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異世界ディフェンダー  作者: にゃっち
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2話 戦略会議1

とりあえず現状がわからないとどうしようもないので、

「この国の住民分布はどうなってますか?」と聞くと


国富神官モーザ

「平民2180人、避難民2800、商人128、貴族58、騎士団550、魔法騎士団230、ギルド16、

冒険者210、神聖教会67 そのほか1500人と言った所です。

そのほかは従者など特別な職業や奴隷などで、避難民の8割は冒険者の強者が多く、伝説のSS冒険者も3名いるらしいです。」


「この国の食べ物はどうなっていますか?」

と聞くと国富神官モーザが

「1万人の人間が1年食べれる備蓄があり食糧事情は十分

王国の雰囲気は悪いものの体力はあります。」


この国の大きな周辺地図とコマを用意させ、強者、身分や団体ごとに代表数人づつ

すぐここまで来るように呼んでもらうことにした。


そして机の上を全部かたずけさせて

地図を広げて戦略会議を開くことにした。


その間、よくお越しくださいました勇者様と握手をみんなに求められた。


一時間後、全員揃う。

中には盗賊団ジェットバラスのリーダー、バラルレッドや超Z級魔術犯罪者シャルノーン、北の魔女姉妹シレーヌとカイレーヌ

伝説級SS級冒険者3名戦士イシス、戦士アジルドカーナ、聖騎士ファイメットロライセス


以前は殺し合う関係だったものも横目で見るくらいで、

階級の差や犯罪歴などを罵る奴らはもういない。

見た感じ全員血の気が半分くらい引いている顔をしている。


そんな覇気のない感じだけれど机の周りは100人近い人間でごった返していた。


賢者デキンズは長い棒を持って地図を指しながら説明に入った

「ここハルムスト王国は北側から西に向かって流れるに大きなネイメル川とその後ろ大きなゼスリア山、山脈のふもとに発展しており

そこからなだらかなハルムスト盆地を形成、

そこに大きな王都ジェンダが栄えており、王国が繁栄して300年の月日を数えますじゃ。


南にある最終防衛ムーストン砦はその奥、エスト大陸最大の城、カエサル・ニュート城からの波状スタンピードで崩壊

なおもムーストン砦に流れ込んでおり、戦闘態勢を整えております。


ムーストン砦の鉱山に一階層のスタンピード洞窟が2つ

同じくスタンピード用の2階層からなる塔が2つ完成されております。

あと一週間ほどで臨戦態勢になりスタンピードが始まると予想される。」


部屋の中、悲壮感が漂いざわつき始める。


「おしずかに!!」

魔法騎士団団長、シェザナ・ルーが一喝!!


北の魔女姉妹、姉のシレーヌが

ゼスリア山の使役しているドラゴンは全て魔族側についた

手に持っている杖をへし折りながら、すまん、我々の敵になってしまったとつぶやいた。

妹のカイレーヌもうつむいていた。


キッシンジャー将軍「勇者どの!」

「今すぐ南のムーストン砦を奪取してスタンピードを抑えないといけないのではないか?

このままでは魔物の群れに国ごと飲まれますぞ」


少し考えてから


「いや、前回の戦いで勇者がいて砦が落とされているから今回奪取に成功しても

その向こうからスタンピードが連続してぶつかってくるだろう

維持するのに厳しいのではないだろか。

それに魔女姉妹のドラゴンが気になる、この王都が手薄になったとき、

連携して多分山から下りてくる。


そうそうたるメンバーがいるにもかかわらず誰も口をはさんでくる人はいなかった。


キッシンジャー将軍が立ち上がり「的確な判断!勇者テル殿に今後全ての作戦を一任する!!

先ほど勇者殿のステータスを見させていただいた。

ラーストマンたる勇者テルどの!

勇者テル殿が死ねば我々全員も死ぬという神託とお見受けする!


何とぞ、我々ハルムスト王国、人を民を、我々に生き残る道をお導きいただきたい!!!」



全員の視線が自分に向いた。


ふうーと息を吐く。


「情勢は崖っぷちだけど・・・

食料、武力、はかなりある。

これはもしかしたらまだいけるかもしれない。」



全員かたをず飲んだ。

賢者デキンズが「テル様!」


俺は勢いつけて立ち上がる

「まずは、このハルムスト王国を我々で完全防衛する!!

スタンピードを防衛しつつ国力を貯め、それから打ってでます!!!


おおおーーーー!!!!ドカドカドカドカ!!!

全員で机をたたき、足踏みをしている。


ラストチャンスだ!

人類最後の決戦だ、魔族はここぞとばかりに総攻撃を仕掛けてくるだろう

粘れば粘るほど戦闘が一週間続くとか、一か月、永遠に続くとかもあるかもしれない。


苦戦している日があると、それはやがて積み重なりすぐに詰んでしまう。

疲弊もなく、昼夜問わず日常的に戦闘をこなせるくらいの戦略をたてないと、

一週間と待たずに終わるだろう。


それを踏まえた上での戦略と編成をしないといけない


たぶんここが一番の要!

ここで間違うと全てが終わる!


あ~やばい

大丈夫かな~ 

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