第82話(万障の森2/往路2/アートルムの町)
[八十二]
野営地を定め、夕食を済ませ、後片付けを終えると、お決まりのコーヒータイムに突入していた。
今回はDクラスのレフンテが居るので、念のために防御結界を張って欲しいと依頼され、アスピスは防御結界を野営地の中心となる焚火から少し広めに範囲を広げて、「結界」と唱えて条件を添え、マナで強化し、結界を作り終える。
アンリールのおかげで、腕はかなり上達し、自前の特殊なマナの効果もあって、アネモスのお墨付きにまで進歩していた。
あとは精霊術に関して学ぶだけである。
術自体は、やはり自前の特殊なマナの効果で通常よりも威力が高く発揮され、生み出せるマナも無限大ということで他の精霊使いよりも回数が多く使えるおかげで、精霊術に関してはアンリールも早々に合格点を出してくれてはいた。
現在は、レシピの作り方を教えてもらい始めたところである。
でも、最大の欠点ともいえるアスピスに与えられている課題の、ある瞬間を境に意識がぷっつり切れてしまうという、マナの使用量の限界値がまだ分かっていないのだ。先は未だまだ長そうだ。
そんなことを考えながら、フォルトゥーナの傍らに寝床を作り、横になっているレフンテの頭に軽く叩くようにして、本を差し出す。
敢えて、タイトルが見えないようにしているのは、温情である。
「返してあげる」
「当然だ! 盗むつもりだったのか?」
「冒険が始まったら、どこかへポイ捨てするか、焚火の灰にするか考えてたど。さすがにそれは止めてあげることにしただけ」
「お前最低だな」
「だから、やめてあげたんじゃん。それで最低って言われても」
フォルトゥーナがレフンテの代わりに「アスピス、ありがとう」とお礼を言ってくるのを耳にしながら、アスピスはニコニコ笑って告げると、「それじゃあ、お勉強頑張ってねDさん」と言い残し、その場を立ち去った。そして、アネモスが待っている寝床へ戻ると、エルンストがその場に座って待っていた。
「ずいぶんとお手柔らかな対応だったな」
「まぁ、ね」
「どうせ、ろくなこと考えてねぇだろ」
「えー。なんで?」
「俺とフォルトゥーナをくっつけようとしていたときの顔と、すげぇ似てるんだよ」
思わず捕まったら面倒だと、逃げの体勢を作ったのだが、アスピスの鈍足で逃げられるはずがなかった。エルンストにあっさりと掴まってしまう。そして、がっちりとホールドされるよう抱き込まれてしまった。
「いいか? 余計なことはなにもすんなよ。自分の経験値もねぇんだから」
「別になにも企んでないって言ってるじゃん」
信用ないなぁ。と、傷ついた風をみせながら告げてみせたが、効果はゼロであった。それどころか、マイナスだろうか。却って怪しむ目線を向けられてしまう。
「本当に、なんでもないんだって」
「どうせお前のことだから、レフンテの恋心でも応援してやろう! とか考えてんだろ」
「うっ……」
思いのほか、的確な答えが返って来たことで、アスピスは焦ってしまう。
「べ、べつにそんなことちっとも考えてなんて……」
「いるわけだ?」
はぁ。っと大きく吐息したエルンストは、アスピスを抱き締める体制を変えると、木を背にするように腰を落として、アスピスの顔を間近から覗きこむ。
「あのな、見てれば誰でもすぐに分かるようなことなんだよ。放っておいてやれよ」
「だってぇ。不器用そうなんだもん」
「他人の恋愛ごとに介入できるほど、お前の経験値はないだろ。それに、器用でもないしな」
容赦なく述べてくるエルンストが、口づけを落としてこようとしたところを、アスピスは手で遮った。
「意地悪言う人にはキスしてあげない」
「意地悪、って。そういう問題の話しじゃねぇだろ。ただ、そっとしといてやれって話で」
「だって、フォルトゥーナって美形好みだと思うの。そういう意味では、レフンテにも可能性はあると思う訳なんだよね」
「どっから、そう言う設定が生まれてくるんだよ」
「エルンストが好きなところから、かな」
「……」
真面目に答えたら、エルンストに絶句されてしまった。
しかもなんかものすごく憐みの目線を向けられてしまい、アスピスはなんだかものすごく、自信が砕けていく。
「今ので分かったことを教えてやる」
「ん?」
「アスピスが、俺のことを美形だと思っているらしい、っていうことは分かった」
「なんか、それ違う!」
「じゃあ、お前は俺のことなんだと思っているんだ?」
まじまじと言われてしまい、アスピスは顔を一気に上気させ、必死に否定する。すると、エルンストが楽し気に聞いてきた。
「意地悪言うエルンストは嫌い」
「だから、意地悪って。お前が言い出したんだろ」
「あたしが言ったのは一般論だもん!」
「だから、お前はどう思ってんのか聞いたんだろ」
追い詰めるよう言葉を重ねて聞いてくるエルンストに、アスピスは言葉を失い、半分涙目になりながら、負けを認めるよう顔を隠してしまった。
「意地悪しか言わないエルンストなんて、本当に嫌いだもん」
「はいはい。悪かったよ。もう聞かねぇから、お前は俺のことだけ考えてろ」
「嫌いって言ったの!」
「安心しろ。俺は、そんなこと言うお前のこともちゃんと好きだから」
だから、機嫌を直せと、顔を隠している手の甲へ口づけを落とす。
「退屈過ぎるから、色々とどうでもいいこと考えつくんだろ。なら、同じ考えるなら俺のことだけ考えてろ。冒険から戻ったら、なにして欲しいかとか。なにしたいとか、いろいろあるだろ」
「んー。特にない」
「え?」
アスピスが思いの外はっきりと告げた台詞は、エルンストにとっては想定外のものだったようで、本当に虚を衝かれたような声を出す。
その声が、本当に心外そうだったものだったことで、すぐそばに寝床を作っていたルーキスとシェリスの夫婦が思わず噴き出していた。
「どんまい!」
「これかれよ、これから!」
頑張れと、何故かエルンストが応援される羽目に陥り、話が訳の分からぬ方向へと進んでしまう。
そこで気を取り直すようにして、エルンストがアスピスに聞き直してきた。
「お前、本当に俺に望むこととかないわけ?」
今度はアスピスの両手を退けて、未だ赤みの抜けきらない顔をまっすぐ見つめつつ、エルンストが真剣に問いかけてくる。
「うん」
「本当にか?」
「うん」
「……」
念を押すように繰り返された問いに、アスピスが素直に肯定すると、エルンストがなぜかものすごくがっくりしていた。
それがあまりに気の毒に見えてしまい、アスピスはエルンストの頭をいい子いい子と撫でてやる。
「エルンストはね、もういっぱいあたしに色々くれているから、いいの」
「あ?」
「今度はね、あたしがもっと大きくなったら、色々と返していくからね」
にっこり笑ってエルンストの頭を撫でつつ、なにもいらない理由を教えてあげたら、エルンストが急に抱きしめてきた。
「未だ全然、上げ足りてねぇんだけど。なんか欲しいものとか、して欲しいこととか、我が儘でもいいから、もっと増やせよ」
「えー」
無茶苦茶言うなと思いつつ、アスピスはエルンストに抱き締められる中、必死に考えるが、本当に思いつかないのだ。
唯一上げるとするならば。
「じゃあ、ずっとそばにいて。もう、あたしを置いて行ったりしないでくれる?」
アスピスが唯一望むことをそのまま口にしたら、エルンストが呆れたように呟いた。
「本当に、そんなんでいいのか?」
「そんなんで、って。簡単に言うけど、とても難しいことだよ。人なんて簡単に引き離されちゃうし、時間だって簡単に奪われちゃうんだから」
本当に呆気なく、ビオレータは連れて行かれて死んでしまった。アスピスはビオレータと引き離されてから、一度も会えないまま、1人の老人の気紛れみたいなもので時を止められ、1人置き去りにされてしまったのである。その間に、ビオレータは死んでしまっていたのだ。
エルンストとは使い魔契約をしているので、エルンストの脳が破壊されるか、アスピスが殺されるかしない限り、一生を共にできることにはなっているが、いつまた誰の気紛れでアスピスの刻が止められるか分からないのだ。
シェーンがいてくれる限り、二度とそんなことが起こらないように、目を光らせてくれるだろうし。現状の六聖人の中で一番の実力者と言われているアンリールが、二度目は拒んでくれるだろうから、アスピスの刻が止められる可能性は極めて低いと思われるが、決してないとは言えないのである。
そうなったら、次は10年で済むとは限らないのだ。そして、いくらマナを注ぎ与えているからと言っても、魔族も聖族も人間よりもかなり寿命が長いと言われているが、それでもいつ目覚めるともわからないマスターを待ち続ける苦悩の中、老衰に勝つことはできないだろう。
それならいっそ、どんな空虚な世界が使い魔たちを襲うのか分からないが、次に時を止められることになったら、使い魔全員をアスピスから解放してから眠りに就こうと心に決めていた。
ルーキスという自らで新たな幸せを築いてくれた、可能性が存在していることで、他の3人も独自の幸せを見つけてくれることを信じて。
それは、目覚めたときにアスピスの孤独を意味していることくらい、分かっていたが。アスピスに縛られ、マスターの目覚めを待ち続ける使い魔の想いを考えると、天秤にかけて、使い魔を解放する方が重要だとアスピスが判断してのものだった。
だからこそ、余計に願わずにはいられないのだ。
「だから、ね。エルンスト。ずっと傍にいて、二度とあたしを置いていったりしないで」
アスピスが真剣にすがるようにエルンストに唯一望むことを、改めるようにして再び口にしてみせると、エルンストは静かな声で「分かった」と応じてくれた。
すぐ近くで聞いていたルーキスも、アスピスの願いが想定外だったのだろう、絶句しているのが伝わってきた。
しばらくすると寝てしまったアスピスを、シートの上に寝かせ、アネモスとエルンストの間で挟むようにして、川の字で横になる。
まさか、あんな願いを口にされるとは思っていなかったエルンストは、正直どう応じればいいのかすぐには分からなかった。
甘やかし好きにさせる程度では修正できないほどに、偏りすぎている、これまでのアスピスの人生。そして、記憶に情報。
実際に、アスピスは人が簡単に引き離されることを、その身をもって知ってしまっているのである。そして、時間だって簡単に止められてしまうことを、その身をもって知ってしまっているのだ。
それを、気軽に、大したことないと受け止めることはエルンストにはできなかった。
ただ、気構えとして、二度とアスピスと離される気はないし、アスピスの時間を止めさせる気もなかった。それだけは、アスピスに伝えてやりたいと思うのだ。
ただし、同時に、アスピスの願いは本当にささやかなものだとも言えた。
「もっと欲張りになれよ」
頼むから。そうでないと、エルンストがしてやれることが限りなく少なくなってしまうのである。
そう思い、エルンストはたまらずに、安定した寝息を立てているアスピスを抱き込むようにして抱きしめる。そして、今度こそ守ってみせると、気持ちを新たに誓い直した。
ふと、体を力強く覆っていたものがなくなってしまった気がして、アスピスは目を覚ます。
自然と焚火の方へ目を向けると、エルンストがコーヒーを飲みながら、起きているのが視界に入ってきた。
(あぁ、見張りの番がきたのか)
一瞬、起きて行こうかと思ったのだが、それも躊躇われ、物足りない感覚をアネモスで満たすように、アネモスに抱きつく。
(なんだったんだろう)
妙に安心して眠れていた気がするのだ。野営であんなに安心できたのは、エルンストの腕の中で眠る時くらいである。
でも今日は、そんな記憶はなかった。
(なんか、すごく不安だったのに……)
その不安が、綺麗に昇華されたような気分である。そのおかげで、気分は決して悪くはなかった。
ただ、物寂しいというか。物足りないというか。あったはずのものが消えてしまったような消失間に、襲われているといった感じなのであった。
(やっぱ、起きるか)
アスピスは意を決するように体を起こすと、迷うことなく、そのままエルンストの傍らに向かって行く。
「おはよう」
「なんだ、起きちまったのか?」
「うん」
「だったら、肩貸してやるから、毛布を持って……」
来いよ。と言おうとして、自分で取りに行った方が断然早いと考え直し、アスピスをその場に座らせたまま、エルンストは立ち上がるとアスピスの寝床から毛布を取って来る。そして、アスピスの肩に掛けると、再びアスピスの隣に腰を落とし、軽くアスピスの頭を自身の方へ引き寄せるようにして傾けさせる。
「眠れるなら、寝ておけ。今日は一日移動だからな」
「うん」
なんとなく、エルンストの傍らに来た途端、ホッとできたことが不思議に思えたが。アスピスは深く追求することなく、あるがままに受け入れるようにして、エルンストの肩に寄りかかっていた。
そして、静かに目を閉じる。
眠気は飛んだと思っていたが、まだ残っていたようで、アスピスはほどなく寝息を立て始めていた。
再び目が覚めると、アネモスに寄りかかるようにして眠っていたらしいことが分かった。
エルンストが、見張りが終わると、この場へ連れてきてくれたのだろう。
アスピスは寝過ごしたと思い、慌てて飛び起きると、起こしに来たらしいルーキスが驚いたような顔をした。
「そろそろ朝食の準備ができるから、起こしに来たんだけど。自分で目覚めちゃったみたいだな」
「ごめんなさい。寝過ごしちゃって」
「べつに問題ねぇよ。子供は本来まだ寝ている時間だ」
アスピスの頭を掻い操り、顔を洗ってくるよう勧めると、ルーキスはその場を去って行った。そして、アスピスはルーキスの勧めに従うように、みんなが動いている場に行くと「おそくまで寝ちゃってごめんなさい」と告げながら、顔を洗って目を覚まさせる。
それに対してみんなは笑みで応じてくれた。
「こんだけいるんだ、ガキはゆっくり寝てて問題ねぇだろ」
「レフンテも今さっき起きたところなのよ。気にしないで」
「朝食の準備は簡単ですので、大丈夫ですよ。フォルトゥーナが手伝ってくれましたし」
ノトスにフォルトゥーナにレイスが次々とフォローを入れてくれる、アスピスはそれに甘えさせてもらうことにした。
「ありがとう」
「ガキが、んな気にすんなって」
ノトスはそう告げると、フォルトゥーナの手伝いをしようとうろついていたが、このパーティの独特な決まりにはまだなじめていないようで、うろうろしているようだった。
それ以外のメンバーは、中央に溜まりすぎるのも躊躇われたのか、すでに寝床の回収に当たっていた。
アスピスもそれに倣うことにして、寝床の回収に向かう。そして、すでに起きてシートから外れた場所にいてくれていたアネモスのおかげで、簡単に寝床を片付けることができた。そしてそれが終わるころ、「朝食の時間ですよ」と声が響いてくる。
今回は大人数なので、焚火の周りには収まりきらず、みんな適当な場所に座って朝食を摂っていた。それが済んだ順番に、食器をバケツに入れて、動きだすのだが、いつも同様にアスピスが最後だと思っていたら、レフンテも食事の量が多すぎたのか困っているようであった。
(そう言えば、昨夜はカロエが食べてたっけ)
レフンテが困っているのを見て、カロエが「食ってやるよ」と残りをもらっていたのを思い出す。
そして、傍らでアスピスの食事が終わるのを待ってくれていたエルンストに、残りを押し付けると、アスピスはレフンテの様子を見つめていた。
すると、やっぱりカロエが近づいて行って、残りを食べてあげることになったらしい。トレイを受け取り、カロエが食べ始めた。
(カロエってば、いい子に育ってくれちゃって……)
これもレイスの躾の賜物なのだろうか。それとも、末っ子としてみんなに大事に育てられた環境の賜物なのだろうか。
しみじみしていたら、エルンストに食べ終わったトレイを渡されたことで、エルンストの分も一緒に持って、アスピスは洗い物をするつもりで、いつもの場所へ向かって行ったら、なれない手つきでノトスが洗い物を開始していた。
「ノトス、ごめんなさい。追加なんだけど」
「お。了解」
ノリはよく、このパーティに溶け込む努力をかなりしているらしいことが伺える。フォルトゥーナの所属するパーティなので、仲間に入りたいのかもしれない。と、つい邪推までしてしまう。
そして、洗い物を拭くメンバーも勢ぞろいしていることで、やることがなく。思わず、焚火の側で様子を眺めていたら、ノトスにレフンテの食器を託したカロエも、やることがなかったのか、傍らに座ってきた。
そして、共に寝床の片付けも済んでいたことで、出発の時間まで2人揃ってぼーっとすることになってしまったのであった。
本日の御者はルーキスにエルンストであった。ルーキスなら御者席に乗せてくれないかなと思って見つめてみたが、エルンストがいることで、成功することはなかった。
仕方ないと後ろへ回ると、レイスが両手で腰を掴んでアスピスを馬車に乗せてくれると、自らも乗ってきて、アスピスの傍らに座ってくれる。
「寝てていいですよ。今日は一日移動ですから」
アスピスの肩を捕らえ、腿の上にアスピスの頭を乗せさせると、レイスは静かに告げてくる。朝食を摂ったりしたことで、眠気はかなり飛んでいたが、やることがないのは本当なので、アスピスは大人しく腿を借りることにして、目を瞑る。
そして、馬車が動き出し、アスピスが眠りについた中、どんどんと進んでいき。途中昼に休憩を入れると、この日は夜遅くまで馬車を走らせて、万障の森に一番近い町で知られている、腕利きの冒険者で溢れているアートルムの町に到着したのであった。
そして、町の前で一度馬車をしまい、町に入ると宿屋を探す。
大人数だったので、ひとつの宿で済むかどうか分からなかったが、なんとか女性と男性が分かれる形で、四人部屋と六人部屋を抑えることができた。お風呂が付いていることで、女性は喜んでいる中、エルンストやルーキスやノトスが、ひとつベッドが多かったが、アネモスがいることで、ベッドをひとつ多くおさえ、その代わり、アネモスを中に入れることを許可させていた。そして、それに成功すると、男性と女性がそれぞれ別の部屋へと案内される。
今日はレイスがいないことで、アスピスがアネモスの食事を用意して、食べさせると、汚れた口をタオルで綺麗に拭ってあげる。その後、男性たちの部屋へ行き、夕食を摂りに向かうと、食事を済ませて、宿屋に戻るとアスピスとフォルトゥーナとシェリスがお風呂に向かい、3人で背中を流し合い、お風呂に一度浸かると、頭を洗い。更に湯に浸かって、お風呂から上がると3人揃って『乾燥』の精霊術を発動させ、その後下着を身につけ服に着替えると、何故かフォルトゥーナがアスピスの頭に香油を塗り始めてしまう。
その後髪を弄り始めると、今度は服を変えさせて、部屋がある方向へと戻って行く。
のだが、向かった先は男性用の部屋だった、
そこでわざわざ、シェリスとフォルトゥーナが何故かとても自慢げに、アスピスの格好をみんなに披露して楽しんだ後に、女性たちの部屋へと戻り、この日は早々にみんな布団に潜り込む。
そんな中、アスピスは半ば呆然としてしまう。
(なんか、おもちゃにされた気がする……)
大人2人が相手だと、こういうことになるのだと学んだ夜であった。
誤字脱字多発中。少しずつ直していきます。すみません。




