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モブ紹介 第2鉄人研究部&第1人工知能開発部

第2鉄人研究部と第1人工知能開発部所属の登場人物紹介です。



・テラルーレ

第2鉄人研究部部長。素材科。

討伐された魔獣を素材に変える魔獣解体師。今までは素材としての価値が無かったゴーレムで解体の練習を続けていたところ、彼の世界では完全に失われていたゴーレムの機構を発見、解体の練習を続ける事でゴーレムの作製法に辿り着く程に精通するようになる。

そして彼の世界の古代文明の遺産、生命体を排除しようと企むも敗北した機人王の残党にその能力と知識を狙われ襲撃される。それを解体術で割と容易く撃退し、以降も襲撃され続けて戦闘力も身に着けた。

また機人王の復活を阻止しようとする勢力から命を狙われ、これは解体した機人王勢力の残骸を再構築したオートマタで撃退。

ただの魔獣解体師の筈なのに世界を滅ぼす救う級の勢力を何故か何度も何度も返り討ちにした為、少なくとも彼の世界の魔獣解体師の中では最強の存在へと到った。

基本的に組み立てたゴーレムやオートマタの軍勢で全自動戦闘を行うが、得た経験値と解体技術で生身も相応に強い。アンミール学園に来てからはその能力を更に高め、機動要塞もドライバー1つで5分くらい有ればバラバラに出来る。

そこまでの戦力を有しているが無自覚系であり、機人王関連は簡単に分解でき、その他は勝手にオートマタが処理している為に、鈍い云々ではなく本気で自分を普通の解体師だと思っている。国家がその力を目当てにちょっかいを掛けてきても、労働者の権利を守るとちょっと抵抗し、本人は気が付いていないが事実上屈服させた。

アンミール学園に来てからはこの傾向は強まり、剣も握った事が無いか弱い一般人だと主張している。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【神技師(デウスマギア)機械大戦(マキナマキア)】である。




・スワーレ

第2鉄人研究部部員。冒険科。

アンミール学園の存在が知られている、卒業生だらけの古く力ある世界の出身。その為、当然のように先祖達は名のある英雄ばかり。しかし、周りも皆そうなのでごく普通の一般人だと思っている。が、他世界の人々と比べると当たり前に強い。アンミール学園への入学は義務教育であり、特に目的も夢も無い。ある種、普通の今時の少年。

部活動も夢や元からの趣味では無く、勧誘されて入った。第2鉄人研究部では常識人枠、と思いきや出身世界の常識が狂っているので、他の部員とは別方向で狂っている。

例えば貴重な素材が必要とあれば、それが例え魔王級の脅威を倒して手に入るものであれ、当たり前の様に他の部員を巻き込んで死地へと赴く。周りが英雄だらけなので、英雄的行動や英雄級エネミーを極普通だと思っており、あらゆる脅威に動じず立ち向かう不屈じゃないけど見かけ上は不屈という特殊な精神力を有している。

ある種生まれながらの英雄であり、英雄という種族とすら言える少年。アンミール学園での生活を普通の一般的な学生生活だと認識している。冒険科にも特に深く考える事なく、普通科的感覚で選んだ。そして、冒険者に成りたいとかでは無く、科に入ったから冒険者登録をし、活動する為に初めて一般的な世界に出て色々とやらかしているが、一切自分が異常な事に気が付いていない。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【鈍感英雄は止まらない】である。




・オスト・ペイレル・アズアガム・プルークスタ

第2鉄人研究部部員。工学科。

キレシュアガム世界を救った勇者オートレの曾孫。世界を救った功績とオートレの娘が王の正室となった為に、オートレの息子から始まった実家は公爵家であり、地位も名誉も、そして勇者の血という能力も全てを持って産まれた。加えて三男であり、跡継ぎでは無いので貴族の義務というものもなく、しかし他者からは尊敬を集める環境で育った。

鉄人を開発しているのは自分に対して普通に接してくれる存在を生み出したいから。工学の道に進んだのも、自分の産まれと一切関係の無い分野、普通になれる分野だと思ったからである。

が、実は工学において勇者云々関係無く、キレシュアガム世界史上最大レベルの才を発揮した、偶々勇者の一族に生まれて来た工学の天才。

一般的な勇者であるオートレよりも総合的には数段上の存在。世界を守る事は勿論、変革する事も容易く可能なのだから、一般的な勇者を上回って当然である。

しかし、技術は天才的でも元々大貴族であり、技術的な常識を知らない為に、称賛されてもただ生まれによって持ち上げられているだけだと相手にせず、自分の事を極一般的な技術者であると思い込んでいる。

アンミール学園に来てからも、周りが異常な力を持つ技術者ばかりなので、自分の実力を正しく理解していない。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【勇者の孫、に生まれてきただけの天才】である。




・アクルガ

第2鉄人研究部部員。

魔法の才能がない魔術師見習い。幼少の頃、魔獣に襲われていたところを魔術師に助けられて以来、魔法に強い憧れを懐き魔術師を目指している。

そんな中で生物ですらない筈のゴーレムが魔法を使った事から道具による魔術の発動に可能性を感じ、魔法の才能がない自分の代わりに発動してくれる従者を造ろうと考えるに到った。

研究資金が無い為にゴーレムが湧くダンジョンで冒険者をしており、魔法の分析で何度もゴーレムを解体した為、非常に効率的な破壊方法も見つけ出し冒険者としての実力も高めている。

特に魔法分析の副産物、ある種失敗として術式を暴発させる方法や妨害する方法を複数発見しており、魔法に関わる存在全般に対しては同ランクの冒険者よりも数段上の実力を持つ魔術師の天敵。

しかし何処までも自らが魔術師になろうと目指して努力を重ね続けている。魔法道具造りの成果に関しては、大掛かりな構造であれば魔術が使えるパワードスーツ、実質巨大ロボットのようなものを組み立てており、出せる魔術の威力は弱いがパワードスーツとしてはそこらの魔術士が束になっても叶わない兵器を生み出している。普通に大魔術よりも強大な力であるが、本人としては強さよりも魔術そのものに拘っている。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【マジックブレイカー〜魔法の天敵と呼ばれていますが、志望は魔術師です〜】である。




・リッセル

第1人工知能開発部副部長。

人工精霊使い。精霊使いが貴族であり、精霊との親和性が全てであるディラシオン精霊王国において、大精霊使いの才能があるとして平民の中より見い出された少年。実際は精霊との親和性は無く、理論と魔術によって人工精霊を生み出し精霊使い以上の力を手にした想定以上の天才。

しかし大精霊使いでないと発覚した時点で追放されてしまい、秩序を乱す者として命すら狙われてしまう。が、精霊と契約しその力を引き出す精霊使いと比較し、彼の力はゼロから人工精霊を構築し、当然その力を全て発揮させる事が出来る、大精霊使いと周囲が誤認するほど強い為、特に障害とも思わず返り討ちにする。

そして就寝中に襲われた際、全自動で人工精霊が迎撃した為に、気付かずに朝まで熟睡し知らぬ間に精霊王国を滅ぼした。

この事件より、これまではただの魔法として、力として使っていた人工精霊とは本質的には何なのか、そもそも精霊とは何であるのかに興味を持つようになり、またより完璧な人工精霊、もはや人造の神とでも呼べるものの作製を目指すようになった。

この神すらも生み出そうとする思想、そして精霊王国を滅ぼした事実から世界の敵認定をされる様になってしまったが、その争いが彼に更に力を与える結果となり実力は更に向上、名実共に世界の敵に相応しい力を身に着けている。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【精霊工匠(デミウルゴス)〜精霊を創ったら神敵に認定されました。納得いかないので神様創ります〜】である。




・エドワー・ルーブルグ

第1人工知能開発部部長。

かつての完璧なる王。幾多の脅威を誰よりも前に立ち誰よりも強力な力で討ち祓い、誰よりも優れた頭脳で民を治めた。そんな王が転生した存在。

実際はあらゆる才を有しているのではなく、計算的未来を見通す計算的未来視能力を有しており、最も効率的に実力を高め、最も効率的な行動をして来た。

しかしその完璧な、千年先も見越した王政は臣民に理解されず、完璧過ぎるが故に破綻する。どう行動すればどうなるかを計算出来ても、その支持を受けた人がどう行動するかまでは計算出来なかったから。つまり、心までは計算出来なかったから。

これまでの行いに民は理解出来ずとも信じてついて行こうとしたが、理解出来ぬ方針は自己解釈による変質を生み出し、結果的に国は滅んでしまった。

だが、生まれた時から未来視に頼っていた彼には、滅びの原因が分からなかった。そして国が滅んだ結果として一人で行動するようになり、余計に分からなくなった。寧ろ周りに人がいた頃よりも、人が関与していた頃よりも未来視が当たる様になる。そして、人に関わるのをやめる様になった。

それから数千年後、英霊召喚の儀によりその魂は喚び寄せられ、ホムンクルスのような人造生命体に宿る事で蘇る。その時に初めて、ホムンクルスの心すら生む回路と彼の計算能力が合わさり、心こそが計算に足りなかったと気が付く。

そして召喚者の願い通り世界を救うと、人の心を知る為に旅に出た。アンミール学園に来てから並行して人工知能を自ら組み上げる事で、構造的にも心を知ろうとしている。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【元完璧主義君主の諸国漫遊記】である。




・フラール・マイヤー

第1人工知能開発部部員。

一般的な世界の、一般的な国の、一般的な街の、一般的な少年、だった筈の少年。その世界で最強レペルの才能を持つストーカーに目をつけられた事で、勝手に英雄扱いされる様になる。

ストーカーされ始めた頃は気が付かず何事も無く実家の商店の手伝いをしていたが、ある日近隣の森から凶悪な熊型魔獣が街に侵入してからその日常は一変する。平和な街には高ランク冒険者がおらず、運悪くその日はベテランの冒険者達も半数以上が護衛の依頼で別の街に。街を守る衛兵達では歯が立たずロックベアーは街の中に、そして地下で作業をしていた為に避難指示が聞こえず逃げ遅れた彼の目の前に現れた。そして一瞬でバラバラになる、ロックベアーが。ストーカーの手によって。

それを見ていたストーカーの存在を全く感知できなかった衛兵達から話が広がった事で、彼は一瞬で英雄に持ち上げられる。彼は必死に違うと言ったが信じてもらえず、その後も英雄だからと勝手に話が進み、勝手に危険な場所に押し出され、そして誰にも感知できないストーカーに脅威は倒され続ける。

当初は唖然と見ているだけだったが、敵が強大になるにつれてストーカーが傷付く様になった為に、いつの間にかサポート能力に長ける様になっており、経験値も共闘し得た事でロックベアーくらいなら倒せる様になっている。

アンミール学園に来てから、本物の英雄へと至る教育をこれまた勝手に受けさせられるようになったが、ストーカーの方が強過ぎて未だ正体は分かっておらず、それによって未だ一般人だと思っているがそこそこ強い。


彼が主人公の物語に題名を付けるなら【ストーカーが強過ぎて困っています〜違うから! 僕は英雄じゃないから!〜】である。




・テスティリアムーン・スカイハイ・クリオラ・ルーラ・ナイトハルツ

フラールのストーカー。

ナイトハルツ帝国の第一皇女。ハルムーツ世界史上最大版図を誇るナイトハルツ帝国の、様々な英雄や勇者の血を迎い入れて来た皇族の中でも歴代最高の才能を持つと評される英雄皇女。

ただ歴代最高の才能を有する事で、指導者がいない才能もあり、空間属性魔法の暴走である時、フラールの元まで飛ばされ彼の一家に保護され、帝国政府の一団が追いかけて来るまで共に過ごす。その思い出は地位の高さと力の強さから友達のいかなかった幼少期の支えとなり、いつしか自力で高めた空間属性魔法でフラールの様子を見るようになり、いつの間にかストーカーになった。

暴走事故の原因となった空間属性魔法は事故の影響で使う事が禁止され、指導者がいなかった様に彼女の帝国に使い手自体がいない為に、使用しても結果も形跡も察知出来ずにそのストーカー技術は誰にも見破れない高度なものであり、現在も見破られていない。加えてこのストーカー行為により実力を高め続けており、今後見破られる気配すら無い。

また、普段は文武両道の帝国の至宝と呼ばれる程の姫様なので、お付きのメイド以外は普段の行動からおかしいと気が付か無いでいる。それに伴って城の者たちはストーカー行為ついでに魔獣等を薙ぎ倒している事も当然知らず、至宝に加えて最終兵器レベルの力を有する程に成長している事も知らない。 


彼女が主人公の物語に題名を付けるなら【完全無欠皇女の能力無駄遣い完全犯罪〜ストーカー? 問題ありません。法は私です〜】である。




・アリアリリス・スカイ・オルブラッド

テスティリアムーン専属メイド。

唯一テスティリアムーンの変態行動を把握している側近令嬢。仕事のメインは護衛であり、帝国の同年代の中で最も武に長けていると評されている。実際はテスティリアムーンの方が数段強い。

帝国軍の総司令官であるオルブラッド大将軍の娘。大将軍の地位は実力重視なので、指折りの大貴族のご令嬢と言う訳では無いが、ギリギリ高位貴族に数えられる生まれのご令嬢。しかし大将軍の娘と言う事も考慮してその地位は高い。その為、本来であれば皇女と言えどもメイドになる様な地位では無いが、テスティリアムーンが皇帝唯一の子であると言う点と、幼少期才能を有し過ぎて友達の出来なかったテスティリアムーンの力を恐れない友達になれる同年代の同性として選ばれた。その狙い通りにテスティリアムーンに忠誠を誓っているが、間違いなく親友と呼べる存在。

帝国の至宝たるテスティリアムーンの変態行動の初期は感知出来なかった為、気付いた時にはフラールが諸悪の根源であるととんでもない冤罪をかけて目の敵にしている。テスティリアムーンが悲しむので消し去ったりはしないが、万が一が無いように日夜フラールを去勢しようと企んでいる。

護衛としてテスティリアムーンに無理矢理ついて行く結果として、彼女も強固な隠形能力を有しており、元々護衛に選ばれただけに強く、帝国でテスティリアムーンに次ぐ実力を持つ。特に隠形は自分の存在から万が一にも姫が変態だとバレてはいけない為、テスティリアムーンよりも強固。戦闘スタイルはパワータイプの騎士なのに、帝国一の隠密能力を持っている。


彼女が主人公の物語に題名を付けるなら【騎士メイドですが、何故か隠密能力が高まって困っています】である。



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〈モブ達の物語〉あるいは〈真性の英雄譚〉もしくは〈世界解説〉
これです。

本編
〈田舎者の嫁探し〉あるいは〈超越者の創世〉~種族的に嫁が見つからなかったので産んでもらいます~
【ユートピアの記憶】シリーズ全作における本編です。他世界の物語を観測し、その舞台は全世界に及びます。基本的に本編以外の物語の主人公は本編におけるモブです。

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