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弱者は誰かを呪いながら死に絶える  作者: 海原 川崎
幸せを願う人々の結末
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続いていく日々

-ニュースの一言-

今日も一日晴れ模様でしょう。


 日光が照りつけ蝉は空で異性を求めて五月蠅く泣きわめいている。いつもの様に部屋にいた私は白のフリをして彼女と二人で話をしていた。

 「…涼しいですね。」

 「えぇ、涼しいわ。」蝉の声に苛立ちを感じながらクーラーの効いた部屋に私達はいた。

 冷房の効いた部屋の中は快適であるが、扉を開けた時の襲いかかってくる熱を考えると少し憂鬱になる。

 「お嬢様。食事は何がよろしいでしょうか?」私が聞くと彼女はゆっくりと答える。

 「なんでもいいわ。でも私も手伝うから作りやすいのにしましょうよ。」

 「お嬢様が手伝ってくれるなんて珍しい。」私が皮肉を言うと彼女は頬を膨らましながら反論をしてきた。

 「珍しいなんて失礼しちゃいますわ。時々手伝っているじゃあありませんか!」

 「ふふ、そうですね。では夏ですし冷やし中華でも作りましょうか?」

 「冷やし中華ってこの家に合っていないですわ。」

 「じゃあ止めます?」

 「でも食べる。それが私ですわ。」何故か分からないが無い胸を張りながら自信満々で答える。

 「ふふ、そうですか。では買い物にでも行きましょうか?」私と彼女はエアコンの電源を切ってから出かける支度を始めた。



 巻き戻った時間が動き始めてから数日、例の岩が出現した日になっても駅の前に巨大な岩は発生せずに世界の時間は進む。

 力に目覚める人間は発生しない代わりに、遠藤徹の母は人を殺して逮捕、徹は父と共にこの街から出て行った。

 大塚由紀夫は両親が自殺しなかった代わりに、遠藤徹を虐めていたことが町中に知られ不登校に。間もなく町から家族ごと姿を消した。

 岬 有紀は安西千穂と仲良くなるがある日を堺に不登校になり再婚相手の父親を刺し殺して自殺をしてしまう。

 安西千穂は意識を失う事無く学生生活を謳歌したのち地元を出て行った。 

これでこの作品はおしまいです。

感想等いただけるととても嬉しいです。

ありがとうございました。

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