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剣聖討伐戦 Ⅰ

「さて、アルフレッド君。君も薄々思ってるんじゃないかい?君はかなり強くなったと。」

「はい……そろそろ挑んでも良いかと思ってました。」

 

 そろそろ頃合いかと思っていた事でもある。

 いい機会かもしれない。

 

「……剣聖に挑みたいと思います。」

「アルフレッド君!?いくら何でも……。」

 

 レインはそこまで言うと少し考えた。

 

「……いえ、確かに今のアルフレッド君なら可能性はあるかも……。私達も手伝えば確実に……。」

「……出来れば俺一人でやりたいです。いざという時は手伝ってくれるとありがたいですが。」

 

 確かに支援さえあれば確実に仕留められるだろう。

 だが、自分の手で確実に仕留めたい。

 それに、奴さえ仕留めれば村への復讐は終わったも同然だ。

 他は雑魚に過ぎない。

 

「……良いですか?」

 

 レインに聞く。

 彼女は俺を守ることに重きを置いている。

 ならば、彼女に許可を取るのが筋だ。

 

「シャインさん達は支援してくださるのですか?」

「勿論。あぁ、アルフレッド君が嫌だと言うのなら支援はしないよ。」

 

 レインの質問にシャインは肯定する。

 そして、俺は首を横に振った。

 支援があるのならば用意はしてもらったほうが良いだろう。

 

「実際に手伝ってもらうかどうかは置いといて、支援の用意はしておいていただけるのならありがたいです。」

「分かった。いざとなったら援護しよう。まぁ、今の君の実力なら問題は無いと思うがね。」

 

 

 

「村は特に変わりないようですね……。」

「はい。勇者が来るとは言ってもまだ期間はありますし、特にすることも無いでしょうしね。」

 

 レイン、シャインと共に村に潜入し、状況を把握する。

 グロールにも来てほしかったが、当人が足手まといにはなりたくないと言って拒否した。

 確かに暫く動いていなさそうだったしあまりに大人数で動いても目立ってしまう。

 なので、今回は待機ということになった。

 ……それに、恐らくグロールには蜃気楼の面々について知っておきたい事でもあるのだろう。

 見た目は老人だが、その実は老練である。

 

「あ、そういえば次の村長はどうなるんですか?」

「先の村長は息子がいましたので、そちらになる筈です。村長は代々その家系で担っていますので。」

 

 その村長の息子というのもアホで有名なのだが。

 まぁ、村長と言っても特にすることはない。

 正直誰でも良いのだ。

 

「あ、あれ!」

 

 シャインが指差す方を見るとそこにはカインが徒党を集めて何やら話している。

 

「んーと……。どうやら村の警備について話してるみたいだね。」

「聞こえるんですか?」

 

 シャインは首を横に振る。

 

「いいや、唇の動きから何を喋っているのか読んでるんだ。どうやら自警団や派遣されて来た警備隊とは別に独自に巡回するみたいだね。」

「成る程……。」

 

 ならば、作戦の取りようはある。

 というか、その技術は凄いな。

 

「奴の徒党ならば複数班に分けるでしょう。でも、奴の徒党は数は多く無いので一班の人数も限られますし、班の数も三つが限界でしょう。」

「じゃあ、一班が巡回に出ている間、残りの二班は休息と緊急事態に対応する班みたいな感じで分けられるんですかね?だとすればカインが巡回に出て来た時に、仲間を呼ばれる前にカイン含めて全て始末すれば、行けますね。」

 

 少し考える。

 が、今の所レインのそれが最善か。

 

「……そうですね。カインの率いる班を上手く全滅させられるかが不安ですが……。その計画でいきましょう。」

「よし、そうと決まれば巡回ルートの確認と何処で仕掛けるかだね。もう少し探ってみよう。」

 

 果たして、上手くいくのか。

 いや、上手くやって見せる。

 そして、奴に、俺の虐めの主犯に復讐してやる。

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