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under 500 Ⅱ

あんたのバカあ

『本当にカッコいいよ』


『あなたが大好きだよ』


『でもたまに冷たいよね』


『それに振り向いてくれないし』


『中途半端なら、もう優しくしないでほしいな』





あなたを呼び出した。


あなたは私を好きにさせたのに、振り向いてくれない。


だから、気持ちを伝えてハッキリさせる。




「あのお。ワタシイ。ずっとあなたが好きい」


「えっ?」


「ばかあ。知ってたくせにい」


「あっ、いやっ」


「こっち見てえ」


「う、うん」


「いまあ。抱き締めろう」


「でも」


「ワタシの目を見つめてえ」


「ああ。ちょっと」


「あほう、何でダメえ?」


「特に理由はないけど」


「また告白するからあ。何度でも言うよお」


「はぁ」


「好きい、好きい、好きい、好きい、好きい」


「ちょっと」


「ワタシのこと好きなんだよねえ?」


「好きは好きだけど」


「何でダメなのお」


「普通の好きではないというか」


「そうなのお?好きすぎるんだねえ?」


「えっ?」


「好きすぎるからあ。緊張しちゃうのかあ」


「それは違うかな」


「そういうピュアなところもお。好きい」


「あ、ありがとう。じゃあ、もういいよ」


「えっ、付き合ってくれるのお?」


「うん」


「やったあ」


「好きい、好きい、好きい、好きい、好きい、好きい、好きい、好きい」

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