第46話 「好きになるって、どうしてこんなに痛いの?」 ――真昼、恋愛幸福論を問う
◆ 放課後・帰り道、ユウトと二人きり
真昼「ねえ、ユウト。ちょっとだけ、静かに歩こう」
ユウト「お、おう。なんだ、珍しく……」
(風が吹く。賑やかな街を少し外れた、公園の道。真昼は横を向いたまま)
真昼「私、さ……たぶん、最初はゲーム感覚だったんだよね。
“落とす”とか、“キスできたら勝ち”とか……そんな軽いやつ」
(ユウトが目を見開く。真昼の声は、思いのほか静か)
真昼「でも……気づいたら、
ユウトの隣にいると、安心したり、緊張したり……
“他の誰かに取られたらどうしよう”って、不安になってて」
(小さく笑う)
真昼「バカみたいだよね。自分から遊びみたいに始めたくせに、
いざ本気になると、怖くなるなんて」
◆ 公園のベンチに並んで座る二人
真昼「ねえ……“恋愛の幸福”って、なんだと思う?」
ユウト「……え?」
真昼「キスすること? 付き合うこと? 結婚? それとも、“相手の幸せを祈れること”?」
(ユウト、答えられない)
真昼「私は――“誰かの“いちばん”になれること”が、幸せだと思うんだ」
(まっすぐ、ユウトを見て)
真昼「だから……ユウト。私、遊びじゃなくて、本気で“いちばん”を目指してるから」
◆ 翌日・教室にて
アリサ「……おい、真昼のヤツ、何だよあの真面目モード!?」
イオリ「彼女が“幸福”という抽象概念に踏み込んだ……これは想定外」
ユキ「真昼ちゃん、最近ちょっとドキドキするね~」
(ヒロインたちに“焦り”が生まれる――真昼の“真剣さ”が場を変えていく)
エピローグ:真昼、独白
「“私のこと、本気で好き?”
そんな言葉、簡単に言えない。
でもね、
あなたが“私を好きでいること”が、あなたの幸せになりますように。
――って、心から思ってるんだよ」




