邂逅、東京フロンティア(3)
銀翼のキルシュヴァッサー……別名ロリコン小説。
今からもう、十年も昔の話だ。
親が研究者だとほっとかれがちなのがその子供。 俺と姉貴がそうであったように、近所には何人かそんな子供たちがいた。
仮設住宅暮らしが当たり前だったあの頃、まだ街の半分は荒地のままで、俺たちはそこで暮らしていた。 瓦礫の山を駆け巡った幼少時代というと聞こえは悪いが、夕日の中ただっ広い荒野を駆け抜ける瞬間の気持ちよさは筆舌に尽くしがたい。
俺はその頃腕っ節を頼りに周囲の子供を従えるガキ大将で。 姉貴はそんな俺を良く嗜めていた。 乱暴な性格のせいで周囲の子供からは一歩引かれた視線で見られる俺に付き合い、彼女も仲間はずれにされる事は多かった。
そんな俺たちの親友だったのが、その子供たちの中でも特にいじめられっ子体質な海斗だった。 気弱で少し脅すだけでびいびい泣き出すような性格だった海斗はよくからかわれ、それを擁護するのもやはり姉貴だった。
元々俺は海斗が気に入らなかった。 泣いているばかりで自分からは何もしようとしない、典型的な負け犬根性がどうしても好きになれなかった。 だから一時期はこっそり苛めたりもしたものだが、その度に姉貴に叱られていつの間にか俺は苛めるのを辞めていた。
こっちは全然どうでもいいつもりで接しているのに、海斗は俺の後について離れなかった。 どこに行くにも金魚の糞みたいにくっつきまわっては、へらへら笑っていた。
何がいいのか判らなかったが、無視し続ける事も当然出来ず。 怒鳴れば泣き出す海斗と一緒にいる為に、俺は少しずつ気を使うようになった。
子供心に子分が出来たみたいに思え、何となくその存在が誇らしく思えるようになる頃にはいじめっ子から海斗を守るのが俺の役目になっていた。
「かすみちゃんは、ぼくのヒーローだね」
そんな事を本気で言っては目をきらきらさせて笑う海斗の視線がくすぐったかったのを今も覚えている。
でも、親父が――親父がどっかに居なくなって。 桐野の家に居るのが嫌になった俺たちは海斗に何も言わないまま、東京を後にしてしまった。
その後海斗がどうなったのかはわからない。 ただ、それからの長い年月が俺たちの間にある溝を果てしない物にしてしまったのだけは判る。
そんな、過去の思い出。 海斗の記憶はすなわち姉貴の記憶でもある。 その事に触れたくない俺にとって、海斗の存在そのものが既にうっとうしく思えた。
何故なのだろうか。 俺はこんなにも変わってしまったのに、海斗のやつはあの頃のまま。 真っ直ぐできらきらした目で俺を見つめてくる。
そんな彼の姿が心に突き刺さり、どうしようもなく焦る。 何に焦っているのかはわからないが、とにかく焦燥感に焦がされるように俺は他人を拒絶する。
だからそう、答えなんて最初から決まり切っていた。 どんな問いかけにだって俺は頷く事はない。 過去など全て切り捨ててしまえば楽になる。 そう、知っているから。
「お断りします、絶対に」
そこにあったのは、ロボットだった。
「僕は絶対に、乗りません」
話は、数十分程前に遡る。
⇒邂逅、東京フロンティア(3)
「――――香澄ちゃん……ボクの事、覚えてないの?」
心底寂しげな呟きだった。
気づけば人だかりが出来始めた教室の前、俺と海斗は向かい合っていた。 色々と面倒くさい状況になっている。 今すぐにでもここから立ち去りたい。
「あ、そ、そうだよね。 あれからもう十年くらい経つし……。 忘れてても、しょうがないよね。 あっ、でも……あの、」
「悪いけど……覚えてないんだ。 確かに昔この辺に住んでた事はあるけど、その時に?」
「え……あ、うん。 ……そっか。 向こうの生活が長かったもんね。 覚えてるわけ、ないよね」
捨てられた子犬のようだった。 無理に笑って見せ、それから背後で手を組み、首をかしげた。
「ええと、それじゃあ自己紹介から……。 ボクの名前は……」
「すまないけど、急ぐんだ。 後にしてくれないかな」
冷たく言い放ち、背を向ける。 名前なんて今更聞いても意味のない事だし、今後海斗と付き合うつもりのない俺には完全に無駄な時間だった。
人だかりを無視して突き進むと、勝手に周囲が道を作る。 さっさと家に帰って寝たい。 この場所に一分一秒でも長く居たくない。
「待ってください!」
だというのに、背後から呼び止める声。 立ち止まる事もせず無視しようかとも考えたが、その声がどう考えても海斗ではなかった事もあり、思わず小さく舌打ちする。
一瞬で笑顔を作り振り顔だけ返るとそこには今朝職員室を教えてくれた女子生徒が立っていた。 人だかりを抜けて駆け寄ってくると背後から腕を取り、小さく肩を上下させる。
「……何かな?」
「あの……ごめんなさい。 大事な話があるんです。 聞いてくれませんか?」
「悪いけど、帰りを急いでいるんだ。 この街には来たばかりだから、散策したい場所が沢山あってね」
「なら、ご案内します。 一人で歩くよりずっと得る物は多いと思います。 代わりに話を聞いてくれませんか」
「生憎一人が好みでね。 時間をかけてゆっくり歩くとするよ。 それじゃあ」
「あのっ!!」
大きな声だった。 周囲の注目が集まり、余計に逃げづらくなる。 盛大に溜息をつきたいのを我慢して振り返ると、少女は学生証を取り出していた。
「第三共同学園生徒会の権限により、貴方に同行を願います……っ!」
何言ってんだこいつ。 電波か? 生徒会ごときにそんな権力があるわけねーだろボケ。
と、言い返したいのを堪えて周囲を観察すると、どうやら本当にお力があるらしい。 生徒会なら仕方ない、なんて言葉がちらほらと聞こえた。
少女が生徒手帳をポケットに仕舞い込み、周囲の人たちに頭を下げるとまるで息を合わせたかのように人だかりは無くなった。 目を細め、少女を見下ろす。
「この学園では生徒会は教員と同じ権限を持ちます。 一緒に来てもらえますね?」
「…………どうやらそのようですね」
深く溜息をつき、同時に笑顔を浮かべる。 少女はほっとしたのか、気の緩んだような笑顔を見せ――次の瞬間俺はその手を払いのけていた。
何が起きたのか理解出来ないと言った表情で俺を見つめる少女。 そしてその後方の海斗。 眼鏡を外し、少女のネクタイを掴み上げる。
「てめえがどこのどいつか何て事は知ったこっちゃねえんだよ。 お願いの仕方にはそれ相応の態度ってモンがあるだろうが。 俺に命令してんじゃねえよ、クソアマ」
ぽかーん。 といった表情で固まっている少女。 ネクタイを放し、ずれたそれを丁寧に直し、眼鏡を掛けなおす。
「そういう事なので、ここで失礼するよ。 それじゃあ」
少女の頭をぐりぐり撫で回し、背を向ける。 今度は追いかけてくる気配はなかったし、叫び声も聞こえなかった。
全く面倒な事に巻き込まれるところだった。 実に最悪だ。 何であんな小娘に俺が命令されなきゃならねーんだよ。 意味わからん。
ぶつぶつと小さな声で愚痴を零しながらエレベータに乗り込み一階のボタンを押す。 やがて動き出したエレベータの中、静かに息をついた。
「やれやれ……」
そうして顔を上げて、ようやく異変に気づいた。
ここは十二階。 そして乗り込んで俺は一階のボタンを押した。 しかしエレベーターは何故か真逆の方向……上に進んでいた。
「は?」
ぐんぐん上へと上っていくエレベーター。 確かに俺は一階のボタンを押したはずだ。 何度もボタンを操作してみるが、一向に上るのをやめる気配がない。
「おい、どうなってんだ!?」
思わずエレベーターの操作パネルを叩きそうになる。 しかしやがて目的地らしい場所――最上階である二十階で扉は開き、その向こうに居た人物に俺は思わず脱力した。
「はあ…………。 なんなんだよ、お前」
「第三共同学園生徒会所属、冬風響です。 貴方がそういう態度を取るのであれば、こちらだって手段は選びませんよ」
俺を帰宅させないつもりか……。 こうなれば階段でも何でも使って帰ってやりたいところだが、どうせこいつのことだ、何か勝算があるのだろう。
気に入らない。 ああ、気に入らない。 一発殴って脅せばいう事を聞くだろうか、なんて物騒な事を考えていると冬風の後方に立っていた海斗が顔を覗かせる。
「あの、香澄ちゃん……。 話だけでも聞いてくれないかな? とっても大事な話だし、聞かないと困るのは香澄ちゃんの方なんだよ」
「聞けば解放してくれるんだな?」
「う、うん。 解放っていうか……香澄ちゃんなら自分から残るって言うと思うけど」
「何か言ったか?」
「な、なんでもないよっ! じゃあ行こう。 こっちだよ」
冬風がなにやらこちらをにらんでいたのが気になるが、まあいいだろう。 話を聞けば二度と関わらずに済むのならば安いものだ。
最上階の中央区、四つのビルの間にある部屋が生徒会室になっていた。 天空に浮かぶような景色が広がるその部屋の中、待っていたのは担任教師の日比野だった。
「やあやあ、ご苦労様。 迷わず来られたかい? 桐野君」
「……ええ、まあ。 それで、何か僕に御用ですか?」
「うん。 とりあえず君には生徒会に所属してもらう事になるから、そのつもりでよろしくね。 部活動には入れないから、残念だけど諦めてほしい」
「はっ?」
行き成り今朝が初対面の担任教師が何か言っている。
聞き間違えではないかと思い、腕を組みながら眉間を押さえる。 肩を竦めながら聞き返して見ると、同じ返答が返って来た。
「君にはこの学園の生徒の中では最高の権力を持つ生徒会役員になってもらいたいんだよ」
「……理由をお聞かせ願っても宜しいですか?」
「ロボットに乗ってもらうためだね」
「はっ?」
本日二度目の「はっ?」だった。
訳がわからないままポカンとする俺の前に立ち、日比野はなにやら書類の束を俺に手渡した。 そこには『生徒会役員のお仕事』とプリントされた表紙の下、なにやらずらりと文字が並んでいた。
「一応それに目を通してもらって、それからこっちの書類にサインを……」
「ちょ、ちょっと! 何の話ですか、これは!? 生徒会だのロボットだの、答えになっていませんよ!」
「うん。 だから、うちの生徒会はロボットに乗って悪と戦う組織なんだよ」
「はあっ!?」
こいつ頭大丈夫か?
振り返り二人に視線を向けると、二人とも表情が本気だった。 冷や汗がだらだら零れてくる。 余りにも突拍子のない話だ。
ロボットに乗る? そんなの二言返事でハイって言うやつは人格破綻者に違いない。 俺は違う、普通だ。 マトモなんだ。 何だこいつら、マニアなのか? それとも電波なのか? どっちなんだ!?
「馬鹿馬鹿しいですよ、冗談じゃない! 僕は帰りますよ!」
「待って香澄ちゃん! 真面目な話なんだってば!」
「真面目? どこがだ? さっきの会話の中に真面目な部分があるなら説明してほしいね」
「日比野先生、彼には実物を見てもらったほうが早いのでは?」
冬風が何か言っていた。 おいおい、冗談じゃない。 これ以上俺を何処に連れて行くっていうんだ。
日比野は『それもそうだね』とか言って生徒会室を出て行く。 逃げ出したいが、二人が後ろについてきている。 なんだこの状況は。 一体何なんだ。
エレベーターに再び詰め込まれ、今度は地下へ。 表記上は存在しないそのフロアに停止すると、扉の向こう側には異様な光景が広がっていた。
そこは巨大な空間だった。 無数のコンテナが放置された鉄の壁むき出しの倉庫。 その一番奥で目を逸らそうとしてもどうしても見えてしまう巨大な結晶の存在。 それは、結晶塔と同じく光を吸い込んでは無差別に吐き出しているように見えた。
「ここが僕たちの秘密基地だね。 で、あの結晶がロボット」
再び結晶に目をやる。 それは確かに大きかったが、どう見てもただの岩石だ。 ロボットには見えない。 それでも日比野は振り返り、満面の笑みで言う。
「そんなわけで、桐野君。 やってくれるね?」
「お断りします、絶対に」
即答した。
それが、俺の波乱万丈な学校生活の一日目だった。
「お兄ちゃん! 何で勝手に帰っちゃうの!? ありす、校門の前で待ってたのにーっ!!」
自室でベッドの上に転がっていると喧しい妹が飛び込んできて叫んだ。
あれから俺はさっさと格納庫のような場所を飛び出し、家に真っ直ぐ帰って来た。 ありすがいたかどうかわからなかったのは恐らく裏門から出たからだろう。
とにかく今日は疲れていたし、できるだけ誰にも会いたくなかった。 だからこそ部屋に篭っているのにありすはそういう空気を読む気はないらしい。
「悪かったよありす。 明日は一緒に帰ろうな」
「……わかったならいいけど。 お兄ちゃんどうかしたの? 元気ないよ」
「ああ……。 新しい生活に少し疲れたのかも知れないね。 今日は学校初日だったし」
「そっかー……。 そうだよね。 そうだお兄ちゃん、肩揉んであげるよ! こう見えても得意なんだから!」
ベッドの上に膝をつき、同じくベッドにかけた俺の肩を揉み始める。 それが中々心地よくて思わず溜息が漏れてしまった。
何だかわけのわからない状況に巻き込まれそうになっていた気がする。 あのまま俺が頷いていたらどうなっていたのだろう。 いや、IFなど意味のない話だ。 そんな事を仮定するくらいなら寝て居た方がまだ有意義か。
帰り際俺をにらんでいた真面目そうな冬風と寂しそうな海斗の視線が脳裏を過ぎり、何となく落ち着かない気分になる。 明日も学校に行けばあいつらと顔をあわせるような気がしてならなかった。
「お兄ちゃん、意外と背中広いね」
「意外というのはどういうことかな」
「んー、細いから結構ひょろひょろしてるのかと思ったら、なんか意外とむきむきっていうか……。 なんかスポーツでもやってたの?」
「剣道柔道空手……格闘技は結構好きかな。 昔は柔道にも通ってたよ」
ありすの握力は大したことがない上に手が小さい。 それほど強い刺激は期待できないものの、慣れているのか気持ちの良いポイントをしっかりほぐしてくれるせいか思いのほか気持ちよかった。
ぐりぐりと指圧を繰り返すありすに身を委ね、目を閉じる。 これならありすを部屋に上げてやっても良いのではないかと思う。
「はあ……。 ありすはいい子だなあ」
今この瞬間だけは本音である。 ありすは「そうでしょ、そうでしょ」なんて嬉しそうに笑っていた。
「困った事があったら何でもありすに相談してよね。 お兄ちゃんはこの街じゃ新入りなんだから」
「お手柔らかにお願いしますよ、先輩」
昨日までは最悪だと思っていたが、どうやら学校よりはマシらしい。 人間ならば当然だが、向けられるのは悪意より好意のほうが楽だ。
そうした意味では無条件に懐いてくれているありすは傍に置いておくにも楽なのかも知れない。 肩揉み上手いし……。
そんな事をぼんやりと考えているとありすはベッドの上に寝転がり、掛け布団を被って足をばたつかせる。
「ねえねえ、お兄ちゃんってここに来る前は何してたの?」
「……ここに来る前か。 いや、ありす……パンツ見えるぞ」
「……お兄ちゃんが見なければ問題ないと思うなあ、ありすは」
そうですかー。 俺が悪いんですかー。
まあ、子供のパンツを見ても仕方が無い。 溜息を漏らすと同時に視線を逸らし、窓の向こうを眺める。
「別にここと何も変わらないさ。 電車に乗って学校に通って……。 夜になるとバイトしてた。 そんな毎日の繰り返しだよ」
「バイト? なんで?」
「生活費くらいは自分で稼ぎたかったんだよ。 殆ど休みなく毎日働いていたお陰でそれなりにお金は入ってたいたからね」
「ふーん……そっかあ。 いいなあ、ありすもバイトしてみたい」
「ありすはまだ子供だからそんな事はしなくてもいいと思うな。 でもまあ、確かにありすなら何やってもうまくいきそうだけど」
「でしょでしょ? でもお兄ちゃんもそうじゃない? なんかなんでも出来ちゃいそーなイメージ」
「ははは。 買いかぶりすぎじゃないか」
昔は色々大変だった。 でも、姉貴と二人で生活するのはそれほど苦に思わなかった。
二人ともバイト漬けでろくに遊ぶ余裕も無かったけど、自分たちで生きてるって気がして清清しかったのを覚えてる。 高校を出たら働いて、姉貴に楽をさせてやりたいと思っていた。
夕焼けの光を眺めているとろくでもないことばかり思い返す。 姉貴が居なくなってしまった日の事。 それから毎日呆然として死んだように生きた事。
「何にも出来るわけじゃないさ。 一人ではね……。 人間、そういうものだ」
「…………そっか。 でもね、お兄ちゃん。 今のお兄ちゃんにはありすやママがいるんだから、もう大丈夫だよ」
振り返るとありすは慰めるような優しい眼差しで俺を見つめていた。 同情されているのだとしたら不愉快だが、ありすはきっと本音で言っているのだろう。
子供というやつは困る。 いつも本気だからだ。 嘘を付く事も、誤魔化す事もしない。 深く息をつき、それから目を瞑った。
「そうかも知れないな」
背後からしがみ付くありすの髪を撫でている間は嫌な事を忘れられるような気がした。
誰かに触れ合いたいのだろうか、俺は。 それとも……全て忘れて切り捨てたいのだろうか。
夕焼けの時間は少しだけ自分が判らなくなる。 だから俺は目を閉じ、考えるのを辞めた。
〜キルシュヴァッサー劇場〜
「ん……? ありすの奴、コタツで寝てるな。 これは……ありすの日記か?」
6月×日 晴
お兄ちゃんは料理上手。 お兄ちゃんはお母さんが作ったからあげは食べなかった。 思っていたよりずっといいお兄ちゃんっぽかった。
「…………あれ、やっぱ綾乃さんが作ったのか……」
6月○日 晴
今日からお兄ちゃんは学校なので、朝起こしてあげようとしたらうっかり廊下で寝てしまった。 帰りもお兄ちゃんを迎えに行ったらスルーして家にいた。 肩揉んだら喜んだ。 あと、さっき部屋に入った時空いてないダンボールを踏んでしまった。 なんかバキって音がしたけど、大丈夫だろう。
「…………あの野郎」
部屋に戻り、ダンボールを開けると俺のペルソナ4のソフトケースが割れていた……。
〜完〜