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君がいた普通の日々  作者: Science8
第一章 4月:新学期が始まって

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9/22

第八話 部活動説明会の合間に

 放課後。

 すべての授業が終わり、部活動説明会の前半の誘導が終わって、ようやく一息ついていたとき――。


「そういや、ロッカーに忘れ物したな」


 そう思って教室の前まで行くと、なぜか電気がついていた。


――この教室は説明会では使ってないはずだよな?


 部活動説明会は、各部室や活動場所で行う部活のほかに、普通教室で説明のみを行う部活もある。

 だが、このクラスは使用リストに入っていなかった。


――誰か残って勉強でもしてるのか?


 そう思いながら窓から中を覗いてみると、そこには星影さんがいた。


――あれ? いつ来たんだ?


 今日一日、授業中に見かけた記憶がなかった。

 教室の中の彼女は、朝、図書室に行く前に見たあの時に入れられたであろうプリントを片付けているところだった。

 星影さんは何も言わず、ただ静かにそのプリントを片付けていた。


――声をかけようかな……?


 そう思ったそのとき――


「そろそろ前半の部、終わるから各自持ち場に戻れよ~!!」


 トランシーバーに接続されたイヤホンから、仲間の声が聞こえた。


――そろそろ戻らないと。


 そう思い、ロッカーの中から忘れ物を取り出して、その場を離れた。

 その時、彼の胸の奥には――

 二度も見て見ぬふりをしてしまった自分への、重い罪悪感が残っていた。

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