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君がいた普通の日々  作者: Science8
第一章 4月:新学期が始まって

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第五話 五時間目の出来事

五時間目の授業が始まったとき、彼女は教室にいなかった。

「またサボりか?」

「さっきまではいたろ」

「それも気のせいじゃねーの?」

「そんなわけねーだろ」


そんな笑い声が聞こえてきた。


授業が始まって二十分ほど経ったころ、彼女が教室に入ってきた。

「あいつ戻ってきたぞ」

「サボりじゃなかったのかよ」


そんな声が後ろから聞こえた気がしたが、彼女は動じることなく教師のもとへ行き、

「早退します」

と言った。


教師は少し驚いたように顔を上げて、

「わかった。気をつけて帰れよ」

「はい、わかりました」


「荷物をまとめたら職員室に来なさい」

「わかりました」


そう言って彼女は静かに荷物をまとめはじめた。


教室を出るとき、教師は

「ちょっと出てくるから、お前らこのページの問題を解いとけよ~」

と言い残して、彼女と一緒に教室を出ていった。


教師が出ていくとすぐに、

「やっぱサボりじゃねーかよ」

「だから言っただろ」

「サボるなら最初から学校来んなって!」

「ほんとな~」


そんな声が聞こえた気がしたが、僕は聞こえないふりをして、その場をやり過ごした。


五分ほどして教師が戻ってくると、

「じゃあ授業再開するぞ~」

と言った。


そのころには、教室はもう静まりかえっていた。

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