顔面の蒼白
呼吸が荒くなっている
先日の事が頭をよぎっていて
今という現実に焦点を合わすことができない
それは側から見れば病気と映るだろう
車を運転していたんだ
スピードが許容の範囲内である
傍に老人がフラフラと自転車を漕いでいたんだ
何か危なっかしいと思っていたら
その自転車が道路側にパタンと倒れた
私は目を疑った
と同時に車が何かを轢いた感触があった
顔面蒼白となる
車を止める事はしないで
そのまま前に走って行った
現実的には車を運転しているのであるが
私の思考回路は言うに言えない状態だったと思う