第71話 「戦場で交わる想い――すれ違いと、想いの強度」
◆悪魔“外道喰い”の力――それは心を蝕むもの
外道喰いは攻撃力は低いが、**精神干渉系の“囁き”**によってターゲットの心に揺さぶりをかける。
すみれが前線で抗いながら、後衛で支援するイオリ・真昼・ユキ――
それぞれの心に、“恋”にまつわる言葉がこだまする。
◆ユキへの囁き
悪魔の囁き:
「本当は……誰かと“ずっと一緒”になりたかったんじゃないのか?」
ユキ「……えへへ、そうかも。でも……それが“ユウトくん”なら……ダメ、かな?」
(彼女の魔法弓がぶれそうになる――が、ユウトの声が届く)
ユウト「ユキ、集中して! 君の矢は、俺が信じてる!」
ユキ「うん……うんっ! がんばるねっ!」
◆真昼への囁き
悪魔の囁き:
「君の“軽さ”では、本物の恋には届かない。だからずっと、傍観者なんだよ」
真昼「はあ? ちょっとバカにしすぎじゃない? 私が“軽く”見えるなら――」
(彼女は大剣を振るいながら、囁きに真っ向からぶつかる)
真昼「“好き”って、もっとガツンとぶつかっていいんだよッ!」
(その叫びと共に、悪魔のシールドが一部砕ける)
◆イオリへの囁き
悪魔の囁き:
「計算じゃ、愛は測れないよ。知性は、恋には邪魔なんだ」
イオリ「……違う。知性は、むしろ……“本物の恋”に必要なものだわ」
(しかし、その目はほんの少し揺れる)
イオリ(心の声)
《本当に……そう? 私の“論理”では、ユウトの心に届かないの……?》
(その疑念が、戦闘行動を遅らせる)
◆すみれ、前線で限界に近づく
悪魔:
「君はすでに一度、堕ちかけた。“恋”という毒に、耐えきれるかな?」
すみれ「……もう、怖くない。私は……好きな人を守りたい。それだけ」
(すみれの瞳が、一瞬だけ赤く煌めく――かつての悪魔の残滓が再燃する)
ユウト「すみれ……っ! やめろ、それ以上は!」
(ユウトがすみれに駆け寄る、そのとき――)
◆ユウトの“叫び”
ユウト「もう、誰にも“無理させたくない”んだよ……!
俺が、全部受け止めるから!
イオリも、真昼も、ユキも、すみれも……!
……俺が、全員の“好き”を、ちゃんと正面から――受け止める!」
(その瞬間、四人のヒロインたちの視線がユウトに集中する)
◆最後の連携攻撃:四人の“想い”の同調
イオリ:
「なら、ユウト。私の知性を信じて、動いて」
真昼:
「私の“恋の勢い”で、切り開いてあげるよ!」
ユキ:
「ユウトくん……いまは、ただ一緒にいてね」
すみれ:
「私は……あなたと、ちゃんと並んでいたい」
――4人の思念が、ユウトと一つになる。
ユウト「行くぞ、みんな!」
(連携必殺技・**四重心撃**発動!)
◆戦闘後、そしてまた揺れる心
悪魔は浄化され、ミッションは完了。
しかし、戦闘後にそれぞれのヒロインたちの“感情の余波”がユウトに押し寄せる。
・すみれは顔を赤らめて目をそらし、
・イオリは黙ってデータパッドを差し出しながら顔を赤らめ、
・真昼は腕を組みながらニヤニヤ、
・ユキは……いつの間にか、手を繋いでいた!?




