第23話「“わたしを好きになりなさい”――知性崩壊後の命令形恋愛」
◆ プロローグ:そして、スイッチが入った
放課後の教室。
レーヴァとユウトが、肩を並べて話している光景を、
イオリは無言で見つめていた。
レーヴァ「ユウト、私さ……もう一度、やり直したいって思ってる」
ユウト「……っ」
イオリ(“やり直す”……その言葉に、どうして、
胸の奥が――こんなに、熱い?)
理性の中枢が、限界を超えた。
◆ ヒロインズ会議:イオリ異変に気づく
リリカ「ねえ、最近イオリン、ちょっと変じゃない?」
アリサ「“変”っていうか、“女の顔”になってきたよな」
ユキ「明確なフェロモン反応。恋愛ホルモン、分泌中」
エルゼ「今の彼女、下手すれば“戦場”でもためらわないぞ……」
◆ 強引すぎる知性
その夜、ユウトの部屋。
ピンポーン。
ユウト「……イオリ? どうした、こんな時間に」
イオリ「入れて。今夜は、話があるの」
(何も言わせず、無言で中に入るイオリ)
ユウト「お、おい、勝手に――」
イオリ「静かにして。今からあなたに、“命令”するわ」
ユウト「……え?」
イオリ「――わたしを、好きになりなさい」
◆ 理屈のない“命令”
ユウト「……な、何言って――」
イオリ「説明は不要。これはわたしの意思。
わたしは今、あなたのことを“好き”になった。
だから――あなたも、わたしを、好きになるべきなの」
ユウト「そ、そんなの……」
イオリ「理性を捨てたわたしを、あなたが見てどう思うか――
その答えが欲しい。今すぐに」
(ぐいっと距離を詰め、顔を数センチまで近づけるイオリ)
イオリ「わたしを、どう思ってるの……?」
◆ 理性を捨てた“恋する少女”
ユウト「……正直、戸惑ってる。けど……
そんなにまっすぐに来られると、心が、ざわつく」
イオリ「ざわつきは、初期的恋愛衝動。つまり――可能性がある」
ユウト「……は?」
イオリ「あなたは、わたしに“落ちる”わ。
これは予言でも推測でもない。確信よ」
◆ そして、恋は加速する
(イオリ、そっと彼の手を取り)
イオリ「あなたが誰を見ていようと、関係ない。
これからは、わたしだけを見て。見させてあげるわ。
――わたしが、“恋愛”の意味を教えてあげる」
(その目には、もはや一点の曇りもない)
● エピローグ:レーヴァの反撃宣言
夜の屋上、レーヴァがひとりつぶやく。
レーヴァ「ふふ……やっぱり、イオリって子、やばいな。
でも、それでも私は……ユウトを奪うって決めてるんだよ」
(彼女の背後に、悪魔の羽が浮かび上がる)




