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詐欺1

詐欺の話が始まります。

家の中を見てみると高校受験の時に買った必勝祈願のお守りがあった。


ボロボロになってしまってこれでは受かりそうにない。


これを病気のお爺さんに高値で売れば結構儲かるのではないだろうか。




病院へ行くとお婆さんがベンチに座っていた。


長年連れ添った夫が病気で寿命が残り僅かだそうだ。



そこでお守りを売りつけることにした。


これで治ると言うとものすごく喜んだ。


千円というのは安過ぎただろうか、もう一度別の人に何か売りつけてやろうかと思っていたら、看護師さんが俺の方へと歩いてきた。

看護師さんは結構美人です。

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