十一話
「はあ~、昨日は酷い目にあった。」
結局、昨日は二人に攻め続けられ、休むことが出来なかった。
「しかし、俺と違って二人の顔は生き生きしているな。」
俺は満足そうにしている二人を見てそう思った。
「まあ、今回は俺が悪いところもあるか・・・」
勘違いとはいえ、娼館によった俺にも悪いところがある。
「昨日の事はもうよそう・・・それよりも、これからについてだ。」
俺は昨日の答えを二人に伝えることにした。
「二人とも聞いてほしい。」
俺は二人に話しかける。二人とも俺が真剣な顔だったのか、さっきまでとは違い真面目な顔になった。
「昨日、考えた事なんだけど。やっぱり戦争に参加しようと思う。」
俺はそう言った。
「え?ですがそれだと主様は・・・」
「ああ、アイリスに会うかもしれないな。」
「ご主人様。どうしてですか?」
エイが不思議そうに聞いてきた。
「やっぱり、アリサの事を考えると参加した方がいいと思ったからだ。」
「主様。私の事は気にしなくてもよろしいですよ。」
「アリサ。君はすでに仲間だ。仲間が困っていたら助ける。当たり前だろ。もちらんエイもな。」
「主様・・・」
「それに今後、こういった場面が増えてくる可能性だってある。なら今のうちに経験を積んでおいた方がいい。」
今回はあくまでも後方支援だが、戦場の空気?ってのを覚えていた方がいいだろう。
「まあ、あくまで後方支援だけどね。」
最後に俺はそう言った。
「ありがとうございます。機会をくださって。」
アリサが頭を下げる。
「エイ。君は・・・」
「私も行きます。」
エイが即座にそう言った。
「うん。そう言うと思っていたよ。」
俺はそう言いい
「なら、今からギルドに行って。話をしようか。」
俺は二人を連れてギルドへ向かった。
ギルドマスター室にて
「そうか。参加してくれるか。」
俺はトールにそう言った。
「ああ、だが、あくまで後方支援のみだからな。」
前線なんてたまったものじゃない。
「ああ、もちろんだ。」
トールだがそう言った。
「さて、戦争に参加してもらえるという事で、前金の金貨100枚を渡そう。」
トールはそう言って金貨100枚を渡してきた。まあ、戦争に参加する準備するお金という事だろう。
「ああ、ありがとう。」
「この町を経つのが、ちょうど5日後だ。それまでに準備しておいてくれ。」
「わかった。」
俺はそれだけ言って、部屋を出た。
それから
「じゃあ、今から必要な買い出しをしようか。」
俺はそう言って二人を連れて、旅に必要な道具や非常食を買いに行った。
「俺自身はアイテムボックスを持っているけれど、はぐれた場合の事を考えて最低限、必要な物は持つように。」
俺はそう二人に命令した。その後
「最後に、装備と武器の買い替えだな。」
俺はそう言ったが
「主様。私たちは今のままでも問題ありませんが。」
「確かに、戦うにあたって最低限の装備はしているが、今回は戦争だ。いつまでかかるか分からないし、予備もない。なので今回は、メインの装備と武器を買って、戦力のアップにつなげようと思う。一応、オススメのお店はギルドで確認済みだ。」
いい武器などあれ戦力アップにもつながるし、戦いも楽になる。もちろん、自分に合わない武器や、高いだけで使えない武器などは論外だが・・・
「そう言うわけだから、二人とも行くよ。」
俺はそう言って二人を連れて行った。
「いらっしゃい。」
奥から男性の従業員が出てきた。
「本日はどのような用件で?」
「ああ、武器と装備が欲しい。」
そう俺は言った。
「かしこ参りました。ちなみにどういった装備を希望ですか?」
「そうだな。二人はどういったのがいい?」
俺が決めても文句は言わないだろうが、ここは二人に決めてもらいたい。
「主様。よろしいのですか?」
「ああ、構わない。」
俺は二人にそう言って従業員に
「ついでにこれの買取も頼む。」
俺はそう言って、ローブの中から出すようにし、宝剣と短剣を出した。
「え?これを売るんですか?」
「ああ、そうだ。」
「かしこ参りました。少々お待ちください。」
そう言って男性は奥に入って行った。




