決着!(第一章【完結】)
いよいよ決着。ルビンス・タイン敗れる。
健もルビルも、相手を出来るだけ、死なすまいと、健の超巨大太陽球は、船体の機関部を狙い、ルビルの、炎大嵐は、炎を少なく、そして風を相手が怯む位にとどめておいた。もうそれで、相手は戦意喪失だ。しかし、今はそれどころでは無い、出来るだけ、殺さなかった相手を救うすべを見つけなければ意味がなくなる。健に壊された、重機動部隊の船団は、次々に、ブラックホールの重力に引っ張られていく。
スザンナ「何してるんだい、今すぐここから脱出しないと、あたしらも死んじまうんだよ」
ルビル「でも、まだたくさん生きている人が居るわ。そのために、出来るだけ命を奪うの嫌だったんだもの・・・」
健「助けよう。スザンナ」
ブラックホールは、そう言っている間に、どんどん近づいてくる。船団も次々に飲み込まれていく。健は(今の俺じゃあ、どうしようもないのか?)と、諦めて逃げようとしたとき。声が聞こえてきた。月の精霊女王月光アルテミスだ。
アルテミス「健。健。まだ、皆を助ける方法があるぞ」
健「本当なのか?どうすればいいんだ?」今まで、アルテミスは心こそ通わせて言うことを聞いてきたが、向こうから直接話しかけてきたのは初めてであった。
アルテミス「健、そなたに、我が本当の力の一部を見せてやる。童にそなたの体を一時的に貸すが良い。」
そうすると、健の目の色が、赤色に変わり、ふわりと宙に浮く。そして、ブラックホールに近づいていき、その月の魔力の超重力で、船団をこちらに引き付け返す。そして、ブラックホールの正面に立った健は。ブラックホールに向けて、何かとてつもない、エネルギーの塊を出そうとしている。
アルテミス「健、童には、二つの魔力の元がある。それは、四大精霊エレメンタルの魔力よりも大きく、その父や、母になるちからじゃ。その一つが、童アルテミス。そして、もう一つが、太陽神の魔力」
そう言うと、健の前に突き出した、両手の手のひらから、健の体が、消えてなくなるかと思うくらいの、黒い炎の玉が、出来始めそして、ブラックホールに、その黒い炎の球が、突っ込んでいく。
アルテミス「健これを、お前なりに言えば、超巨大太陽神黒炎球」
すると、その超巨大太陽神黒炎球は、ブラックホールに近づけば近づくほど、大きくなっていき、ブラックホールを飲み込み、超爆発を起こすかとみんなが思った、が、そのまま、ブラックホールと共に、掻き消えた。
その時に、呆けている、ルビンス・タインのもとに、スザンナは、近づいていき、四大精霊エレメンタルを詠唱を予めしていたのか、取り返すことに成功した。
その瞬間、銀河教団エトリスの戦意は一挙に無くなり、パンプキン盗賊団の大勝利になった。
スザンナは、ルビンスに言った。「一緒においで。あんたも訳があるんだろ。わたしゃ~~人を見る目だけはあるんだ。」
ルビンス「情けは無用だ。殺せ・・・」
スザンナ「知ってるよ。あんたの弟の事。あれから、エレメンタルを捜しに、あの星にもう一度行ったとき、あんたの家族に会ってね。」「あんたに助けられた恩だって、手術台は渡したのさ」「そういう事ならと、受け取ってくれてね。まぁ、盗賊団ってことは内緒だが、風のうわさで、弟さんも元気になったそうだよ。」
ルビンス「く、く、う、う、ううう。うわああああああああ!!!」
ルビンス・タインは、泣いた。子供のように、赤子のように、そして、まるで母に甘えるように、スザンナに抱き着いた。そのスザンナのあまりにも、優しき懐の大きさに。。。
短かったですが、第一章これで、完結したいと思います。
ご視聴、本当にありがとうございました。
続いて、第二章は、もっと設定を細かくして、
突っ込まれないような、作品にしたいと思っております。(;'∀')
皆様、本当にありがとうございました。^^




