あんたのバカあ
掲載日:2021/05/18
『本当にカッコいいよ』
『あなたが大好きだよ』
『でもたまに冷たいよね』
『それに振り向いてくれないし』
『中途半端なら、もう優しくしないでほしいな』
あなたを呼び出した。
あなたは私を好きにさせたのに、振り向いてくれない。
だから、気持ちを伝えてハッキリさせる。
「あのお。ワタシイ。ずっとあなたが好きい」
「えっ?」
「ばかあ。知ってたくせにい」
「あっ、いやっ」
「こっち見てえ」
「う、うん」
「いまあ。抱き締めろう」
「でも」
「ワタシの目を見つめてえ」
「ああ。ちょっと」
「あほう、何でダメえ?」
「特に理由はないけど」
「また告白するからあ。何度でも言うよお」
「はぁ」
「好きい、好きい、好きい、好きい、好きい」
「ちょっと」
「ワタシのこと好きなんだよねえ?」
「好きは好きだけど」
「何でダメなのお」
「普通の好きではないというか」
「そうなのお?好きすぎるんだねえ?」
「えっ?」
「好きすぎるからあ。緊張しちゃうのかあ」
「それは違うかな」
「そういうピュアなところもお。好きい」
「あ、ありがとう。じゃあ、もういいよ」
「えっ、付き合ってくれるのお?」
「うん」
「やったあ」
「好きい、好きい、好きい、好きい、好きい、好きい、好きい、好きい」




