自殺('ω'乂)ダメー
1人の男が散歩していた。
「ん? あれは⋯⋯」
遠くの方に、異様な気配を感じた。目を凝らして見てみると、そこには人の胴体が倒れていた。その体は半分溶けており、ハエがたかりまくっていた。
「うわあああああああああ!!!」
男は叫んだ。尻もちをついた。しっこを漏らした。
「なんだ!?」
「どうしたどうした!」
「なんかあったか!」
「人死にか?」
「はやく死体を見せろー!」
男の叫び声を聞き、人が集まってきた。中にはスマホを構えている者もいる。
「あなたは救急車を持ってきてください! あなたはAEDを作ってください! あなたとあなたは、そこに並んで壁を呼んでください!」
男が指示を出す。
ドロドロの衣服を破り、野次馬が作ったAEDのパッドを貼りつけていく。
「これハンペンじゃねぇか⋯⋯?」
「これしかなかったんだ! 仕方ないだろ!」
「確かに!」
男はそのまま続行した。ハンペンまみれの胴体に、電気を流す。
『心臓マッサージをしてくだちい』
「アイアイサー!」
AEDの指示通りに動く。
「救急隊はまだ来ないのか!」
「来ないです!」
それからも救急隊が来ることはなく、6時間半が過ぎた。
と思ったらすぐ10時間。焦ってる時って時間過ぎるの速いからね〜。
「あなた、自殺なんてしちゃダメじゃないですか」
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか。世界一キモいって言われたんだぞ」
「はぁ⋯⋯まったく、あなたって人は」
「さ、次はどこに転生させてくれるんだい!」
「それがですね、実は⋯⋯」




