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爆縮と体温の機知(2)

エピゴーネンは思う

カーブミラーの隅に

人が映る

先を歩いている人だった

黙々と歩いて行く

次のカーブで

その姿は見えなくなった

必要になっていたのか

少し寂しくなったけれど

歩いて行く理由は

それによって出来た


難しい話など

本当は何処にも無い

簡単な理由が

散らばっていて

鵜呑みにしながら

生活しているだけなのだ

他人の話を信用する理由を

あなたは他人に喋れるだろうか

全ての簡単な問いに

イライラしないだろうか


なんでこんな事も

分からないのだろう

思ったことがあったとしても

不思議じゃない

でも、説明しなければ

誰も分かろうとは思わない

それほど

他人は他人に興味が無い

個人主義的に生きる時

自分の意見を言うだろう

生きてきての意見だから

好きに言えるものだ


とある事柄を一つ受け取ると

これがガラリと変わる

周りも同じ事柄を

受け取っているからだ

自分が感じたことを

説明しなければならない

きっと、十倍は喋らなければ

伝わらないだろう

そして、伝わったとしても

全く同じでは無い

数学の証明

二行分でも伝われば

万々歳である


離れて行くことで

労力が増えることは

沢山あるのだ

コーヒーが飲めないも

伝わっていなければ

理解されることは無い

伝える時間を

いつ作るのか

他人は他人に興味が無い

覚えていると言える理由はあるか

結局は

これを作れるのかであり

それを繋がりと呼んだのだ


個人主義で

どうやって生きるのか

自分の説明書でも作って

配布し続けるのか

覚えていて貰う理由を

一つでも多く作った方が

労力としとは

少ないのではないか

どうでもいい

好きなようにしたらいい


カーブを曲がると

少し長い直線に入った

先には

あの背中の持ち主が

変わらず歩いている

これを繋がりと呼ぶか

目標としか呼ばないのか

判断はしない

自分のことで手一杯だ

こんな時に必要な物が

人であるなら

簡単で構わない

あの背中は

人との繋がりである

そう断言しよう

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