第31話 「相性100%は論理で導ける――恋する診断、知性の牙」
◆ 文化祭当日、"恋する占いカフェ"
教室は幻想的な装飾に包まれ、カーテンで仕切られたブースが並ぶ。
人気なのは、ユキ発案の「相性診断コーナー」。
その中でも、ひときわ注目を集めているブースが――
生徒A「なんか……すげぇ行列できてる……」
生徒B「あれ、“超論理的診断”とか書いてない?」
看板には大きく書かれていた。
「脳科学と統計学に基づく“真の相性診断” by イオリ」
◆ イオリ、知性で“恋”を解き明かす
イオリ「はい、次のカップル、どうぞ」
カップル男子「(うっ……なんか威圧感)」
カップル女子「わ、私たち付き合って3か月で……」
イオリ「はい、では心理傾向チェックに入ります。
まず、“相手の寝相を想像してください”」
カップル「えっ、寝相?」
イオリ「重要です。心理的距離と“無防備な印象”の認識差を測ります」
(パチパチとタブレットを操作)
イオリ「……ふむ、互いの“自己投影型期待値”に大きなズレが。
このままでは2ヶ月以内に“感情すれ違い”が生じる確率78.6%」
カップル「ええええぇぇぇぇ⁉」
◆ 修羅場、始まる
ブースの外に、ちょっとしたざわめきが広がる。
通りがかりの女子生徒「……あの子たち、泣いてる……」
通りがかりの男子生徒「“恋の公開処刑ブース”ってあだ名ついてんぞあれ……」
しかし、イオリは手を止めない。
イオリ「私が導きたいのは、感情の幻想ではなく、真実の適合性。
一時の甘さではなく、永遠の安定を――」
◆ そして、ユウトとペア診断…?
ユウト「……イオリ、なんかすごいことになってるな」
イオリ「ユウト、来てくれたのね。
実はあなたとの“診断用データ”もすでに揃ってるの。
統計的に、私との恋愛成功確率は――99.2%。」
ユウト「ちょ、ちょっと待て! それもう診断じゃなくて“既成事実”じゃない!?」
イオリ「心配しないで。残り0.8%も、これから私が埋めてあげるから」
(目が据わってる)
◆ ライバルたち、黙っていない
そこに乱入するヒロインたち!
アリサ「なーんかムズいこと言ってるけどよ!
恋ってのは、理屈じゃねーだろ!?」
真昼「ふふ。診断なんかより、実際に“キス”しちゃったほうが早くない?」
リリカ「わ、私も……! ちゃんと……“体当たりで向き合う”って……!」
黒ノ宮メイ「(ククク……さぁ、混沌が深まってきたわね)」
● クライマックス:知性 vs 感情のカオスバトル
ユキ「わぁ、なんか修羅場の香り~」
イオリ「……ならば、全員まとめて診断してあげるわ。
“ユウトとの真の恋愛相性No.1”を、この場で明らかに――!」
(恋する占いカフェ、まさかの“診断バトルロイヤル”開戦!)




