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八話

「準備は出来たな?」


俺は二人に声をかけた。


「はい、問題ありません。」


「大丈夫です。」


二人とも問題なく準備は出来ているようだ。


「さて、あとはブラッドの部下が来るのを待つまでか・・・」


しばらくして20名くらいの兵士がやってきた。


「貴女がレイ殿でよろしいでしょうか?」


一人の男が声をかけてきた。


「ああ、そうだ。」


俺はそう言った。


「了解しました。それでは早速、現場に行こうと思いますが問題ないですか?」


「ああ、こちらも準備ができている。」


「わかりました。それでは出発しましょう。」


男はそう言って歩き出したので俺たちも彼らの後を付いて行った。


「(実際は歩いて数時間くらいの場所なんだがな・・・)」


実際、冒険者たちが戦っている場所は、ここから歩いてそんなに遠くない。とは言っても、重症者などに関しては命に関わる為、やはり現場に回復魔法が使える人が待機した方がいいだろう。


「(初めの方は、そこまで深刻ではなかったはずなのだが・・・)」


俺は初めこそ、そこまで問題があるとは思っていなかったが、どうやらここ数日で変化があったようだ。


「(敵の攻撃が激しくなったのか・・・それとも増援が来たため対処できなくなったのか・・・)」


俺はそんなことを考えていると


「主様。ここは戦場です。考えながら移動すると、注意力に欠けてしまいます。」


アリサに言われてしまった。


「すまない。」


俺はそれだけ言って、考えをやめた。



数時間後



「到着したようだな。」


兵士の1人がそう言った。


「今のところは落ち着いているようだな。」


周りを見る限る戦闘している様な感じは取れなかった。


「念のために怪我人がいないか確認した方がいいな。」


「では我々は、ここの指揮官に挨拶に行ってきます。」


彼らはそう言って去って行った。


「じゃあ、俺たちも怪我人がいないか確認と現状の確認をするとしようか。」


俺はそう言ってアリサとエイを連れて移動した。


暫くして


「どうやら、これでけが人は全員のようだな。」


俺は怪我人を見て回っていた。


「その様ですね。今のところ大きな戦闘はないものの、やはり何度かの戦闘はあったようです。」


アリサが他の冒険者や兵士から情報を聞いてきてくれたようだ。


「ですが、それも日に日に戦闘回数が増えてきているようですね。」


アリサの話からすると、初めは数日に一回くらいの規模での戦闘だったが、今では一日に数回の戦闘が行われているようだ。


「そうか・・・なら今日も何度か戦闘があるかもしれないな。二人とも気を付けるように。」


俺は二人にそう言った。


「おう、お前たち来てくれたのか?」


振り向くとそこにはトールと複数の冒険者たちがいた。


「ああ、要請でこっちに来るよう言われた。」


「そうか、正直助かる。回復アイテムも無限にあるわけじゃないからな。」


トールが言うにはここ数日でポーションなどアイテムを使用する頻度が上がっているらしい。


「(・・・なるほど。俺がいれば少しはアイテムを使用する回数も減らせるというわけか。)」


「とりあえず。一度、司令官と話がしたいので、レイたちも一緒に来てくれ。」


「ああ、わかった。」


俺はそう言って、トールの後を付いて行った。



「よく来てくれました。私がここの責任者のレイチェルといます。」


そう言って向かい入れてくれたのがエルフの女性だった。


「彼女はブラッド殿の副官をしている者だ。」


トールがそう言って説明をしてくれた。


「立ち話も何ですので、一度中に入ってください。」


そう言われ俺たちは中に入った。


「まず、現在の状況を説明する前に・・・」


レイチェルはそう言ってアリサの前まで歩いて行った。


「お久しぶりです。アリサ団長。」


レイチェルがそう言って頭を下げた。


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