第14話「おまえの笑顔、ぜんぶウソだった――セレスの隠した本音と、研究室から来た爆弾娘」
◆ 心の領域・セレスステージ
リリカ、ユキときて、次に呼ばれたのは――
いつも明るく騒がしい、ムードメーカーの少女・セレス=フレアライト。
その心の領域は、まるで遊園地のように明るくてカラフルだった。
ユウト「ここが……セレスの心? なんだこの陽気すぎる空間は」
だが――その中心にあった“鏡の館”だけは、ひどく暗かった。
◆ セレスの心に潜む“偽り”
セレス「ユウトくん! 来てくれてありがとーっ☆」
弾ける笑顔。テンションマックス。
でも、その笑顔の裏に――かすかな“ひび”が見えた。
ノワール(囁く)「君は気づいてないフリをしてるけど、もう知ってるはずだよね。
彼女の笑顔は、全部“演技”だったってこと」
セレス「うるさい、うるさいうるさい!!あたしはいつだって楽しくて、笑ってて、そんなキャラで――」
ユウト「セレス……俺は、そんなおまえじゃなくて、“本当のセレス”が知りたいんだ!!」
セレス「……やだなぁ、そんなの、見せられるわけないじゃん」
◆ 揺らぐ心、割れる鏡
鏡の館のガラスが砕け、内側に閉じ込めていた感情が露出する。
セレス(回想)
「バカにされてたの、昔。“明るいだけの能天気”って。
だから、笑ってる方がよかった。そうすれば、みんな――
みんなあたしを見てくれると思ったの」
ユウト「俺は、おまえが泣いてたって、怒ってたって、ちゃんと見てる」
セレス「……ほんとに?」
ユウト「ほんとだ。……好きだよ、セレス。どんなおまえでも」
その言葉に、セレスの笑顔が――涙に滲んだ。
セレス「……ありがと、ユウトくん。
あたし、あんたのこと……本気で好きになってたんだ、いつの間にか……」
◆ だが修羅場に安寧はない
その時――
鏡の破片の中から、白衣の少女が現れる。
???「泣き顔と告白。典型的な“心の開示シナリオ”。再現性はありそうね」
セレス「……誰アンタ!?」
リリカ「出たぁぁああ!? 超ムカつく顔の女きたああ!」
ユキ「このタイミングで来るなんて……最悪すぎる」
ユウト「誰だおまえ……」
少女は白衣を払って言った。
「久遠アリサ。感情制御魔術の研究者。
そしてあなたの、“観察対象”」
◆ 場を荒らす者、爆誕
アリサはユウトを見て、言葉を続ける。
「君は興味深い。“悪魔因子”を持ちながら、恋愛感情によって自己を保っている。
制御の鍵は、愛。そんな曖昧なものに頼るの、馬鹿みたいだけど――」
(……でも、目が合うと、どうして鼓動が速くなるの?)
リリカ「……は? ちょっと待て、今なんか変な空気出さなかった?」
セレス「ユウトくんに変なちょっかいかけるの禁止!!」
ユキ「貴女が感情を否定しても……恋愛対象にならないとは限らない」
アリサ「やかましいわ感情論者共。……そしてユウト、喉乾いてない?
水とか、持ってない? 口、なんか、カラカラ……」
ユウト「なんでおまえだけデレてんだよ」
◆ 修羅場、加速中
リリカ・ユキ・セレス・アリサ
四人の少女が、並んでユウトを睨み――
そして、彼は一言。
「……誰か、助けてくれ」
● 次回予告風
感情を揺さぶられたアリサが、自分の研究のためにユウトを“強制連行”!?
研究室で始まる、恋愛心理と魔力の危険な融合実験!
次回、第15話
「恋の実験、感情制御室より――久遠アリサの観察日誌」
爆弾娘はまだ“恋”を知らない。
だが、それが一番危険だ――!!




