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短編小説集

これが俺の完成度

作者: 翠泉

 俺の名前は蓮池遼(はすいけりょう)

 ただの高校二年生だ。

 まぁ周りと比べると少し頭が悪いだけで他には突出したものはない。

 強いて言うなら徒然草の冒頭を言えるぐらいかな!

 

 「おい遼!話聞いてんのか?」

 「ごめん聞いてなかったわ」

 この口の悪い男は豊島真一(とよしましんいち)

 小学校からの長い付き合いでよく知っている。

 キツイ物言いだが結構優しかったりする。

 勉強は俺と変わらない位だ。よく争っている。

 顔もいいしサッカー部に入っている。

 俺?俺は電子情報部だ。

 何をする部活かって?俺が知るかよ!

 

 「いくら遼に非があっても言葉遣いには気をつけなよ」

と言って真一をなだめているのは水上空(みなかみそら)

 お人好しで社会のルールに人一倍うるさい。

 俺がここでペットボトルをポイ捨てしたとしよう。

 今から一時間は説教が続くであろう……



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



 付き合いたい……

 もてない男子高校生の最大の悩みである。

 「どうやったら、俺に恋人ができると思う?」

 本当に切実なんですよ!

 「そりゃ、お前の場合は整形だろ」

 「ちょっと待て!俺の顔はそこまでひどいか!」

 真一は相変わらず辛辣だ。この時点で心が折れそう……


 「そんなことはないよ。整形まではしなくても大丈夫だよ!」

 空は俺を庇ってくれるのか……ありがとう!

 「単体だと見るに耐えないけど、飾れば何とかなるよ!」

 もうライフは0よ……

 「ならばやってみるか」

と真一は笑みを浮かべた。


 「先ずはこのニット帽を被りたまえ」

 真一が学校のカバンから取り出した。

 あいつこんなの使ってたっけ?

 しかも何でこんなに上から目線なんだ。

 まぁ真一は彼女がいるからこれに関しては反論はできないが……

 「被ったけど……どうだ?」

 これだけでどうにかなるものではないだろうに……

 「割と似合ってるぞ」

 「いい感じだよ」

 二人は褒めてくれた。

 鏡を見てみるとあれ変わったかな?マシに見えるよ……

 

 「じゃあ次はこのサングラスだ」

 またも真一はサングラスを学校のカバンから取り出した。

 何でこんなもの持ってんの……

 「かけてみたけど?」

 これ変わってるか?あまり実感が……

 「いかしてるぞ」

 「格好いいよ」

 これも二人の評価は高い。

 俺もしかして今イケてる?


 「じゃあ僕からはマスクをあげるよ」

 空が取り出したのは市販で売られているいたって普通のマスクだった。

 小顔効果があるとか何とか言うやつだな。

 これも付けてみた。

 「お前最っ高だぜ」

 真一に凄く笑われている。

 空は一体どんなリアクションを……

 「……」

 俯いて震えている。

 コイツも笑ってやがるな!

 「お前ら一体何なんだよ!」

 本当に腹が立ってきたぞ……


 「それはな遼、お前は顔を隠せば隠すほどマシになってるぜ」

 「ぶちのめすぞ……」

 さぁ今から死合の時間だ。

 「落ち着いて遼。本題に戻ろうよ」

 確かにそうだがお前にも非があると思うぞ……


 「俺はいくら何と言われようが絶対に彼女をつくるぞ」

 高校生の間の目標と言ってもいい。

 「そうだよ遼。女の子なんてこの世に星の数ほどいるんだし」

 空の言う通りだ。いくらでもいるよな!

 「でもさ〜星には手が届かないよな」

 「「あっ」」

 その理論だと俺には一生恋人ができないな……



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



 「何で俺達って勉強してんのかな〜?」

 将来あんまり役にたたなくない?

 「使える事は少ないけど役にはたつんじゃないかな?」

というのは空の意見。

 「特に英語とかいらない……」

 英語は本当に苦手なんだよな……

 「そんなこと言うなよ。今では会社で渡される書類が全部英語なんてことも有り得るぞ」

 マジで?そんな事になったらもう働けない。

 先ず雇ってくれる所がなくなるな……

 「遼は国語得意だろ。それなら英語も大したことないんじゃないか?」

 真一が言ったこの発言よく言われるけども……

 「だって英語って漢字や平仮名が使われてないじゃん」

 二人は唖然としている。

 おかしなこと言ったかな?

 「お前馬鹿じゃねぇのか?当たり前だろうが!」

 真一が声を荒げてそう言った。

 そういわれましても無理だよね……だって日本語じゃないもん……

読んでいただきありがとうございます!

オチを上手く出来ず申し訳ないです……

気晴らしに書きなぐったものなので文章は滅茶苦茶ですが楽しんで頂けたなら幸いです!

また機会があれば書こうと思っています。

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