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異世界ディフェンダー  作者: にゃっち
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4話 戦略会議3

精霊がここに住んでいるのか

しかし精霊と人間の関係は厳しいな

ドラゴンバスターは無いと思って行動した方がいいな。


だけど雷魔法はドラゴンにかなり有効らしい・・


「あのー! 魔法で雨や雲などできますか?」


魔法騎士団団長シェザナ・ルー「はい、水属性の魔術師が一番多く、

雲スキルですと


スキルランク3のクラウドダンスで雲を生成

スキルランク4のクラウドダンスⅡで雨雲生成

スキルランク5、クラウドダンスⅢ雷雲生成

スキルランク6でクラウドダンスⅣサイクロンダブル

スキルランク7になりますと国を飲み込むほどのクラウドダンスⅤサイクロンヴァンガエッジが可能ですが・・・


全員水スキル7の超Z級魔術師シャルノーンを見る

見た目は透き通るような白い肌で綺麗で可愛いが、そんな目で見ている人は一人もいなった。


魔法騎士団団長シェザナ・ルー「私の水属性はスキル3で手のひらでも雲生成が出来て大空ですと大きく手の平を広げた程度の雲を空に展開できます。」


「魔法騎士団団長シェザナ・ルーさんは水と雷の魔術師部隊を編制、同じ属性の冒険者を加え城の北側を厚く東側、西側に雨雲や雷雲をくまなく配置できるようにしてください。


シャルノーンさんを団長のもとに10名ほど、一緒に戦える水属性の魔法騎士団員と冒険者の方は彼女に志願を申し出て下さい。

ドラゴン出現場所に出向いて直接攻撃をしてもらいます。」


シャルノーンは小さくうなずいた。


決戦になりましたらドラゴンらしき陰影が確認次第そのあたりに強い雷魔法を打ち込む感じで対処。

それでもひるまず、突っ込んでくるようでしたら

大量の雲や霧と雨をドラゴンに浴びせ、雷魔法の連射でお願いします。


魔法攻撃、スキル攻撃で一番怖いのはMP切れです。

常に回復出来るようにポーションなど用意と調達をお願いできますか?

魔法騎士団団長シェザナ・ルー「どれほど残されているのかわからないですが努力いたします。」


神聖教会 エストラル教皇「それでしたら、王都ジェンダにマナフィールド、マナ回復ポイントを数か所用意できます。」


それを聞いた全員ぎょっとして驚いていた

椅子をづらして立った者もいた。


冒険者、騎士団の戦いではマナ切れによっての死亡が常で、人類大敗北の連続はマナ切れによるスキルの不発だったからである。

ポーション回復以外、MPの回復手段は寝るしかない。


キッシンジャー将軍「なぜ、いままでそれを黙っておった!もっと早い段階で使用できたならここまでは!!!エストラル教皇様!!」


エストラル教皇「人同士の争いでの古代禁忌魔法は使用できません、敵対する人知の介入が無くなった今だからこそ使えるものだとおもいます。」


キッシンジャー将軍「ううーーーむ、そこまで!!」ドンと机を叩く!!!


「エストラル教皇様は先ほど聖水のようなものを配られてたようですが、魔物に聖水は効くのでしょうか?」


エストラル教皇「聖水とは祝福を授けた水になります。

祝福は毎日朝欠かさず行っており、水だけではなくすべての物や人に祝福を授けることができます。

効果はその人によって変わりますが、生きていく上でとても良い効果をもたらし

アンデッドモンスターには絶大なる退魔の力を秘めています」


「これだけ人間が死んでいると王や兵士の墓、死体も沢山あると思う、アンデット化する可能性はありますか?」


エストラル教皇「んー、今晩にでもその現象が起きてもおかしくはないでしょう。」


「この町の飲み水や井戸のような地下水に祝福を授けることは可能でしょうか?」


エストラル教皇「出来ます。それによって土地自体が祝福をうけられれば

ハルムスト王国、国内にて死体がアンデット化することは無いと思います。


では今から信徒全員で祝福の儀式を行いに行きます。」


そう言うと席をスッと立って信者とともに部屋から出て行った。


キッシンジャー将軍「すっげーーえな、教会!」騎士団隊長エメット・カイサルと合図地を打った。


魔法騎士団団長シェザナ・ルー、背もたれにもたれかかり「古代禁忌魔法、そんなものがあったのか・・・・ふう・・・・」


夕日が傾き少し暗くなってきた。

部屋の中は従者達が魔法のトーチに火をともし、とても明るい雰囲気になる。


賢者デキンズ

「勇者テル様、今日召喚されてとてもお疲れになっていると思われるので今日はこの辺でお休みになられたほうがよろしいかと。」


キッシンジャー将軍

「うむ!

世界は滅び、我らが国王も死に、ハルムスト王国もだめかと思っていたら、なんという1日だろうか

勇者殿のおかげで明日の光が見えてきたぞ。ガッハッハッ!!

明日は、朝から会議だ、日が昇る前に全員集合してくれ、今夜は解散だっ!」

机を叩き、雄たけびを上げた


うおおおおおお!!!!


緊張の糸が切れ、ざわつく王の間、

勇者の前は人だかりができて握手会となっていたが、

賢者デキンズが

皆、明日は早い、決戦ともなれば寝れないかもしれない、今のうち食事を取り早く休みなさい

そう言うとみな帰っていった。

将軍と騎士団長は、何かあったらたたき起こすから早く寝なさい、とだけ言って去っていった。


ここで軽く食事のあと

賢者の従者、ファストが勇者様案内いたしますと

お風呂に連れて行ってくれた。ファストも裸になりテルの背中や頭をゴシゴシあらってくれた。

一緒に大きな湯舟につかると思わず、ああーーーと声が漏れた。


ああ~~~

こんなんで大丈夫かなぁ~~


するとファストは大丈夫です、テル様なら絶対に大丈夫です。そう言ってくれた。


窓からのぞく月あかり

長い一日がようやく終わった。


寝床につくと意識を失うように眠りについた。

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