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大罪と魔女シリーズ

事故愛と時の魔女

作者: リィズ・ブランディシュカ



 僕という魔女は、生まれてからずっと一人でいきてきたよ。

 なぜって?

 だって、一人で生きてこられたからさ。

 僕は最初から一人で、何でもできたもの。


 でも、後悔している。

 なんでもっと他の者と関わらなかったんだろうって。


 二人で生きている者や、三人で生きている者達は色々な事ができるんだ。

 僕は一人でも生きられるけれど、できるのは生きる事だけ。

 それ以外の事は、からっきしだよ。


 時を戻せるなら、やりなおしたい。


 それともまだ間に合うのかい?

 今からでも遅くないかな。


 なら。

 誰の何を愛せばいいのだろう。

 愛を知っている君達が、僕に教えてほしい。


 言われないと、分からないんだよ。

 愛ってどんなにすごいんだろうね。


 僕はその愛がほしいのに。

 愛のすごい力が欲しいのに。

 手に入れ方が分からないんだよ。


 愛があれば。

 愛さえあれば。

 乗り越えられない過去だって、きっと乗り越えられるかもしれない。

 まだ見ぬ未来へだって、手さぐりでも踏み出せるかもしれない。


 だから、誰の何を愛せばいいのか教えてほしい。

 愛の力を手に入れるためには、一体僕はどこの、どんな、どういった人を愛せばいいんだろう。


 教えてくれさえすれば、きっとそれを愛してみせるからさ。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公、本当に「愛初心者」という感じがしますね。「僕は一人でも生きられるけれど、できるのは生きる事だけ」の部分が何だか刺さりました。
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