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You love him.  作者: ずび
第四話 〜You love him〜
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5 柳沢優との別離

「じゃ、私空手部寄ってから帰るから!」


 優が空手部のマネージャーを始めてからこの二週間、毎日のように聞く言葉である。

 放課後、優と一緒に帰る機会が激減した。

 それだけならまだしも、空手部の朝練にも優は顔を出すため、一緒に登校することもままならない。教室でも最近はお互い別々に友達が出来始め、昼食も別に摂ることが増えた。

 この頃になって気がついた。優と碌に会話さえ交わしていない、と言うことに。ボクらは一応、恋人同士と言う認識で間違っていないはずなのだが。

 夜、優が部屋に来る事もパッタリなくなった。一度その件で電話した事があったんだが開口一番「今、忙しいんだけど」と返ってきたので、ボクは閉口せざるを得なかった。きっと強引にでも誘えば来るだろうけれど、夜に部屋に招くとなると、ボクがやる気満々みたいな感じでちょっと嫌だ。

 メールもしなかった。今思えばボクと優は、お互い電話やメールで話をしたことなど殆どない。直接顔を会わすのにそれほど手間がかからないから。

 このままじゃぁ彼氏としてイカンと思って携帯電話を手に取ったところで、さぁメールなり電話なりで改まって何を話せば良いのだろうと思い当たり、最終的にボクと優は普段そこまで言葉巧みな応酬を繰り広げていたわけではないことに気がついた。いつも優が話しかけてきて、ボクがそれに適当に返す。それに更に優が反応し……と、会話は基本的に優が主導権を握っていたのだから。


「んー……」


 携帯電話をためすがめつ眺めたところで結論など出ないことは、とっくの昔に分かっている。来るはずのないメールを待つことに意味などない。だが、それを心の何処かで期待している自分が居る。

 不思議な話である。

 単なる幼馴染み同士の頃は連絡など待ったりしなかった。会えないことに苛立つことだってなかった。勝手に話しかけてくるし、頼んでもいないのに部屋にやってくる。それが当たり前。ボクは、優と恋人同士になると言うのはそういう今までの付き合い方の延長線上にあるとばかり思い込んでいた。事実、ボクらが結ばれたその日からしばらくは、そうやって過ごしてきた。

 優と少し縁が遠くなったのは、彼女が空手部のマネージャー代理を引き受けてからである。

 宮本はいつになったら復帰してくれるんだろうか。

 ボクと優は、いつになったら日常を取り戻すのだろうか。




  *




 夏休みに突入しても、優はほぼ毎日のように空手部へと顔を出しに学校まで行っているらしい。らしいと言うのは本人から聞いた訳ではないからだ。忌々しいことに、実に忌々しいことに、何故か海津の口から嬉々として語られた。


「いやあ、ホント、柳沢は良くやってくれてるよ。気が利くし、何より発破の掛け方が上手い。アイツが来てから、前より部の雰囲気が良くなった」


 いつの間にか名字呼び捨てになっていた。海津はフラれたはずなのだが、現在は良く顔を合わすこともあってか、普通に友達付き合いをしているのだとか。

 ムカつく。

 ボクの知らないところで、優が海津と楽しげに笑っている場面を想像すると、我慢ならない位腹が立った。

 ちなみにその頃、ボクも帰宅部で腐るのもなんだと思って、美術部に入部していた。

 元々人付き合いがあまり得意でないボクなのだが、美術部の優しい方々は突慳貪なボクを独特の無関心さで受け入れてくれた。自然とボクも美術部に足を伸ばす時間が増え、優とはますます顔を合わせる機会が減っていく。

 勿論、なにも行動しなかったわけではない。

 頑張って三日に一度はメールを送るようにしている。電話だってたまにする。どうにか時間を見つけてデートすることだって、親が寝静まった後にこっそりやってきて、ボクの部屋で共に一夜を過ごすことだって稀にだが、あった。


「……陽子、明日退院だってさ。まだ包帯とギプスは取れないけどね」


 七月末の熱帯夜。ボクの部屋の性能の良いエアコンの前に薄着で陣取る優は、小さくポツリとそう言った。

 ボクが寝転がっているベッドに背を向けているので、その表情は窺えない。ただ、声が少し寂しそうだったのが気に食わない。


「優もお役御免か。今までお疲れ様だったな」


 嬉しい限りだった。これで、また前と同じになる。

 美術部のような文化部は、毎日活動する運動部と違って時間には大分融通が利く。優と過ごす時間を増やせると思うと、今から胸が躍るような気分だった。

 そんなボクの気を、きっと彼女は知らないのだろう。だって、それもその筈。この一月ボクらの会話は極めて乏しかったし、今だって優はボクの方を見ていない。

 ボクも、彼女の表情を窺うことが出来なかった。


「私、マネージャー続けようと思うの」


 優は躊躇わずにそう言った。

 聞き間違いであって欲しかったのだが、優の声は相変わらず涼しくて、聞き取りやすい。一言一句正確に捉えた。聞きそびれてしまえば良かったと、割と本気でそんなことを考えてしまう。


「……なんでだ」


 自分でも驚くぐらい声が低かった。優も驚いたのだろう、ボクの方を背中越しに振り返った。


「マネージャーって、そんなに数要らないだろ」

「そうでもないよ。空手部って忙しくて……先輩は二人いるんだけど、三人だけじゃてんてこ舞い。陽子はまだ病み上がりなんだし、右手はグルグル巻きなのよ? タオルも持てないし、スケジュールだって書けないし、テーピングも巻けないし」


 優は真剣に語った。目の色が違う。それが尚のこと、ムカつく。


「お前がマネージャーの代理、引き受けるようになってから、ボクら全然話しなくなったよな」


 本心を言った。優にも気がつかせてやる必要がある。自分がどれだけ忙殺されて、愛しい人と過ごすべき時を削っているのか、と言うことを。

 だと言うのに優は。


「……言いたいことは、ハッキリ言ってよ」


 ボクに怒りの矛を向けた。剣呑な視線は、真っ直ぐにボクの目を射抜いている。こんな表情は、昔彼女がオヤツとして楽しみにとっておいた高級スイーツを勝手に食べた時以来見たことがなかった。いや、もしかしたらそれ以上に怒りを露にしているかもしれない。


「駿くんはいっつもそう。遠回しな言葉でボカして、それで満足して」

「優ならそれで分かると思ってるんだよ。信頼の現れじゃないか」

「分かんないよ、そんなんじゃ」


 分からない。それはボクだって一緒だ。優が、なんでマネージャーなんて面倒な役目を続けたがるのか、分からない。実害は既に出ているのに。それに、まだ気がつかない。


「別に、お前がやらなきゃならないことでもないんだろ。誰か他の人に頼めないのか?」


 優は口を開きかけて、しかしすぐに諦めたような溜め息を吐いた。なんだ、その「あぁ、コイツには何言っても無駄だな」みたいな目は。言いたいことはハッキリ言え。つい今さっき、お前が言った言葉じゃないか。


「始めは確かに嫌だったけどね。でも、マネージャーって結構やりがいあるし……このまま最後まで続けたいなって思ってる。インターハイも近いし、今この中途半端な時期に辞めるなんて、出来ないよ」


 我らが緑森高校の空手部は見事に全国出場を決めていた。

 海津と優、そしてボクの三人で小さな宴会をしたのはつい先日の事だったので、よく覚えている。優が、海津の事をやたらと褒めていたことも、それが嫌になって少し早めにお開きにしたのも、よく覚えている。


「……最初からその気だった、とでも言いたげだな」

「そうよ。折角の高校生活、ただの帰宅部ってのも味気ないって思ってたし」


 何故誇らしげに胸を張る。


「毎日だぞ、毎日。休みの日まで部活に忙殺されて、自由な時間なんかありゃしねえ。お前、それでいいのかよ」

「忙しくても楽しいもん。ま、無気力な駿くんには分かんないだろうけどね」


 そう吐き捨てる。言われて黙っていられる程、冷静でなかった。


「マネージャー続けるってことは、これからもボクらの時間は減っていくんだぞ。ボクよりも空手部の方が優先度高いってことか?」


 売り言葉に買い言葉。けんか腰で挑みかかるボク。それはきっと、優も同じだったのだろう。見る見るうちに眉間の皺を深くしていく。


「そうかもねっ! 空手部のみんなは駿くんみたいにグダグダしてないし、素直だし、真面目だし、良い人だし、優しいし格好良いしっ! 駿くんと無駄に時間過ごすよりも、空手部のみんなと全国優勝目指す方がよっぽど青春してるわ!」

「この……!」


 流石に手は挙げなかった。最後の理性はしっかり繋ぎ止められていた。

 しかし、それだけだ。ボクはいつ、優を叩いてもおかしくないくらいに身を乗り出している。優はそれに怯えることなく、アオダイショウに睨まれたウシガエルみたいに毅然としたふてぶてしい態度を崩そうとしない。勢いよく立ち上がると、鷹みたいに鋭い目でボクを見下ろし、何も言わずに足音を立てながら部屋を出ていってしまった。


「……んだよ、クソ」


 ボクの悪態は、一体誰に向けて放たれたものだろうか。多分優だったけど、宮本とか海津とか、罵りたい人間は他にも沢山いた。一番罵るべき人間は、ボク自身だと言うことに薄々感づいてはいたのだが。




  *




 八月の頭。事件が起きた。本物の、警察が絡む事件だ。

 通り魔の出没。

 この平和な町に突如として現れた黒い影……などとサスペンス風の紹介をしても、別に犯人は連続殺人事件を起こした訳ではない。それどころか、傷害及び殺人未遂止まりだ。

 犯人の名前も顔も、犯行現場がボクの家から二百メートル圏内であったことも、ボクにとってはどうでもいい。それ以上に、大事なことがあった。

 被害者は海津利之。

 ボクの友人であり、一年にして我が校の空手部期待のエース。出場予定だったインターハイでは先鋒を務める予定……だった。損傷は背中と肩部の二ヶ所。どちらも浅く、死に至る程の怪我ではない。だが、全治二週間。……インハイには間に合わない。


「……どうして?」


 海津の病室で、ボクと共に見舞いにやってきた優が、シーツに顔を押し付けて泣きじゃくっている。海津は困ったようにボクに弱々しい微笑みを向けていた。


「どうして私なんか、かばっちゃったのよ……」


 海津は組手に出場するはずだった。だから本来ならばナイフを持った相手とはいえ、素人に遅れをとる人間ではない。だがそれは……もしも、本当にただの一対一、ハンディキャップ無しだったら、の場合だ。


「……柳沢が無事で、良かったよ」


 海津は後悔など一片も無い、とばかりに爽やかな笑顔で、むしろ嬉しそうに笑っていた。

 事件が起きた夜。

 優がマネージャーの仕事を終えて学校を出たのは夜の九時半。いつもはマネージャーは顧問の送り迎えで帰宅するらしいが、空手部の顧問がこの日に限って出張で居なかった。一人で早足で帰宅する優は、その途中で夏だと言うのにフードつきタッフルコートを身に纏った怪しい人物を目撃。その怪人物は刃渡り三十センチ超のサバイバルナイフを取り出し、奇声を上げながら優に襲いかかった。優は恐怖で腰を抜かしてしまい、その場から動けない。

 あわや大惨事、かに思われたその瞬間、ヒーローは交差点の向こう側から駆けつけた。

 海津だ。偶然にも母親が忘れていた犬の散歩を代わりにやっていたところで、優と通り魔を発見した。海津家の犬の散歩コースと優の帰宅コースが重なっていたのは不幸中の幸いだった。海津は今にも優に突き立てられんと振り下ろされるナイフと優の間に、韋駄天が如くスピードでその身を滑り込ませた。だから、背中から刺された。その後、怪我を負いながらも勇敢に通り魔に立ち向かい、そして見事に退治した海津。優は警察と救急に連絡。通り魔は逮捕、海津は病院に搬送。事件は無事に収束した。

 なんにせよ、大事に至らなかったのは幸いだった。


「……全国は、残念だったな」


 ボクの口から言葉を吐く資格などあったのだろうか。

 優を守るのは、恋人であるボクの役目なのではないのだろうか。だと言うのにボクは一体ここで何をしている。己の命を賭して優を守った男に労いの言葉をかけているだけ。……馬鹿か。


「……俺には来年もある」

「本当に、すまない」

「お前が謝るなよ」


 海津は、ボクが頭を下げたことに戸惑っている。優は未だに泣き止む気配はない。

 ボクはいたたまれなくなって、「トイレに行く」と言い残し、そのまま病院を後にした。あの場に居ることが、恥ずべきことのように思えた。いや、これは恥ずべきことなのだ。

 恋人なら、どれだけ遅くなっても優と一緒に帰る、くらいの事はするべきだった。なのにボクは、そんな滅多なことなんて起こる訳がないと高を括っていたのだから。

 自然と、溜め息が漏れた。何かの終焉が近付いている予感が、中々拭えなかった。




  *




 海津から二度目の告白を受けた、と優は素直にボクに報告をした。

 九月に突入し、夏休みも終わり……そして海津が無事部活に復帰して、初日のことだった。

 海津は、ボクと優が付き合っていると言う事実を知らない。ボクらの関係を知っているのは、ボクと優だけで、周囲には隠していた。だから、例え別れることになったとしても、周りで変な噂が立つことはない。

 その事にも優の背中を押した原因はある。少なくともボクは、そう思っている。


「……私達、別れよう」


 急に話があると呼び出されて、向かった喫茶店で優が開口一番に放った言葉がそれだった。

 予想していなかった訳じゃないが、いざ言われるとなると心に漬物石でも乗せられたような気分になる。

 ここで惨めに「嫌だ」と言えたら良かったのだろう。これからはもっとお前を見る。お前を守る。お前を真っ直ぐに愛する。そう言えたら、どれだけ良かったのだろう。ボクには未練しかない。しかしそれで繋ぎ止められる程、優は甘い女じゃないし、ボクのプライドは安くない。


「海津が好きなのか」


 可能な限り、自然を装って問うた。格好付けの癖に結構うまく言えていただろう。

 優は応えてくれなかった。この場合の沈黙は肯定だ。

 苦笑が漏れた。優は毎日のように海津の見舞いに行っていた。ボクは、事件以来優とは一度も連絡を取っていなかった。当然と言えば、当然の結果だったのかもしれない。


「……コーヒーでも頼むか」


 口を開いていなければ、耐えられなかった。呼び止めたウエイトレスに注文を言いつけ、ボクらはまた向き合った。

 優の意志の強そうな目に、ボクの情けない苦笑が写る。ボクって、こんなに弱々しい奴だったんだろうか。今、初めて思い知らされた。


「幼馴染みは、単なる幼馴染みでいるべきだった……そう思わないか?」


 ボクの相変わらず回りくどい言い方を、優はちゃんと真意まで読み取ってくれた。


「……悪いのは私。分かってる」


 先に告白してきたのは優だった。優が別れを切り出すと言うことは、つまり優はボクを弄んだ形になる訳だ。幼馴染みに恋人の距離感を求め、結果自爆した。傍目から見れば、そう言う結果になる。ボクにも全く非が無いとは言わないが、身勝手なのは優の方だ。


「駿くんのこと嫌いになったわけじゃないの」

「慰めのつもりか」

「ううん、本当。でも……」


 優は胸の辺りを押さえている。このタイミングで恋する乙女みたいな微笑みは止めてくれよ。ボクがどれだけ惨めなもんか。そこまで初心でもないくせに。いくところまでいったくせに。何も知らないオボコみたいに笑ってんじゃねえ。


「こういう気持ちになったのは、初めてだったの」

「……初恋気取りかよ」

「気取りじゃなくて、多分これが初恋なんだと思う」


 なら、ボクらは一体なんだったんだ。優、その答えは当然用意してあるんだろうな? 意地悪くそう尋ねることも出来たが、ボクは何も言わなかった。何となく見当がついたのだ。彼女の口からは、ボクの予想通りの言葉が吐き出された。


「私、一番仲が良い男の子……一番仲良い人って駿くんだったから……将来もきっと、ずっとそうなんだと思ってた」

「だから、ボクと付き合おうと思った。そうするのが自然だ、って思ってたから」


 分かってしまう。優の考えていることは。単純だし感情的だしどこか抜けてるし、ずっと一緒にいたし。

 優は他の男を深く知ってしまった。ボク以外にも、この世にはボクよりも優にとって理想的な男性が溢れている。それに気がついてしまった。井の中に居たはずの蛙は、いつの間にか外の大海を知り、そして逃げていく。


「海津君から、ラブレター貰ったって前に言ったじゃない?」


 当然覚えている。そのラブレターの大半はボクが書いた。友情の証の意味も込めて、二人で真剣に文面を考えた結果の賜物だ。その時のボクがもし優の気持ちに気づいて、ボク自身の気持ちにも気づいていたらきっとこの世には存在しなかったであろう間の悪い文書だ。

 何故その話が今出てくるのか分からない。


「なんかね……ずっと、その手紙が引っかかってたの」

「……どう言う意味だ」


 これは純粋な疑問だ。本当によく意味が掴めない。ラブレターを受け取る前日に、優は間違いなくボクに告白をしていたし、ボクの恋人になったはずだ。いくらなんでも告白の次の日に心変わりってのはおかしいだろう。


「私も不思議なんだけど……それまで全然興味が無かった海津君のことが、急に気になりだして。他の人の告白とは、全然違う気持ちになったの。まるで、魔法にでもかかったみたいに……」


 なんて返答すればいいんだろうか。

 何言ってんだお前、真顔でんなこと言うなんて馬鹿なんじゃないのか本当に、ガキじゃないんだから、んな幼稚な理由が通用するか。そう罵ってやるつもりだったのに、優は恐ろしく真面目な顔をしてやがる。

 何なんだよお前。

 その顔、嘘付いてるときの顔じゃないじゃないかよ。そんな与太話信じろっつうのかよ。


「……もういい」


 目の前の幼馴染みは良く分からん理由で別れを突きつけてくる。

 そして彼女はボクの友人に走る。このたかが二ヶ月で急接近した、何の興味も持っていなかった男に。

 これ以上この場に留まっていたら気が変になりそうだ。立ち上がると、優が同じタイミングで席を立つ。この辺の息の合い方が実に忌々しい。

 会計は優に任せた。ボクは足早に出口に向かう。

 ボクに運ばれてくるはずだったエスプレッソを携えた店員の、気を遣った控えめな視線とすれ違った。今この瞬間、ボクはきっとこの世で一番惨めな生き物なんだろうな。そう確信した。

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