表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛に溺れる  作者: モコ
4/4

出会い

男の車に行くことにした前原愛

車のなかで一体何が起きるのか

「どうぞ、天井低いから気を付けて」


3分ほど歩いたところにパーキングエリアがあった。

そこには男のものと思われる一台の車が止まっていた。

車をよく知らない私でも分かるくらい、男の車はきれいで高級そうだ

車だけでじゃない。男の着ているスーツ、腕時計、微かに香る香水までもが高級に思えた。

彼は私とは住む世界が違う。直感的にそう感じた


「さっきみたいに抱き着いたりしないから安心して。」


男は落ち着いた声でそう言った。

私は頷くことしかできなかった。


「ごめん、右手だけ貸して」


私は言われたとおりに右手を差し出す

すると男が手をつないできた

私の手をすべて覆い尽くしてしまうほど大きくて、ごつごつした男らしい手だった

そして何より、とても冷たかった


このとき私は初めて異性と手をつないだ

初めてなのにクラスメイトが話していたドキドキは感じられなかった

まるで子供が親に手をつながれているような光景をしばらく見つめた後、男の顔を見上げると目を瞑っていた。

寝ていないことは分かる。そして抱き着いてきた時よりも穏やかな顔をしていることも、、、


ゆっくりと男の手が私から離れた


「もう大丈夫、変なことに付き合ってくれてありがとう。」


そう言い、男は少し困った顔で微笑んだ

そのとき初めて男と目があった。

吸い込まれそうな漆黒の瞳だった


「さあ、もう遅いからお帰り。送ったほうがいいかと思ったけど、それじゃさすがにしつこくなっちゃうからね。ごめんね、気を付けて帰るんだよ。」


気配りが細やかだなと感心してしまった。

さっきとはまるで人が違くて、一人の中に二人の彼が存在している、そんな気がした


「さようなら」


もっと言える事があっただろうけど、今の私にはこれが精いっぱいだった。




いまだに投稿の仕方が分からず頭を悩ませています、、、

自己満足で始めた小説ですが、この前読んでくださる方がいるだけでとても楽しいものだと感じられました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ