第39.5話 「バカって言ったほうがバカ!……で済まない、恋の友情クラッシュ」
◆ 文化祭の片づけ中、教室にて
ユキ「ねーアリサちゃん、“評価カード”なに書いたの?」
アリサ「は? おまえこそ、ユウトに“好き”って言ったらしいじゃん」
ユキ「言ったよ? だって本当だもん」
アリサ「……っ!(真顔で返されるとめっちゃ眩しい)」
ユキ「でもアリサちゃんはどうなの? いつも“冗談”って言ってばっかで、ズルいよ?」
アリサ「……っ!!(図星すぎて膝が震える)」
◆ 穏やかな“論破”と、爆発する“情”
ユキ「恋って、誤魔化してたら伝わらないと思うんだ。
それって、自分がいちばん傷つくよ?」
アリサ「お、おまえなぁ……天然で言ってんのか? それとも計算か!?」
ユキ「ふふ。計算してたら、“好き”なんて言えないよ?」
アリサ「~~~~っっっ!!!」
(アリサの理性、今、爆散)
◆ 友情? バトル? それとも――
アリサ「じゃあ聞くけど! おまえ、ユウトのどこが“好き”なんだよ!」
ユキ「え?」
アリサ「顔? 声? 性格? それとも、優しいから?
“ドキドキ”するからって、それだけで“好き”とか言うなよ!」
ユキ「うーん……」
(一拍置いて)
ユキ「――全部、だよ。アリサちゃんもそうじゃないの?」
アリサ「……っ、はあ!?(正論やめろォ!!)」
◆ そして、不器用な絆が生まれる
アリサ「マジでむかつく……全部見えてる感じがしてさ……」
ユキ「でもアリサちゃん、わたしが泣いたら慰めてくれるでしょ?」
アリサ「は!? 泣くなよ!! 泣くなってば、だから!!」
ユキ「ね、だからきっと、あたしたち友達なんだよ」
アリサ「…………っ」
(言い返せなくて、でもたぶんちょっと泣きそうだった)
エピローグ:廊下の角で立ち聞き中のユウト
ユウト(※心の声)
「……どっちも、ズルいくらい真っ直ぐで……バカだな、俺」
(何も言えず、背中を向けた)




