第32話 「恋愛論は譲れない――感情至上主義vs論理的適合性」
◆ 会場:占いカフェ・特別ステージ
文化祭中盤、占いカフェの一角に設けられた「恋愛討論ブース」。
イオリが主催し、「“恋愛論発表ステージ”」として急遽スタート!
前には観客の生徒たち、そして最前列には――
ユウト(当事者)!
イオリ「さあ、今日こそ証明するわ。**“本当にユウトにふさわしいのは誰か”**を」
アリサ「いいぜ。こちとら、恋は理屈抜きの一目惚れなんだよ!」
◆ ラウンド1:恋の定義
イオリ「恋愛とは“脳内ドーパミン分泌”と“心理的投影”に基づく感情錯覚。
持続性と安定性を保証するには、“共通認知域の広さ”が最重要です」
アリサ「……おい、おまえの言ってること、
全ッ然キュンとこねぇんだけど!?
恋ってのはな、“胸がドカン!”ってなって、意味わかんなくなるもんだろーが!”」
観客「おお~!」「感情派、熱い!」
◆ ラウンド2:理想の告白シチュエーション
イオリ「まず静かな個室、適切な距離、声量・視線の角度調整……
好印象を最大化する環境とタイミングを定量的に――」
アリサ「ぶっぶー!
俺様系男子が壁ドンして『お前しか見えねぇ』って言えば、それで100点!
空気とタイミングは、ハートで感じろ!」
ユキ「うーん……私なら、お菓子あげながら“好きかも~”って言っちゃうかも!」
イオリ・アリサ「(……それはそれで強いなコイツ)」
◆ ラウンド3:ユウトとの“恋愛勝率”提示
イオリ「統計的に、私とユウトの生活リズムは92%一致。
さらに“共感力・論理力”の相互補完率は97%。総合適合度は99.2%」
アリサ「うるせぇ!!
私はな、ユウトが落ち込んでる時に、横で黙って座ってられるんだよ!
それで十分だろ? 数字なんか知らねぇけど、私のほうが“ユウトの涙に強い”!」
観客「アリサぁああ!」「イオリさんも理屈スゴい~!」
◆ 修羅場、限界突破
イオリ「……ふっ、なら証明してみせなさい。
“あなたとユウトの恋愛指数”を――今、この場で!」
アリサ「上等だぁ! ……って、え、なにそのセンサー!?
なんで腕にバンドつけんだよおおお!!」
(イオリ、ガチの生体反応測定機を持ち出す)
リリカ「ちょ、ちょっと、二人とも本当にバトルするの……!?」
真昼「(ふふ……面白いわね。なら私は、“ユウトの背後”から狙わせてもらう)」
◆ 観客のリアルな声(感情vs論理)
生徒C「……どっちの言い分もわかるけど、実際どうなんだろ?」
生徒D「でも、恋ってやっぱり勢いじゃね? アリサ派!」
生徒E「いや、長く付き合うならイオリさんみたいな人のが安心できそう……」
(恋愛論は教室を超え、学校全体に飛び火していく――)
● 最後の一撃、でも……?
イオリ「最後に言わせて。
ユウト、あなたは私の知性に惹かれてるの。
その理性の奥にある“知的な安心感”こそ、あなたの求める愛よ」
アリサ「ちげーよ! ユウトが求めてるのは、
**“誰にも代えられない熱さ”**だろ!
そうだろ、ユウトッ!!?」
ユウト「(……うわああああ!! 選べるわけないだろこの状況!!)」




