三題噺第14弾「悪魔」「彗星」「最高のかけら」
“悪魔”に取り憑かれた少年がいた。
はじめは、精神異常者かと思われた少年は、どうして悪魔に取り憑かれたかわかったかというと、少年の影に悪魔の姿が見えたからだ。
悪魔に取り憑かれた少年は、物を壊したり、人を殺そうとしたりした。
エクソシストがみえて、除霊を試みた。だが、除霊に成功してもすぐに悪魔に取り憑かれた。
その少年は毎夜毎夜、エクソシストに除霊されては悪魔に憑かれるという不思議な現象に陥っていた。
ある日、その村に小さな“彗星”が落ちてきた。
その彗星は悪魔を除霊する不思議な力が宿っていて、毎夜毎夜エクソシストに除霊を受けていた少年は、たちまち悪魔に憑かれなくなった。
その彗星が“最高のかけら”になったのは必然だった。
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