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君がいた普通の日々  作者: Science8
第二章 5月:初めての交流

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第三話 登校後の教室で

 教室に入った瞬間、周りから少しだけ冷たい視線を向けられた気がした。

――気のせい、か。

そう思って席につくと、友人が急ぎ足で近づいてきた。


「なぁお前、なんで星影さんと一緒に来てるの?」

「えっ?」


 その言葉で、さっき感じた視線の理由に気づいた。

――前に見たとき、確かにいじめられてるような空気だったよな。ああ、そういうことか。


「なんでもないよ。たまたまタイミングが重なっただけ」

 そう返すと、友人は眉を寄せた。


「そっか……でも、あんまり星影さんとは関わらないほうがいいぞ」

「なんで?」


 僕が問い返すと、友人は声をひそめた。


「噂だけどさ、星影さんいじめられてるって話、聞いたことある。お前も関わってたら何されるかわからないぞ」

「……そっか」


 胸のあたりが少し重くなった。

 友人は続ける。


「でもひどいよな。来ないだけでいじめられるとか」

「ほんとにな~」


 そう言いながら、内心では――

――無視するどころかあいつらもっとひどいことしてるんだけどな……。

 そんな思いが浮かんで、喉の奥にひっかかった。


「お前ら、席つけー!」


 担任が教室に入ってきて、僕らは話を切り上げた。

 ざわついていた空気が、すっと静まっていく。

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