第2章 モブ紹介
申し訳ありません。まだ途中です。
二章のモブは全て紹介する予定です。
4月22日、第24話のモブを一部更新しました。
6月28日、一部モブを追加しました。
《第二十話》
・アベル・ニーク・グランチャコル
炭焔の支配者。
四年十二組。料理科。
炭作りに特化した名家出身の少年。彼等の作る炭は不味くて食えないゴブリンの肉も、焼くだけで料理店のメインに変えると謳われる。
しかし彼は自分達の作った炭の力が、料理人に出しきられていないのを見て、自ら炭を使う料理人となった。
何故か戦闘能力は非常に高い。彼の固有スキル〈炭焔〉はあらゆる力を限界まで引き出す事ができる。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【炭焔の支配者~屋台のにーちゃんは世界最強~】である。
名前:アベル・ニーク・グランチャコル
称号:炭焔の支配者、炭職人、炭オタク、アンミール学園生
種族:人族Lv2(人種)
年齢:15
能力値:
生命力 864/864
魔力 73/73
体力 521/521
力 115
頑丈 236
俊敏 141
器用 402
知力 94
精神力 173
運 86
職業:炭焔料理人Lv5
職歴:料理人Lv30、炭職人Lv24、炎使いLv27、炭焔術士Lv18
魔法:火属性魔法Lv2、風属性魔法Lv2
加護:アンミールの加護
スキル:
〈固有スキル〉
炭焔Lv3
〈パッシブスキル〉
火属性耐性Lv7
〈アクティブスキル〉
料理Lv8
炭造Lv7
アイテムボックスLv4
鑑定Lv2
生活魔法Lv3
火属性魔術Lv5
風属性魔術Lv5
炭火魔法Lv3
会計Lv2
身体強化Lv3
包丁術Lv5
《第二十一話》
・ミラス・フォン・バラムド・カークツハイト
カークツハイト王国第三王子。
王子だが王妃の子ではなく、カークツハイト王が数度手を出した庶民との子。数年前まで普通の庶民として生活しており、王の対抗派閥の大貴族に担ぎ上げられて王族入りをした。その後色々あって片腕を喪い、アンミール学園に拾われた。
元々普通の同年代では敵わない力を地道な鍛練によって得ていたが、何かと某主人公達の被害に遭いやすい為に僅か一日でさらに数倍もの力を手にいれた。既にカークツハイト王国の者では種族的に敵わない。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【振り回されて世界最強~加害者が規格外なら色々とお得~】である。
名前:ミラス・フォン・バラムド・カークツハイト
称号:カークツハイト王国第三王子、ついてない子←二十七話
種族:人族Lv1(人種)→愚人族Lv1(人種)二十七話
年齢:12
能力値:
生命力 136/136
魔力 96/96
体力 102/102
力 19
頑丈 23
俊敏 10
器用 13
知力 9
精神力 24
運 7
職業:見習い騎士Lv12
職歴:無し
魔法:光属性魔法Lv1、闇属性魔法Lv1
加護:無し
スキル:
〈固有スキル〉
催淫狂化Lv1←二十二話
不老不死Lv1←二十七話
始祖Lv1←二十七話
〈パッシブスキル〉
再生Lv5←二十七話
怪力Lv1←二十七話
飛行Lv1←二十七話
変化Lv1←二十七話
〈アクティブスキル〉
剣術Lv3
盾術Lv2
鎧術Lv1
身体強化Lv1
宮廷作法Lv1
精霊魔法Lv1←二十七話
・フィリアリス・セーネ・フォン・サンクレット
呪薬研究部。三年二組。神聖科。
サンクレット聖国第一王女。聖女。フードを脱ぐと美少女。聖女としてどんな呪いでも解けるように成ろうと、解く呪いの方を薬として用意していたらそちらにハマってしまった。根は聖女で呪薬はあくまでも趣味。
自分の作った呪薬を人に人体実験させて試そうとするが、解呪できる自信がある故の行為で、本格的に危険な事は人にさせない。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【呪薬師な聖女様は魔王をも恐怖で従える】である。
・エイガルス
マッドサイエンティスト。五年一組。魔術科。第8危険薬学部副部長。
あらゆる方面のマッドを網羅している。次期魔術科主席と目されていてアンミール学園で見ても天才。スキルの補助無しかつ自分の魔力を使わずに強力な魔術が使える。
孤児だが生まれに特別なものが有るのでもなく、特殊な力を持つのでもなく、アンミール学園で幼少から育てられたが普通の人族。真理を読み解く力が尋常じゃない真なる天才。
性格に少々難があるが悪人ではない。意外と面倒見もいい。小学部幼少部の孤児達には玩具を作ったりする。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【天災とは99%の力と1%の狂気】である。
・ルルーシエ・クオン・ヤグモ
第二美少女開発部。四年二組。隠密科。
忍の隠れ里の巫女姫。忍者(本物)。あらゆる情報を収集できる固有スキル〈文殊〉を持ち、几帳面で必ず何事にも下調べをする。彼女の故郷は人里からかなり離れているため、色々と情報を集めていたらいつの間にか美少女大好きになっていた。
授業中等は真面目な優等生。因みに性癖が露見しなければ誰もが惚れるほどの美少女である。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【月下の影姫~表に出る勇気は無かったので人造美少女開発始めます!!~】である。
・ガルリルド
アルティメットアームズの人。四年四組。第16人型機械兵器部。工学科。
人族にしか見えないがドワーフ族。若いエルダードワーフである。巨大人型兵器が好きで建造している。
因みに鍛冶師としての能力は非常に高く、彼の作った武器は彼の作る工学兵器を凌駕する。つまり巨大人型兵器を造っているのは完全な趣味。彼の人型兵器は趣味の塊の為、自爆機能など余計な機能が多い。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【至高の鍛冶師は夢に生きる】である。
・モルト・ラングル
惚れ薬(仮)の人。二年二組。第2危険薬学部。生産科。
痛い目に遭った。思い付いたままに物を作る天才肌。薬品はとりあえず混ぜる派。異様に高い耐性スキルを多数持つ。本人に危険物があまり効かない事もあり、彼の人体実験は非常に危険。
苦情で外に危険物が漏れ出さないようにダンジョン内で調合した時、ダンジョン内の魔物が勝手に全滅した為、かなりレベルが高い。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【薬物無双~人体実験に人を雇えなかったので自分で実験していたら何時の間にか強くなっていました~】である。
《第二十二話》
・レイコ
便秘気味の少女。二年九組。神聖科。
【トイレの女神】ウォッシュレーテの巫女。ギフト〈便意変換〉を所持している。普段便秘で大切な場面では便意を催すと言う、剰りにも過酷過ぎる運命を持つ。トイレの女神の巫女としては素晴らし過ぎる才能。トイレに行く為ならあらゆる障害を粉砕できる。
過酷な流れに身を置いている為、神に至る才能も仙人に至る才能も解脱する才能もあるとんでもない逸材。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【トイレ無双~トイレの邪魔する奴は神であろうと排除する~】である。
・カイルード
クレーラの聖地の守護者。五年七組。勇者科。
エリーゼにストーカーをされている。恋愛には疎いが邪険には思っていない。故郷に帰っても二人とは敵対しないと決めている。
勇者科で勇者でもあるが本質的には聖地の守護者。基本的にはクレーラの聖地から動かない。生まれてから聖地の外に出た事がなかった。一応人族。
アンミール学園へは自分が生徒である間の聖地の絶対守護を条件に拐われて来た。入学後は授業中でなければ何時でも帰れるのだが、初めて外の世界に触れ様々な事を知り、自主的に週一程度でしか帰らない。その理由の大部分はエリーゼとトゥラーリッヒ。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【聖地の守護者は保守派でない】である。
・エリーゼ
魔人族の魔王。五年七組。魔王科。
カイルードが過剰に好き。トゥラーリッヒの事も可愛がっている。故郷に帰らず元の立場を捨て、二人と共にアンミール学園連盟国へ亡命する予定を勝手に立てている。
本来人類に敵対しているのは魔族であるが、魔人族の彼女達の一族は同じく人類に敵対している魔獣を手懐ける術に長け、魔族と姿も多少似ている為、その地域の人類と争っている。
彼女が魔王なのは一族の中で一番魔獣の扱いに長けている為。ほぼ称号な魔王。亡命を企んでいると言っても、三人共すでにほぼアンミール学園に住んでいる為、亡命準備は申請用紙を貰うだけで終わった。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【名誉職な魔王は働かない】である。
・トゥラーリッヒ
エルフ族の賢者。ハイエルフ。四年七組。賢者科。
エリーゼをお姉さまと慕うストーカー。天然でストーカーかつ百合寄りな事を何とも思っていない。カイルードの事も実は意識している。
ハイエルフと言う人前に姿を現す事がほぼ無い種族である事と、賢者と言う立場から極度の箱入り娘気質になっており、アンミール学園に入学して長いが性格として残っている。
因みにカイルードとエリーゼとは立場的には敵対しているのだが、二人も世間に疎い為、一度も三人が争った事はない。感覚的には家の近い幼馴染。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【箱入り賢者は学ばない】である。
だがこのまま行けばカイルード、エリーゼを含めた三人が主人公になり、【クレーラ戦記~世間知らず三人のまったり革命~】と言うような題名になるだろう。
・キュラリス
アマゾネス族の姫。四年十組。大罪科。
大罪スキル〈色慾〉を持つ。遺伝のようなもので継承したので〈色慾〉関係の事に疎い。本人は間違っていないと思っている。それどころかとても純粋なお姫様。
露出教徒では無く、羞恥心もしっかりと有るがやたらと服を脱ごうとする。これは〈色慾〉の力を引き出す為。何故か彼女はこれらの行動と性格により、〈色慾〉を仲間の支援能力として使う事を得意とする。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【箱入りの戦姫は色慾にまみれたい】である。
・ウィーネリア
貧乳ツンデレ系の変態。四年十組。神聖科。
実はウォルテマの聖地の巫。女神候補。全ての行為は純粋過ぎる好奇心から来ている。貧乳な事を気にしており、豊乳を敵視している。
彼女は求められると(勘違いすると)服を脱ぎ出すが、露出教徒では無い。そもそも聖地の巫女と言う立場から他の宗教に入れない。しかしこっそりと大秘匿宗教“平らなる大地”に所属している。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【平らな聖女様は平等を説く~世界を救って欲しい? そんな事より胸の貧富の差に救いを!!~】である。
・グレイゴラス
漢女。四年二組。戦士科。
女しか産まれないアマゾネス族に産まれた奇跡の男。どんな存在とも子をなす事の出来る固有スキル〈生命の源〉を持つ。
男好きと言う訳ではない。ただ周りに男がいなかった為、自然と女装している。童貞だがアマゾネス式の求婚(決闘)を受け続けていた為、男女問わず求めて来たら(勘違いでも)チャンピオンのように挑戦を受ける。
現在までアマゾネスに負けた事はなく、その強さは正にチャンピオン。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【アマゾネス男子の英雄譚~女装していますがこれは種族的な問題です~】である。
・カイモン・ノルデント
さっぱりとした普通の見た目のホモ。三年十五組。実は勇者。つまり勇者科。
男好きと言う事を除けば勇者らしい勇者。誰一人見捨てる事なく救おうと無茶し、今までやり遂げて来た。性癖はそれらのストレスなどの結果表面化したもの。
すでに魔王を一柱倒しており、地元では見合い話や求婚が絶えない。しかし本人の性癖から断っている。一部勢力からは自分達になびかない危険な存在とされ刺客を送られたが、悪人なら良いかと男の刺客は廃人にして送り返した。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【勇者はストレスの果てに悟る~王:「世界を救ってくれた御礼に姫との婚姻を認めよう!」 勇者♂:「いえ、王子をください」~】である。
《第二十三話》
・アリーゼ・フォン・セイティハウネ・ツングル
〈怠惰〉所持者。四年十二組。
【怠惰な召喚士】セイティハウネの子孫である。周囲まで眠くなるようなほんわかとした雰囲気を放っている。何故か大罪科ではなく建築科。
眠りに関わる力を多く持ち、夢の力でダンジョンを生み出せる。彼女のダンジョンは彼女の夢を具現化させたものの為、テーマパークのような可愛いものが多い。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【怠惰な召喚士~ダンジョンマスターです。ただし創る専門です。~】である。
《第二十四話》
・マルコ・タキザワ
第一放送部副部長。五年八組。情報科。
【モノマネの勇者】コータ・タキザワの子孫。モノマネは上手いが本人が真面目な為に滅多にやらない。
アンミール学園の施設の一つであり、英雄譚の記録等をしている“大賢者立情報院”の職員を目指している。世界宗教の一つ“無知の血”、通称“集知教”の信者。
情報を得るためにと、隠密能力などが極めて高く危険な秘境にも取材に行ける力が有る。普段は真面目だが興味の有る情報の事になると手段を選ばなくなる。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【取材無双~魔王が暴れているという現場に来ました。周囲にそれらしき存在はいません。え? さっき取材の邪魔したから排除したアイツが魔王?~】である。
・ティファレイン・ヨーク・アグレシア
アグレシア剣聖国第一王子。四年十二組。王侯科。
番長気質。【木刀剣聖】アグレの子孫。
名前の事に触れると少し暗くなる。アグレシア剣聖国の男性王族が立て続けに亡くなった時期に産まれた為、 女性の名前を付けられた。番長気質になったのは名前の反動。男らしくしようと努めていたらこうなった。
因みに番長気質だが王侯科に所属している事もあって、気品溢れる王族の対応もできる。
先祖に恥じない〈木刀術〉の使い手で、そこらの剣聖よりも強い。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【木刀剣聖~番長気質な王子の覇王譚~】である。
・ティーグ
二年五組。工学科。
超古代文明のホムンクルス。アンミール学園の遠足先の遺跡で発見され目覚めた。自分の造られた時代の技術の復活を目指している。
その身体スペックは非常に高く、例え火の中水の中でも何もせずに生存できる。また超高出力魔力炉を持ち、強力な結界やビーム砲を起動し続ける事ができる。その反面、魔導技術の粋を集めて造られた存在なのに魔術が得意でない。これは魔法道具に頼っていた時代に造られた為。
男性型に近いが両性で、何と魔物を含めた大抵の生物と子を成せる。性格等は極めて高い技術の結晶の為、殆ど人と変わらない。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【墓守のホムンクルスは過去に夢を見る】である。
・フェフェ
二年三組。従魔科。
キメラの獣人族の少女。魔石を食べてその魔物の特徴を得る事ができる。彼女にとっては魔石は美味しいらしく、能力の獲得よりもそちらをメインにしている。因みにキメラと言っても合成獣の方ではなく、神獣の方の獣人である。
その身体能力は水上を何の技も使わずに沈まず走り、大陸の周りを一日で一周できる程に高い。また能力も彼女の特性から豊富で、一つのダンジョンを凝縮したと例えても誇張ではない。
しかし格闘技術等の能力は皆無で、自分の取り入れた魔石から再現した使い魔を造り戦う。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【神獣人は魔石喰い】である。
・ゲイルスアース・ディモニア
二年六組。ツンデレ系魔王。魔王科。
魔王だが善性の人族で、なし崩し的に魔王になった過去を持つ。【必要悪の魔王】に憧れ魔王っぽく振る舞おうとしているがあまり上手くいっていない。
本人は知らないが【奴隷王国の異世界王】の血を引いており、その能力〈不屈〉を持つ。魔王になったのはこの能力が原因で、悪徳奴隷商とその一味を奴隷にして、彼らの命を代償に世界の脅威を打ち倒した。しかしあまりにも犠牲者が多かった為に魔王になってしまった。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【不屈の魔王の絶対正義】である。
・ミカルス・ロード・パンティア
二年六組。現実を知ったが理想だけは捨てられない系勇者。勇者科。
【絶対正義の勇者】に憧れていたが力不足で挫折し、今も後悔している最中。しかし折れていない正義馬鹿。
能力は死に戻り系の力。そのせいで彼の正義を成した、救った事による悲劇惨劇をいくつも体験し、正義や人、そして自分が判らなくなってしまっている。でも理想は変わらない。
唯一信頼出来るのは学都の全く常識に当てはまらない超人な仲間達で、今はゆっくりと学生として育まれようと考えている。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【死に戻る勇者は奇跡を求め続ける】である。
・リリエーラ
二年六組。聖女。聖女科。
基本的に聖女らしい聖女だが、大多数の他人よりも少数の友人を選ぶタイプ。それにより魔王になりかけた事がある。
攻撃は最大の防御という信念のもと、戦闘では前線に出る。戦闘スタイルは自分を再生し続ける事で限界以上の身体能力を発揮させた肉弾戦。武器はメイスを好む。
聖女らしく回復能力を使えるが、自身が使う限界突破も相手にかけられる為、そちらもセットで勝手に使う。死ぬよりもましでしょうと言うのが基本スタンス。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【聖女のブラック教団~労働者の人権? そんなこと言ってる暇が有ったら働きなさい~】である。
・ニーシェラエーレ
二年六組。聖剣の守護者。鍛冶科。
ラルーク地方の湖に刺さる“万年聖剣”を守護していた一族出身の少女。聖剣を磨こうとしたところ万年台座から抜けなかった聖剣を抜いた聖剣に選ばれし者でもある。それを本人は自分に整備させる為に抜けたのだと独自に解釈し、日々聖剣を手入れしている。そのお陰か彼女の鍛冶技術は非常に高いものとなっている。普通に山を割れる程の力を持つ。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【聖剣に選ばれし者は選ばれし者を今日も待ち続ける~でもなかなか現れないので代わりに脅威は倒して起きますね~】である。
・カリル
二年六組。ダンジョンマスター。建築科。
後天的にダンジョンマスターになったのではなく、ダンジョンと共に生まれた生粋のダンジョンマスター。
しかしそのダンジョンが誕生した当初ボロボロの教会型で、彼を捨てられた孤児だと勘違いしたアンミール学園出身の夫婦が旅の途中足を留め、さらにその夫婦が如何にも聖人らしき見てくれだった為に捨てられる孤児が出てきてしまい、という連鎖でダンジョンが孤児院となり、その夫婦に普通の人として育てられた。そして夫婦の縁でアンミール学園に入学して今に至る。
リリエーラとムーは共に育った家族兼幼馴染。
夫婦の知恵でダンジョンは最も新しい特級ダンジョン【猫の楽園】として大成している。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【猫の楽園のダンジョンマスター】である。
・ムー
二年六組。大罪科。
大罪スキル〈暴食〉を持つ。
いつも口に何かを口に入れている小柄な少女。〈暴食〉とは関係なしに大量の食事を必要とする体質で、カリルと夫婦が特級ダンジョンを造ったのは彼女の為。
基本無口だがそれは食事中だからで、普通に口の中に食べ物があるとき喋らない程度の礼儀があるから。そして食事と会話の天秤が食事に傾いているからである。控え目な性格とかではない。
その戦闘能力は元々の体質と合わさり天災的。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【暴食少女の諸国漫遊~救世譚? 違うよ。魔物は食べ物だよ?~】である。
・ローグカルロ・ネロス・フォン・スティアベルグ
三年十一組。王侯科。
ドMな王子で騎士。スティアベルグ王国第二王子。見た目はどっからどう見ても金髪蒼眼の絵に描いたような王子様。白馬に騎乗している。でも変態。
変態になった理由は第二王子と言う立場のプレッシャーから。元から騎士をしており、人を救う為と言う理由もあり、立場から逃げるように人々の脅威にぶつかり続けていた。そして今度は自分が解らなくなり、痛みが自分を戻してくれる、そんな感じの理由でドMに。
武器はレイピアで盾も無いのに盾職の真似事をする。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【白馬の王子様は不良物件《ドM》。でも人々に慕われる】である。
・ベーティア・フォン・アリツゲル
三年十一組。貴族科。
ドMな貴族令嬢で騎士。生れつき〈魔境〉と〈聖盾〉と言う固有スキルを持ち、魔物を引き寄せ傷付かない身体を呪った。そして破滅願望を持ち自ら魔物に突撃磨るようになり、アンミール学園で理解者を得たが、どういう訳か最終的にドMになっていた。
実は本人は知らないが人を愛し過ぎて滅んでしまった女神の転生者。まだ思い出せていない。
彼女が主人公の物語に題名を付けるのならば、【自己犠牲の女神は愛される】である。
・シクス
三年十一組。隠密科。
ドMな暗殺者。暗殺者養成施設で育った稀有な人種ドッペルゲンガーの少年。色々と制約はあるが変身した相手の影に転移する事が出来、その力で幼少時から暗殺をしていた。
影に潜み、種族的に自分を失い易い為か、捕まって拷問をされた際に痛みで自分を確認し、ドMになってしまった。
極めて優秀な暗殺者だが、態と失敗して敵に捕まろうとすることがある。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【暗殺者は自分で在りたい】である。
・ヒラリー・エラム
三年十一組。工学科。
無表情真面目美人系の人種オートマタ族。誰かに造られたのではなく、普通に両親から生まれた。最も栄えているスラムと評される病人の街【死にぞこないの掃溜め】の出身。正確にはその中心にある天空都市の出身。
魔術と工学を用いた魔工学の技術者で、自分に近いオートマタや生体部品の開発を急いでいる。その理由は彼女達人類オートマタ族が住む地に、異世界人の伝えた異世界日本で名前を知らない者はいない某有名ゾロ目鉄道漫画を読んだ勘違い不老不死希望者を追い払う為。
冷徹に見えるが排除ではなく願いを叶えて追い払おうとする等、根はとても優しい。しかし変態に容赦する予定は無い。
彼が主人公の物語に題名を付けるのならば、【オートマタ都市のマネージャー~何故か不老不死希望者の来訪が後を絶えません。なので叶えてあげようと思います~】である。