第24話 「理性崩壊、その先へ。嫉妬とスキンシップと、恋愛体質系ヒロイン登場」
◆ 前回までのあらすじ
理性の申し子・蓮見イオリが、ついに感情に飲まれた。
「私を好きになりなさい」と言い放ち、ユウトへ急接近。
しかしそれは、ただの始まりに過ぎなかった――
◆ 嫉妬のスキンシップ暴走
翌日、学園。
レーヴァがユウトの腕に軽く触れる。
レーヴァ「ねえ、今日はお昼一緒に――」
(バシッ! イオリがレーヴァの手をはたく)
イオリ「不適切な接触。ユウトのパーソナルスペースは、現在わたしの管理下よ」
ユウト「お、おいイオリ?」
イオリ「静かにして、ユウト。今、わたしが“恋人候補”として上位よ」
リリカ「……完全に“恋する乙女モード”突入してる……!」
アリサ「でも、なんかもう……可愛い通り越して怖いわね」
◆ 昼休み:ユウトの腕を抱えながらランチ
(イオリ、堂々とユウトの腕をホールド)
イオリ「これは恋愛関係におけるスキンシップの初期段階。
照れを排除し、自然に慣れさせる訓練と位置づけるわ」
ユウト「ちょ、ちょっとイオリ!? くっつきすぎじゃ――」
イオリ「統計上、男性は“強引に来る女性”に陥落しやすいの。
データは裏切らない。わたしは、それに従う」
ユキ「科学的な恋愛って……逆に恐怖なんだけど」
◆ そこに現れる、新ヒロイン
???「あらあら〜、激しいのね、みんな♪」
現れたのは――胸元ざっくり、ほんわか笑顔の謎の転校生。
???「初めまして。今日からこのクラスに入る、“相楽 真昼”って言います♪」
アリサ「……この空気、完全に恋愛体質女だ……!」
リリカ「うわ、わたし系のふんわりなのに、色気で圧倒してくるパターン……!」
真昼「よろしくね、ユウトくん。ねえ、良かったらお昼一緒に――」
(※すでにイオリが腕を死守)
イオリ「却下。ユウトは現在、恋愛観察中。外部干渉は認めない」
真昼「あらあら、嫉妬? ふふっ、可愛い♡」
イオリ「これは嫉妬ではなく、“合理的独占”よ」
◆ 真昼、動く
その放課後。真昼、ユウトに接近。
真昼「ねえ、ユウトくん。
わたし、“好きになったら全力で尽くすタイプ”なの。
好きって、楽しいから、止められないよね?」
(ふんわりと笑いながら、ユウトのネクタイをクイッ)
ユウト「ま、真昼……?」
(ドアの影から見ていたイオリ、静かにメガネが曇る)
イオリ「新たな恋愛体質……まさか、ここまで本能的な女が……!
これは、“知性の戦場”では対応できない……っ」
◆ ラスト:イオリ、苦悩する
自室。イオリ、ひとりPCの前でつぶやく。
イオリ「わたしは恋を“論理”で理解しようとしていた。
でも今、恋は、感情と本能の衝動だと突きつけられている――」
(彼女の指が、そっと携帯のユウトの写真に触れる)
イオリ「……でも、それでも……わたしは、諦めない。
恋愛戦場に、勝利する。たとえそれが、“知性”を捨てることでも――!」
(画面、ブラックアウト)




