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キモ異世界転生 〜立ちションかと思ったら、ちんちんでラーメンを啜ってる人でした〜  作者: 七宝


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まさかの展開が!?

「実は、大変なことになりまして」


「なんじょいな?」


「神様が、亡くなりました」


「え、神様って死ぬんですか!?」


「いえ、死にません」


「じゃあなに!?」


「なんか死にました」


「なんか死んだ!? いいのそれ!? そんなんで!」


「私も分かんないんですよ! 何がなんだか! 神様が死ぬなんて初めてですから! 私だって死んだことないですし!」


「そっか⋯⋯大変でしたね」


「で、神医者呼んだんですけど」


「神医者!? すご!」


「神様や私たち専用のお医者様です」


「なに大学を出たらなれるんだろう⋯⋯」


「で、死因はおそらく刃物による外傷とのことです」


「殺人事件じゃないですか!」


「いえ」


「?」


「殺(しん)事件です!」


「殺神様事件じゃないんですか? 俺散々訂正されましたけど」


「うるせー」


「!?」


「私はいいのです」


「ジャイアン?」


「で、死亡推定時刻は約9億年前だそうです」


「9億年も前に!?」


「はい、9億年も前に⋯⋯」


「あれ? 確か9億年前っていったら、神様がお風呂に入りはじめた頃じゃないですか?」


「そうなんです⋯⋯」


「気づかなかったんです? あ、やっぱり神のスケールだとお風呂の時間も長いのか」


「いや、だいたいいつもは30分くらいでした。その日は中々出てこなくて、40分が過ぎ、50分が過ぎ、1時間が過ぎ、2時間が過ぎ、3時間が過ぎ、4時間が」


「そのペースでいくととんでもないことになりますよ」


「とにかく、気づいたら9億年経ってたんです」


「どっかのタイミングで確認しようとは思わなかったんですか?」


「私のこと責めてます?」


「いや、純粋な疑問です」


「やっぱり、お風呂覗くのはよくないかなって思って⋯⋯」


「何事にも限度ってものがありますよ。1時間15分くらいで確認すべきでした」


「私責められてます?」


「さっきからなんでそんな責められるの嫌がってるんですか?」


「だってぇ⋯⋯私悪くないし⋯⋯」


「いやいや、9億年もほったらかしてるのは中々ヤバいですって」


「じゃあ私が悪いんだわ!!!」


「お母さん?」


「はいはいどうせ私が殺したんですよ! はい私ですよ! 私が神殺しです! 神様の座が欲しくてやりました! 閉廷!」


「え⋯⋯本気で言ってるんですか⋯⋯?」


「いや、ヒスっただけ」


「よかった」


「それにしても、神様を殺害するなんて、いったい誰が⋯⋯」


「思い当たる人はいないんですか?」


「いませんね。そもそも、私以外に神の存在を知るものはほとんどいませんし」


「神医者も知ってますけどね」


「ほとんどって言ったじゃん」


「ほんとだ」


「神医者以外だと、神郵便局、神市役所、神駅、神学校、神コンビニ、神イオン、神ドンキ、神マック、神松屋、神なか卯、神吉野家、神かつや、神蒙古タンメン中本、etc...」


「めっちゃ人いるやん」


「いますよ」


「すき家はないんですか?」


「ないです」


「なんで? 松屋とか吉野家はあるのに」


「神様が吉野家派だったので、すき家を追い出してしまいました」


「松屋は残るんだ」


「松屋は松のや併設店舗だと定食のおかわりが無料なので好きなのだそうです」


「よく9億年以上前のこと憶えてますね」


「まぁ、ここ9億年間神様と会話してなかったんで、その期間をノーカウントとするとおかわり無料は先月くらいの話ですからね」


「はー」


「私と話してるとつまんないですか?」


「いや、そういうわけじゃ」


「どうせ私なんか! どうせ⋯⋯!」


「また始まる?」


「そんなこと言われるの!?」


「それにしても、すごいですね。神様以外の人とは9億年間話してるはずに気」


「はずに気?」


「誤字です。はずなのに、です」


「LINEと一緒です。私の頭の中にあるトークルームに見に行ったらすぐ見つかったので。ちなみに最後は『あいよ』でした」


「どっちが?」


「神様がです。私がコーラとポテチ頼んだ時の返事です」


「上司パシらせてんだ」


「おう」


「ヤンキー?」


「おう」


「そうなんだ」

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