第11話「鏡の中の俺――二重人格と過去の罪」
夢の中でヒロインたちの本心と向き合った翌日、俺――ユウトは、奇妙な違和感を覚えながら目を覚ました。
「……また、あの夢の続きを見ていた気がする」
枕元に目をやると、真っ赤なバラが一輪、置かれていた。
(……誰が、こんなものを?)
しかも、その花には一言だけメモが添えられていた。
「会いたかったよ、“本当の僕”」
◆ 学園に現れた“ユウト”
その日、学園で事件が起きた。
「ユウトくん!? さっき、廊下ですれ違ったけど……え? 今ここにいるの!?」
セレスが真顔で言ってきた。
「え……?」
「さっき見たのよ。ユウトくんそっくりの人。笑い方とか、目とか……全然違ってたけど」
「ふふ……“こっちの僕”の方が、君たちには似合ってるんじゃない?」
教室の窓際に現れたのは――
**俺と瓜二つの姿をした、黒衣の“ユウト”**だった。
◆ “黒ユウト”の宣言
「はじめまして、みんな。僕はユウトの裏側――
彼が見て見ぬフリをしてきた、怒り、絶望、孤独の集合体さ」
「名前は……うーん、そうだな。ノワールとでも名乗っておこうか」
ノワールはにやりと笑った。
「ユウトくん、君が選ばなかった恋と、殺し続けてきた“悪魔の血”――
それらが僕を作ったんだ。だからこそ、僕が君の代わりに“本当の選択”をしてあげる」
◆ 揺らぐ日常
リリカ「……ふざけんな! あんた、ユウトじゃない!」
ユキ「でも……彼の中に、“確かに”ユウトの記憶がある。否定しきれない」
セレス「もし、あの子がユウトくんの一部なら……放っておけないよ」
俺「……おまえに、何をされても負けない。絶対に“俺自身”を取り戻す」
ノワール「フフ、それはどうかな? じゃあ、ゲームをしようか――“恋”と“力”を賭けたゲームを」
◆ 恋と戦いのゲーム、開幕
ノワールが宣言したルールはこうだ:
「俺とユウト、ヒロインたちはそれぞれ“心の領域”で対決する。
勝者はヒロインの“感情”と“魔力のリンク”を得る。
負ければ、その心は俺のものになる」
つまりこれは――
「愛と力、どちらが“真のユウト”にふさわしいか」を決める試練。
◆ 第一の対決、リリカ編予告
ノワール「じゃあまずは――リリカから、いただこうかな」
リリカ「上等じゃん。絶対に負けないし、ユウトは“私の”だ!!」
ユウト「リリカ……おまえの想い、オレが守る!」
● 次回予告風
“心の領域”にて繰り広げられる、
リリカ vs ノワールの熱血・恋愛バトル!
リリカのツンデレ魂が、過去と恋心を貫く――!
次回、第12話
「ツンデレ全開!リリカVS偽ユウト、告白を撃ち抜け!」
そしてついに、“あの言葉”が飛び出す……!?




