コロッケ
コロッケ。あるじゃん。コロッケ。
コロッケ作った人なら分かるかもしれないけど、なんであんなに安いの?
材料費?
芋(その他)を高熱で茹でて、つぶしてこねて形つくって粉まぶして揚げてさぁ。
店によったら50円とかあるわけじゃない?
やっす!
ワシの地元の肉屋のホットサービスのコロッケはさ。
(「の」多すぎ。出直せ!)
30円だったのよ。プレスハムのハムカツは紙みてーだけど30円。
当時のアンパンが80円でつぶつぶオレンジが90円だったからまぁ今より物価は安いには違いないけど。
(昔は自動販売機のジュースは1コインで1コインが返金されたのだ!)
ワシが大人になった頃でもコロッケ50円だったなぁ。
今になってもあれ以上のコロッケはないね。
あの味最高。
しかし嫁が作るコロッケ。
これも大好きなんですよ。
しかしですね、面倒なので作ってくれない。
「コロッケなんて買ったほうが安い」
という論理ですよ。オーマイゴッド。
男というものはたいていピロートークでお願いするものですよね。
「いやぁちょっと今月ピンチになっちゃってさぁ」
「なによぉ。5千円でいい?」
「いい、いい。全然オーケー」
とまぁこんな感じでしょうけど、コロッケに関してはこの技は効きません。世の男性も注意されたし。
「いやぁキミのコロッケが食べたいなぁ」
「はぁ? どのくらい手間かかると思ってんだよ。ふざけんな! それから言っとくけど、さっきのあれはお話にならないからな?」
と、別な方まで叱られてしまう。うーん、怖いね。
「お願いします! 何でもするから」
「あっそ。じゃトイレの黒ずみを磨いてもらおうか。そしたら考えてやる」
とまぁ、トイレ磨きと対価ですよ。あなた。
肉屋のホットサービスのコロッケが50円なら、ワシのトイレ磨きは50円の価値しかないってことよ。
手間がかかるから作ってくれない。
春巻きもそう。
「冷凍食品揚げたほうが早い」
って、それでいいの?
ものづくりに対する情熱が感じられない!
ワシは昔、冷凍食品の工場でコロッケ部門でバイトしてたことがあってさ。
もう冬だってのに常に暑い。暖房いらず。
茹でてマッシュされたポテトが機械から出てくるから熱気がすげーの。
そして昼食は、売り物にならない多少難ありコロッケが社員食堂に並ぶわけ。
社員さんたちは食い飽きてるから全然食べない。
でもワシはコロッケ好き。アクセントのグリンピースが好き。
だから、ハクショ○大魔王がハンバーグ山のようにして食べるみてーにコロッケ食ってた。
何も、キテレ○大百科のコ○助みてーにって言えばいいのにわざわざハクショ○大魔王というところにこだわりが見え隠れ。
しかし、キテレ○大百科でコロッケの作り方的な歌あったけど、あれ見るとますますコロッケ食べたくならない?
やい、ブタゴリラ!
しかし、ドラ○もんのジャイアンはまだ巨人から来てるあだ名だから別段通常に呼んでも当たり障りないけど、ブタゴリラって……。
めちゃキレてもいい仇名じゃない?
ジョジョ4部の主人公が髪のこと言われたときくらいプッツン来てもいいと思うよ? マジで。
「おい、腰抜け! お前の名前をきいとくか!」
「はい。一年のブタゴリラです」
「ゴリラ? オラウータンみてぇにデカいやつか」
「けっ! これからてめーを猩猩! ショジョって呼んでやるぜ!」
「はあ……どうもありがとうございます」
ありがとうじゃねーよ。ブタゴリラ。バカにされとんねん。しかし、心根が良いからこそ仇名で呼ばれても怒らないのかもね。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
「このヘアスタイルがネギボウズみてェーだとォ!」
「え? そんなこと誰言ってないらっしゃい」
いや、こっちの人もそう簡単にキレませんけどね。
だいたいにして、ジョジョ4部の舞台はM県S市です。作者さまの生まれ故郷がモチーフなんですけど、M県の話し方はあんなクセがすごい感じじゃないですからね。あたしゃM県民ですけど。
なにまず、かにまず、福田町でお馴染みのズーズー弁。
「康一くん。あなたなにをやってぇいるの」的な話し方は日本中どこをさがしてもない。
あのM県はファンタジーの世界にあるのかもしれませんね。
──さて。
なんの話だったっけね……。