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四話

「う~ん、どういう事だろう・・・」


俺は、腕を組んで悩んでいた。


「昨日は夜にご飯を食べただけで、その後は何も食べていないのに空腹感がない。それに昨晩はなかなか寝れなかったような気がする。どうしてだろう。」


俺は昨日の事を考えていた。昨日はギルドで登録後、宿に戻ったけれど、正直お腹が減っていなかった。しかし、何も食べないのも悪いと思い食べたが、結構少なかったような気がする。まあ、この身体が小食なのかもしれないが、その後、着替えてベットに入ったが、なかなか眠れなかった。むしろ、ほとんど寝てない気がする。


「だが、身体に以上は無いな・・・」


俺は不思議に思いステータスを確認した。


名前:レイ

性別:女

年齢:17

状態:健康


「名前が新しく追加されていること以外特に問題ないな・・・やはり、この固定ってスキルが原因か。」


固定は今の状態を固定するだったので、もしかしてそのせいでお腹が減らないのだろうか・・・


「他にスキルなどに問題が無いか確認しよう。」


俺はそう思い、スキルポイントを振り分けれるか確認したが


「動かない。なんで?まさかスキルも固定なのか?」


スキルポイントが反応しなかった俺は、とにかくいろいろを調べることにした。そしたら


「固定の詳しい詳細が見れるとはな・・・」


どうやら固定のスキルは、今の状態。すなわち、スキルを取得したときの状態をそのまま固定してしまうスキルのようだ。そのため、お腹が減ったりしなければ睡眠をとる必要もない。また、体力、魔力ともに減少することもなく固定されるとのこと。また状態異常を無効にし、歳もとらない。だが、現在取得しているスキルも固定のため、これ以上の成長はしないと。これから習得(魔法以外)する新しいスキルに関しては習得可能とのこと。


「マジか・・・今のスキルはこれ以上成長できないか。メリットも大きいがデメリットも大きいな・・・交渉術:3なんだけど、大丈夫かな。」


当然スキルリセットなど無いので、残りの15ポイントは通常スキルを習得することが確定となった。当然、魔法は習得できない。


「こんなことなら、もっと詳細を確認しておけばよかった。」


「とはいえ、やってしまったことは仕方ない。今後のスキル習得は真剣に考えよう。また、この世界の知識(専門)も出来るだけ知りたいな。」


通常スキルは習得可能だったので努力次第ではスキルポイントなしで習得できるかもしれない。


「まずは、冒険者ギルドに・・・いや、武器を買いに行くか。」


思えば俺が使っているのは、そこそこの武器だが、元はアイリスが置いて行った武器だ。もしかしたら、武器から俺の情報が入るかもしれない。そう思い俺は、早速、武器を変えるために武器屋に行った。


「ここが武器屋か?」


俺は宿の店員に確認し、近くの武器屋に行った。


ガランッ


俺は、扉を開けた。


「おお!」


俺は店内の光景に目を輝かす。そこには、いろいろな武器がたくさん置いてあった。さすが異世界。興奮する。

俺は、剣が場所に移動したくさんの剣を見ながらまわっていると


「これは、日本刀?」


俺は日本刀によく似た剣を見つけた。


「ほ~、面白い物を取ったな?」


奥から店員が声をかけてきた。


「これは?」


俺は聞き返した。


「ああ、それはカタナって武器らしくてな。なんでも異世界人って名乗った人が作ったらしい。」


「異世界人?」


「ああ、何でもこことは違う世界から来たとか、何とか・・・まあ、本当か分からんがな。」


「(まあ、俺と言う異世界人がいるのだから。俺以外の異世界人がいても不思議ではないか・・)」


「で、そいつを買うのか?扱いが難しくなかなか使い手がいないんだ。」


「ふむ、そうだな。俺はこれを買うよ。いくらだ?」


「金貨3枚だ。」


「高いな・・・」


「そりゃ、珍しい武器だからな。」


「まあ、そうかもしれないな。」


俺は納得し金貨3枚支払った。


「で、お前さん。いい武器をもっているがそいつはどうするんだ?」


店員にそう言われ、俺は武器をどうするか考えた。


「(一度、鑑定してみるか。)」



宝剣:グランシャール

  ・王家に伝わる武器の一つ。


「(・・・いやいや、さすがにまずいだろう。短剣の方は・・・いや、見ないでおこう。)」


俺は考え


「すまない。これは売れないんだ。」


「そうか。残念。結構な名剣かと思ったんだが・・・」


「あははは」


俺は支払いを済ませ店を出た。この件は二度と出さないでおこうと俺はそう決めた。


「とりあえず、武器は新しくしたし。このまま、ギルドに行って、簡単な依頼を済まそうか。」


俺は、そのままギルドに向かって歩いた。


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