符が下にさがりライムとアゲハは無事陸地へと到着した。
「大丈夫でした?」
ライトが心配しながら近寄ってきたがマカは少しだけ距離をおいているようだ。
(…ライム…もしかして…)
少しだけ悲しそうな目でライムを見ているとライムがマカの方を向く。
「?どうしたんだ?マカ?」
「べ、べべべ、別に!何でもない!!」
「?」
マカはライムの目線から反らすと後ろに向き胸に手を当てて困り果てていた。
ライムもそんなマカをみて、疑問に思い聞いてみることにするが、その前にアゲハが話しかけてくる。
「お前なー!あんま無茶すんなよ!ヒヤヒヤするだろうが!」
「はいはい、大丈夫だって、これからはしないって…。」
ライムはアゲハと目を合わせないように話すがアゲハは見逃さない。
「まー、俺に感謝しろよな♪なんたって俺の「あー!もう!どこまでも恩着せがましわね!」なんだと!?」
二人の喧嘩を必死に止めるライトを見ながらマカはため息を一つ誰にも気づかれないように吐いた。




